おみくじ 意味【第36番・日枝神社】いづくより雪は降るらんあまの原雲より上に見ゆる富士のね | 編集者福田清峰の八ヶ岳南麓田舎暮らし 天使のように大胆に悪魔のように繊細に 八美里ファームと実践出版塾と

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今月も、引いたおみくじに記(しる)された行くべき道を真摯に受け入れたいと思います。

 

 

改めてこの1年を無事にすごせることを前祝いしたいと思います。「何事もない日常」と「この先の成功」の願いを込めて足を踏み入れ、「神拝詞(となえことば・しんぱいし)」に願いを託します。

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祓え給い

 清め給え

神ながら

 守り給い

  幸え給え

 

はらえたまい

 きよめたまえ

かむながら

 まもりたまい

  さきわえたまえ

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参拝した神社:日枝神社(東京・赤坂・溜池山王・永田町)
番号:第三十六番(第36番)
運勢:吉

 

今回もおみくじに書かれている言葉に感動しました。

 

 

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いづくより

 雪は降るらん

   あまの原

雲より上に

見ゆる富士のね

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この言葉の意味を理解するための解釈ポイントです。

「いづく」いづこ、どこから

「あまの原」大空

 

この言葉の意味はこんな感じでしょうか。

 

どこからともなく、あなたがいる所に空から雪が舞い落ちてくる。

それと同じように、雲よりも上に顔を出しいている富士山にも雪が降っている(積もっている)。

つまり、少々才能や力があったとしても(一歩抜きん出いている存在。雲から顔を出す富士山)、その上には、もっとどうにもすることができないもの(天空)が存在しているということ。

だから、得意げになるのではなく、謙虚に真摯に人に接し歩いていかなくてはいけません。

そうすれば、きっとはれで波風のない日々になります。

 

 

 

この言葉を、このおみくじでは、具体的にこんなふうに解釈して、自分の人生をしっかり生きていきなさいと教えてくれています。

 

 

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自分の才能を誇り他を見くだしてはならぬ、

謙譲・協力・温和の態度を忘れては自然に人に背かれる。

人の背徳をせめる時は自分も人に背くことになり易い

人を許し自戒が必要。

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この言葉の意味はこんな感じでしょうか。

 

あなたが他の人よりも少しだけ持ち備えた才能を、

他人にひけらかしたり、そのことで他人を見下したりしてはいけません。

少しばかりの才能を持つあなたに必要なことは、
へりくだりゆずること、控えめでいること、他社と協力する気持ちを持つこと、誰に対しても落ち着き、やさしく穏やかに接することです。

このことを忘れれば、あなたは人に反抗されたり反対されたりしてしまいます。

他者が道徳に背く行為をしたとしても、決して責めてはいけません。

責めれば、あなたも他者に背いてしまうかもしれません。

まずは他者を許すこと。

そして、人のふり見て我が振り直すことです。

おごり高ぶらないで行きていけば、周囲からの協力も得られ、何事も成功します。

そのために、日々精進して生きなさい。

 

 

この教えが、下記にあるすべての言葉と重なるから、おみくじの運とは摩訶不思議なもの。

 

 

願望:協力を受けなさい。解決する。

交際:寛大に旧交を温めなさい

縁談:友の助言を入れよ、一人よがりは失敗の素

産児:女児安産で予定通り

事業:生産に従えば可、助言を入れなさい

試験:合格する。先輩の考えを聞きなさい。

病気:夏は軽い。冬は稍(少し)長引く

転居:時を待てば、良い家あり、探すこと

 

36番のおみくじの教えからすると、すべてにおいて、独り相撲を取るなということ。

とにかく、友や知人、先輩、上司、同僚、家族、恋人、誰でもいいから、いろいろ相談して、そのもらった助言を含めて考えて物事を動かしていくようにすれば、うまくいくということ。

なにはともあれ、一人で決めないこと。

人の意見を聞くことです。

そして、すべてを信じて、駒を前に進めることです。

 

 

 

日枝神社の境内に狛犬ではなく「猿」が置かれています。

 猿は御祭神の「大山咋神(おおやまくいのかみ)」の使いとされていて、神様の使いの猿「神猿(まさる)」と呼ばれ、敬われています。

「まさる」という音から「勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」とも考えられ、勝運の神や魔除けの神として、願をかけて触っていく人も多いとか。

また、音読みの「えん」という音から、猿が「縁(えん)」を運んできてくれると考え、商売繁盛や縁結びの祈願を受けに来る人が絶えないとか。

 

 

 

本殿向かって左には子どもを抱いた母親の神猿像(まさるぞう)が、右には父親の神猿像が安置されています。
猿は群れを大切にし、子宝に恵まれ安産であることから、「家内安全」や「子授け」「安産」を願い母猿を、「マサル」の語呂から「商売繁昌」「社運隆昌」「厄難消除」を願って父猿を撫でていくのだとか。

 

 

 

日枝神社の末社、向かって右側にあるのは、道開きの大神とも言われ、物事をいい方向へ導く「猿田彦神」を祭る「猿田彦神社」。
学業や仕事などの開運のほか、何かをスタートする際にご利益があるとされているので、年始、新生活のスタート、事業やプロジェクトのはじまりに訪れるのがおすすめ。
また、「八坂神社」が一緒に祭られています。
 

 

 

向かって左側に立つのが「山王稲荷神社」。
日枝神社が現在の場所に移される以前からこの地に鎮座していたといわれている「地主神」。
地震や戦火などを免れて現在まで残った千代田区内唯一の江戸時代初期の木造建築で、本殿は千代田区の文化財にも指定されています。
「山王稲荷神社」では、キツネの置物のほか鳥居を模した絵馬を奉納することもできるので、願い事を記して祈願するのがおすすめ。

 

 

 

 

 

 

 

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