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次のエピソードは琴子の描いた夢のお話し。

 

琴子が入江くんに自分の夢を語るシーンがあります。

入江くんがお医者さんなら自分は看護婦さん。(※これが出版された当時は看護師ではなく看護婦さんだったのです)

入江くんがプロゴルファーなら私はキャディさん。

この夢の欠点は入江くん次第なところ。入江くんに合わせて夢が変化していく。と琴子も語っています。

 

入江くん自身は、こういった琴子が言ったひとことがきっかけで医者になる決意をしたのですが、このシーンは、琴子の太陽と海王星をみるとわかります。

琴子の太陽は天秤6度男の理想が多くの結晶に変わる これは願いが形になるというサビアンシンボルで、

海王星は射手4度歩くことを学んでいる小さな子供

これは人を助けることで自分も学んでいくサビアンシンボルです。

この2つの天体のアスペクトは60度セクスタイルです。

セクスタイルと言えば協力するアスペクトですね。

琴子の夢は入江くんのフォローなわけです。太陽は琴子にとって入江くんなので、その太陽にいつもよりそっていたいのですね。そんな夢を描くのが海王星なのです。

まさしくこの太陽さながら、琴子の描いた夢が実現していくストーリーであります。

 

そして、琴子自身を表す天体の中に金星もありますが、獅子22度の伝書鳩ってサビアンシンボルです。メッセンジャー度数ですね。

琴子の言葉にはいつもみんな影響うけていくんです。そんな影響力ある金星だったりするのですが、ここでまた小惑星ジュノーに触れたいです。

 

琴子のジュノーは2度の割れたビンとこぼれた香水というサビアンシンボルです。

ジュノーは権利の主張を表すとも言われていますが、このジュノーがわりときいているのです。

いくつかエピソードがあるのですが、入江くんが社長令嬢とお見合いするシーンがあるのですが、琴子が一生懸命入江くんの話を取引先の社長にきかせることで入江くんのことが気になって見合いに発展したというのがあります。琴子の話にはなんかこの香水の残り香のようなものがあるのです。

他にも病院のシーンで、入江くんの弟の裕樹が入院したときのエピソード。

入院先で知り合ったノンちゃんの病気をみて、琴子がさらっと「入江くんて天才だからなんでもできちゃいそう♪お医者さんになって病気ぺろっと治しちゃうとか」

この発言がきっかけになって入江くんはお医者さんを目指すことになるのですが、少し前の太陽海王星の話でもいいましたね。それくらい琴子の言葉には人に影響するものがあるわけです。

他にも、入江くんが父親の会社の手伝いに入ったときにおもちゃを開発するのですが、そのきっかけも琴子の発言なんですね。琴子が熱く主張する言葉がきっかけとなる。

 

このジュノーって実はデクリネーション(赤緯占星術)というので見ると、水星とジュノーがパラレルになっています。パラレルって圧力のようなものみたいですが、簡単に言うとアスペクトでいうコンジャンクションに似た感じです。

あとでデクリネーションについてはまた触れますが、アスペクトで出てなくても、デクリネーションで見るとわかることってあるんですよね。要チェックです!

 

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