映画【ザ・ディープ】 | so what(だから何なんだ)

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68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、アイスランドの映画はこれで3.5本目です。


0.5本はノルウェーとの合作でしたので。

 

 

アイスランド映画に共通することは、極端に説明が少ないこと。

 

そんな中にあっても、この映画は極端に説明を省いています。

 

漁船が遭難して、6人の乗組員のうち一人だけ奇跡的に生還したという話です。

 

だだそれだけで、説明が終わってしまいます。

 

あくまでドキュメンタリー風にこだわった点が異色でしょう。

 

ドキュメンタリーですから起きたことを見せるだけで、説明の余地はありません。

 

主人公をはじめ、登場人物の描き方はそっけないです。

 

観客が感情移入する隙はありません。

 

海水温度5℃では、生きたとしてもせいぜい20分です。

 

あの、知床の観光船事故を思い出せば明白です。

 

ところが、主人公は6時間泳ぎ続けて島に帰ってきます。

 

そして雪が積もった岩だらけの上を2時間歩いて生還したのです。

 

これは明らかに「奇跡」です。

 

しかし、映画は奇跡だと騒がず、淡々と描きます。

 

一人生き残ったことでの精神的プレッシャーも、仄めかす程度です。

 

そして、男はまた海に出ていくところで終わります。

 

単に男が太っていたからとしか理由が見つかりませんが、それでは説明になっていません。

 

そう、奇跡が起きたのです。

 

じゃあ、何故彼だけ生き残ったのか?

 

当然、「神」の存在に思いを馳せます。

 

しかし、神が彼を選んだ理由がわからない。

 

飲んだくれて喧嘩するし、教養もなく、不細工な面構えの男で、人間的魅力なんかこれっぽっちもありません。

 

神の御業(みわざ)とすれば、単なる神様の「気まぐれ」としか思えません。

 

まさに、「神の御心は計り知れない」ですね。

 

★★★★☆

 

(蛇足)出演者がのべつまくなしにタバコを吸うのはどうしてでしょうね。