大川美術館 - 日本画その2
昨日の、その1では、
上村松園、川合玉堂、小林古径、堂本印象、冨田渓仙、速水御舟、
安田靫彦 を、
今日は、
伊東深水、岩橋英遠、小倉遊亀、小野竹喬、杉山寧、東山魁夷、
前田青邨、森田曠平
をアップしました。
松本コレクションの日本画は富士山の作品が多いですが、全般に、
収集すること自体には肩に力を入れすぎたりしていない、観ていて
ほっとする・安堵感の高い作品のコレクションになっているように思
います。
ところで、先月、数年ぶりの久々に大川美術館に訪問するまで知
らなかったのですが、館長の大川栄二氏は、昨年の12月に亡くな
られたのですね。
ご冥福をお祈りします。
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テート・ギャラリーからの情報
テートの情報は、Webギャラリーとしてもサイト内容が充実して
いるので、PC上でも作品を楽しめますよ。
■グレン・ブラウン展 ( 2009.2.20 - 5.10 )
at テート・リバプール
http://www.tate.org.uk/liverpool/exhibitions/glennbrown/default.shtm
1966年生まれの作家。平野遼を思わせる作風です。
■ベン・ニコルソン展 ( 2009.1.24 - 5.4 )
at テート・セント・イヴス
http://www.tate.org.uk/stives/exhibitions/bennicholson/default.shtm
徐々に日本でもファンが増えているようですね。
■ヴァン・ダイク展 ( 2009.2.18 - 5.17 )
at テート・ブリテン
http://www.tate.org.uk/britain/exhibitions/vandyck/default.shtm
■ロドチェンコとポポヴァ展 ( 2009.2.12 - 5.17 )
at テート・モダン
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/rodchenkopopova/default.shtm
ロシアのアバンギャルド・アーティストの 1917-29年の作品展
Rodchenko & Popova: Defining Constructivism
うむむ、知らない。。^^;
■ロニ・ホーン展 ( 2009.2.25 - 5.25 )
at テート・モダン
http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/ronihorn/default.shtm
■UBS Openings: The Long Weekend 2009
http://www.tate.org.uk/modern/thelongweekend2009/thelongweekend2009.htm
そして、5/22-25 の期間、テート・モダンにてフェスティバルが
開催されるそうです。銀行が休みの3日間だとのこと。
コンサートもあるようで、どんなお祭りでしょうね。
どなたか、行ったことがある方、おられませんか?
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大川美術館の日本画-その1 をアップ
大川美術館といえば、松本竣介や野田英夫等の近代日本洋画の所蔵
が多い美術館ですが、パイオニア創業者の松本望・千代夫妻が収集し
た「松本コレクション」の寄贈を受けて、日本画や西洋画のコレクション
も豊富になっています。
ダイエー系の経営者であった大川栄二氏と、パイオニアの松本望氏と
を結びつけていたのは絵画趣味かと思いきや、それも間違いでは無い
でしょうが、実は二人は親戚なのです。松本氏の父親の妹が、大川氏
の母親なのだそうです。
パイオニアさんといえば、今、大変な時期ですね。
一時は時価総額もすごかったのですが、企業の浮き沈みは常として
も、厳しいことです。
メトロポリタン美術館の企画展年間スケジュール
ニューヨークのメトロポリタン美術館は、「内容が変更されること
があります」とのただし書きあるものの、年初にその1年間の企
画展スケジュールが提示されるので良いです。
SCHEDULE OF EXHIBITIONS JANUARY - DECEMBER 2009
http://www.metmuseum.org/press_room/full_release.asp?prid={5897AAF5-EC5A-4B1D-B0FF-A4E68CCCDAED}
「サムライの芸術」
平安後期から江戸時代の日本の武器と鎧 (1156-1868年頃)
メトロポリタン美術館所蔵品から初の展示
2009.10.20 - 2010.1.10
なんていうのも開催されるそうです。
ココ・シャネルとローランサン
久々に 「絵にまつわる本」 を追記しました。
ローランサン 『 マドモワゼル・シャネルの肖像 』 1923
オランジュリー美術館蔵
> 画像をクリックすると大きな画像が出ます。
モード界の時の人、ガブリエル・シャネルにしては物憂げな表
情で、案の定、本人は気に入らず、受け取りを拒否してしまっ
た作品です。
その理由が何であったかの資料は残っておらず、パリ・オラン
ジュリー美術館展の図録には、ローランサンが「田舎者のシャ
ネルに折れてやろうとは思わなかった」という言葉が残されて
いる、との記事があります。
しかし、それだけでは無いでしょう。
もっと内面を知って、感じての表現だったのだろうと思います。
その背景を知るに、この中にはローランサンは出てきません
が、シャネルの生涯が知れる良い文庫本です。
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国立西洋美術館のパーマリンク設定
Webの各ページのURLが変更されてしまうと、それまでに
リンク設定やブックマークされていたりすると、それが無意味
になってしまいます。
それを回避するために、二度と対象記事ページのURLを変
えませんよ、というのが「パーマリンク」。
SEOの一つでもあるでしょう。
美術館のHPでは、先日、MoMAにて設定されていることを
お伝えしましたが、国立西洋美術館でも、今年の3月3日に
設定されていたのですね。
http://www.nmwa.go.jp/jp/information/whats-new.html#symposium0907
これは、リンクを許可するという意味を含みますから、広がり
を期待したいです。
忘れてました! オルセー・ニュース・ツールのありか
ニュースキットの紹介だけで、その場所を記載してませんでした。
News from the Musée d'Orsay on your site
http://www.musee-orsay.fr/en/tools/my-selection/news-from-the-musee-dorsay-on-your-site.html
フォーマットと色を選んで、表示されるタグをコピーし、それを
使うだけです。
英語版だけでは何なので、フランス語版もチェックしてみると、、
L'actualité du musée d'Orsay sur votre site
http://www.musee-orsay.fr/fr/outils-transversaux/espace-personnel/lactualite-du-musee-dorsay-sur-votre-site.html?S=0
あれあれ? 内容が違います。
英語版は更新が遅いか、漏れてるかもしれません。
本当は日本語版が嬉しいのですが、やはり、ニュースといった
ツールにおいては、そのサイトの母国語版を使うべきかもしれ
ません。
しかし、こういった公式なガジェットの提供が増えていくと、個々
のサイトをどんどんリッチにしていくことができますね。
これは、さらにHPめぐりの楽しみが増えました。^^
オルセー美術館のニュース・ツール
オルセーから、こんなニュース・ツールが提供されていました。
RSSの一種で、ページにタグを貼り付けておくと、開くたびに
最新情報が表示されるという代物です。
Coming soon! というのをクリックすると、オルセーの、そのサイトへ
飛びます。飛んだ先が静的なページなので、ちょっと、物足りなさ感
はありますが、今後、応用がなされていく可能性はあります。
残念ながら、アメブロでは iframeタグが利用できないので、ココに
は設定できません。
うちのサイトのオルセーのページに、実際にタグを貼ったので、見て
いただけますよ。
→ http://www2u.biglobe.ne.jp/~fisheye/world/cnt/fr/orsay.html
日本藝術院会館の日本洋画をアップ
日本画に比べると洋画の方は点数が少ないです。
ココで挙げたもの以外は、日本藝術院のHPに行くと
ほぼ全点、画像付きで所蔵リストが掲載されており
ますので、ご鑑賞ください。
美術館発信の情報
MoMA「手中のコンパス」
Compass in Hand:
Selections from The Judith Rothschild Foundation Contemporary Drawings Collection
ジュディッシュ・ロスチャイルド財団所蔵 現代素描コレクション
http://sdm3.rm04.net/servlet/MailView?ms=MjQ5OTE4OQS2&r=MTYyMzk3NDAxNzgS1&j=NzEyNjM0NjcS1&mt=1&rt=0
美術館: MoMA
期間: 2009.4/22 - 7/27
仕事柄ならぬ「趣味柄」、世界中の美術関連HPを見ることが多く、
ニュースレターもたくさん飛んできます。
中には、何なのか訳解らないものもあり、説明できない事が多い
のですが、訳解らんものがアートだとも言えます。そこに拘らずに、
ココに書いてみようかと思いました。
解らないことをハードルにしていると、いつまで経っても解らない
ままですし、それを契機に少しなりとも解った方がマシだとも言
えます。
業界新聞の記事が会社のプレスリリースの抜粋であったりする
ことを考えると、美術館発信情報の紹介も、それもまた一種の
情報ではあろうかと。。
海外の美術館だと、おいそれと出かけられるわけでは無いので
すが、国内であっても、遠方にあったり、時間が無かったりしたら、
行けない時は行けないのでありまして、あえて家から1歩も出か
けられない状態においてWebがどこまで使いものになるか? と
いう視点に立つことも、一つのやりようでしょう。
ということで、さすがに、その元情報がテキストだけで画像が無
かったら掲載するのは止めておこうと思いますけれど、スパスパ
書いていってみます。
MoMA「手中のコンパス」
http://sdm3.rm04.net/servlet/MailView?ms=MjQ5OTE4OQS2&r=MTYyMzk3NDAxNzgS1&j=NzEyNjM0NjcS1&mt=1&rt=0