ほたるいかの書きつけ -51ページ目

ビラ配りでまた不当逮捕(追記あり7/6)

 マンションへのビラ配りでまた逮捕者が出たようである。しかも今度はオートロックの外側らしい。
 メディアも本気で問題にしないと、冗談抜きで言論・表現の自由が実質失われていくと思うのだが…。
 『赤旗』 (7/4)より(リード部分のみ引用)。
東京都国分寺市で、マンションの集合ポストにビラを投かんした日本共産党市議が住居侵入容疑で書類送検されました。ビラ配布を刑事事件として立件する弾圧が続いていますが、オートロックの手前でのビラ配布が住居侵入にあたるとして送検されたのは異例です。警察への批判とともに、地検に不起訴処分を求める声があがっています。
 「茶色の朝」はもう始まっているのかもしれない。

(追記7/6)住人側が被害届を取り下げたそうです。『赤旗』(7/5) 。ただし、既に書類送検されているので、起訴するかは地検の判断になるとのこと。そもそもが無茶な逮捕だったわけで取り下げも当然だが、送検する警察も異常。地検には民主主義を踏まえた判断をするよう切に望む。


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ライアル・ワトソン死去

急ぎの仕事を終えてさあ寝ようかと思って見たら…。『朝日』 より。
作家、動物学者のライアル・ワトソンさん死去

2008年7月4日1時19分

 ライアル・ワトソンさん(作家、動物学者)英紙デーリー・テレグラフによると、6月25日死去、69歳。

 南アフリカ出身。ロンドン大で動物行動学の博士号をとったほか、オランダやドイツなどで博物学、心理学などの学位も取得した。主な著書に「スーパーネイチュア」、「生命潮流」などがある。

 大の相撲ファンで、相撲を英国に紹介し、大相撲ロンドン公演ではテレビ解説した。(ロンドン)

「生命潮流」のライアル・ワトソンですね。というか、「百匹目の猿」と言ったほうがわかりいいか。肩書きが「作家、動物学者」になってるのがちょっと気になる。

 「百匹目の猿」といえば船井幸雄。最近教えてもらった船井幸雄.com のスゴさを堪能したいのだが、その時間がない。うー。
 しかし、リンク先URLを探そうと今そこにアクセスしたら、「美容室トリップ・テール」というのが目に留まり、クリックしてみたら…「ドライヤー」ってのがあるよ。中身を見ると…「超弱電磁波マイナスイオンドライヤー \12,600」。うおー。毛髪のダメージは「遠赤外線」が解決してくれるそうですよ。マイナスイオンは「こんなに出るのは当たり前!」みたいなノリで書いてあるだけで、申し訳程度にも効能が書いてない。こういう記述は、まさにバイブル商法的、というか、「髪にもいいし健康にもいいドライヤー!」てな印象を与えるためにしているんでしょうねえ。

 うーん、脈絡があるようなないような、わけの分からんエントリになってしまった。(^^;;


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Yahoo掲示板の使い勝手

 Yahoo掲示板の「マイナスイオン監視室 」という知ってる人は知ってるトピがあるのだが、まあ以前あるエントリを書いたせいで、どうにもこうにも参入せざるを得なくなり、少し書き込んでいる。fsm_fireflysquidというIDである。このためにわざわざ取った。
 で、さっき、投稿しようとしたのだが、最初に文字数オーバーで蹴られ、とりあえず前半のみにして投稿。次に後半を投稿しようとしたら、「このメッセージは既に投稿されているか、投稿制限により現在投稿できない状態です」みたいなメッセージが出て怒られ、投稿できなくなってしまった。
 さらに短くしたりと色々試したのだが投稿できず、試しに一行だけのメッセージでやってみたらできちゃったので(これは削除した)、やっぱり文章が長すぎるのかなあ、と思って、どんどん短くしたりしてたのだが…。
 ちょっと検索したら、どうも連投を規制しているようなので(スパム対策かな)、時間を置けばよかったらしい。時間がたったところに「テスト」なんつって投稿しちゃったもんだから、余計に時間がかかった。(涙)

 というわけでもう1時半!明日も仕事。もう力尽きました。すいませんが他のメッセージへの返信は、また明日、ということで…(明日の晩、時間取れるかなあ…)。

 くやしいので、投稿したメッセージをここにも転載しておきます。

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こんばんは。

> 従来のドライヤーにはなかった効果を何がもたらしたか。いまのところ、マイナスイオンの効果を否定する材料を持ち合わせていないので、とりあえずメーカー が言うようなマイナスイオン(おそらく広義には帯電微粒子水)の効果があるのだろうと考えています。放電による帯電微粒子水の放出は、物理的・化学的にみ ても興味深い現象です。
>
> 帯電微粒子水は関与しないという材料が出てくればさらに検証を進め、もしもマイナスイオンの効果が否定されるのであれば、思う存分ニセ科学扱いしてやるだ けの話です。これは過去にも書いていること。否定する材料も探していますが、なかなか見つかりません。どなたか見つけてみてください。

一消費者ということであればそれでいいのだと思います。「このドライヤー、性能いいなあ。マイナスイオンのおかげだって?ふうん」という反応が普通ですよね。
 でも、「検証」ということになると、それでいいのでしょうか?やはりヌル仮説として(1)以前のドライヤーとの性能差はない、(2)(性能差があるとして)その性能差は「マイナスイオン」のせいではない、を設定し、議論を進めるのが通常の方法だと思います。
  で、下の「技報」やあちこちで見られる「性能が良い」というクチコミ的報告から、私を含め多くの人は「定量的には、あるいは厳密にはともかく、どうやら仮 説(1)は棄却してもよいのではないか(つまり、ドライヤーの性能は良くなっている)」という意見に傾きつつあるのではと思います(少なくとも私はそうで す)。
 問題は仮説(2)の方です。少なくとも私は、下に示してある技報からは、仮説(2)を棄却するに足るデータが出ているとは読み取れません でした。また、同じくそのデータから、仮説(2)を検証(あるいは棄却)するためには、もっと定量的な調査が必要であり、体験談で検証できる精度よりも もっと詳細な検証が必要だと考えています。

> ドライヤーは医薬品ではないので、ダブルブラインド評価は必要条件ではありません。他人が見ても髪質が変わったことが分かるときがありますから。いったん ニセ科学とみなしたものについて、高いハードルを課すのは不健全なニセ科学批判者のやり口です。ご注意ください。

医薬品でなければダブル ブラインド評価をする必要がないのはなぜでしょうか?「他人から見ても髪質が変わったことが分か」ったとしても、それがドライヤーのせいなのか、シャン プー・リンスを変えたからなのか、栄養状態が最近はいいのか、睡眠をしっかり取れているのか、など考慮すべき要因が多々あり、それらを一つ一つ排除してい かなければ本当の効果がなにによってもたらされたのかは分からないと思います。
 「利き酒」なんてのもありますよね。これも一種のブラインドテストです。「味」は飲めばわかりますけど、プロでも様々な思い込みに左右され、このような評価方法を採らないと本当の味の違いはわからない、と言うことなんだと思います。
 上で示した仮設(1)については、各種の体験談で大体おおまかには判定して良さそうな気がしますが、仮設(2)の検証となると、実験のデザインをきちんと考えた検査をしないとわからない、というのが、今のところの私の結論です。

> 技報はこれでしょうか?
> http://www.mew.co.jp/tecrepo/561j/pdfs/561_06.pdf
> 松下は有意な差と言い、yokoyamahotchillipeppersさん(主語はこれでいいでしょうか?)は誤差の範囲と言う。それについて、私は なんとも申せません。効果が実際にあるのに、それがメーカーの言うナノイーの効果ではない、とみるならば、効果をもたらした原因を何か示さないと次の議論 が始まりません。

その「技報」の2.1.2から引用します:「毛髪のしなやかさを向上させる効果は、『nanoe』イオンがマイナスイオ ンよりも水分量が多いため、毛髪水分率が増加するという仮説を立てて検証する」つまり、ヌル仮説としては、「毛髪水分率は増加しない」です(勿論、これを クリアしても、次には「毛髪水分率の増加は『nanoe』イオンのせいではない」というヌル仮説を棄却する必要がありますが)。
 ちょっとややこしくなりましたが、要するに、「nanoe」のおかげであるというための必要条件(十分条件ではありません)として、毛髪水分率が増加しているかどうか検証しましょう、ということですね。
  この節の終わりのほうにはこう書いてあります:「その結果を図5に示す。この図から、時間経過に関係なく毛髪水分率は『nanoe』イオンが一番高く、次 いでマイナスイオンが高いことがわかる。」では次のページの図5を見てみましょう。横軸に経過時間、縦軸に水分率が取ってあります(それぞれの定義はすみ ませんが当該『技報』をご覧ください>皆様)。これを見ると、処理直後は nanoe が一番水分率が高く、次いでマイナスイオン、イオンなし、となっています。マイナスイオンとイオンなしは平均値の順番はその通りですが、エラーバーが平均 値の違いを大きく上回っているため、マイナスイオンとイオンなしの順番について語ってはいけません(これは統計のルールです)。nanoeとマイナスイオ ンについては、両者のエラーバーは若干重なっているものの、それぞれの平均値にまではのびてはいません。なので、通常の感覚としては、nanoe の場合は若干水分率が高いね、と読むと思います。
 問題の一つ目はその後です。例えば4時間後は、3者とも、それぞれのエラーバーが互いの平均値 のズレを上回っています。つまり、3者に違いはない(正確には「違いがあるとはいえない」)ということになります。2時間後、8時間後もそうです。要する に、ヌル仮説を棄却できない、ということです。
 問題の二つ目は、例えば経過時間とともにどれだけ水分が抜けるかを考えると、むしろnanoeの 方が急速に水分率が下がっている、ということです。グラフの縦軸を「水分率」ではなく、処理直後の値に対する相対的な水分率にする(つまり、処理直後を1 とし、時間ともに処理直後の水分率に対してどれだけの水分率を保持しているか)と、nanoe の「悪さ」はよりはっきりするように思われます。もちろんグラフの縦軸になにを取るかは何を見たいかによりますから、絶対的な水分率を取るか相対的な水分 率を取るかは議論の分かれるところだと思います。私の印象としては、時間変化を調べるのであれば、処理直後の条件は揃えたほうがいいのでは、と思っていま す。

 もしこの『技報』が査読誌に投稿されて、私がレフェリー(査読者)になったとしたら、この部分については次のようなコメントをつけ るでしょう:「図5を見る限り、nanoeが毛髪水分率が一番高いとは言えない。それにもかかわらず本文で一番高いと主張するのは強すぎである。このコメ ントを削除し、有意な差を検出できなかったと書くか、せめて、有意な差は検出できなかったが過去の我々の研究から違いがある可能性があるため今後はサンプ ルを増やしより良い精度で検証を行いたい、程度に主張を弱めて書くべきである」。
 ちなみに私は本業で査読誌に論文を投稿しますしレフェリーがま わってくることもあります。このようなやり取りはしょっちゅうあります。やっぱり、みんな自分のデータがかわいいのですよね。だから、ついついデータから 読み取れる以上のことを主張してしまう(私もやっちゃうときがあります)。なので、他人が冷静に「それだけの主張ができるデータか?」という目で検証する 必要があるのです。

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うわ、長っ。こんなに長けりゃ蹴られても仕方ないな、と改めて見て思ってしまった。(^^;;
しかし、なにかを論じようとすれば、どうしたって長くなるよねえ…。短い文章でスパッと核心に迫るコメントを書ける人がうらやましいです(それが自分にできないのがわかっているので、このブログを立ち上げるまで、他所様でコメントすることはなかったのですが)。

ポスドク問題と財界の人づくり戦略

バイオ系ポスドクの現状について、『赤旗』が短い解説記事 を書いている。99年にバイオ産業の業界団体「日本バイオ産業人会議」が日本の博士はアメリカに比べて少なすぎるのでポスドクを増やせ、と要求し、それを受けて政府がバイオテクノロジー関連のポスドクを大量に増やした(ちなみに大学院重点化で院生が急増するのは95年頃からか。彼らが博士号を取るのが2000年頃、ということになる。就職難の本格化がそのあたりだろう。分野にもよるだろうが)。
 ところが、民間企業の博士・ポスドクの採用はあまり増えていない。それどころか、製薬大手は研究所を閉鎖し、研究者をどんどん減らしているそうだ。
 大企業による大学の「利用」が進んでいる。単なる産学協同ではない。自分たちは人を採らず、大学で研究をやらせ、その成果を「利用」する、というわけだ。
 この記事によれば、共産党の石井議員が政府に「大企業に、博士やポスドクの採用を増やすべきだ、社会的責任を果たせと求めるべきではないか」と迫ったところ、「機会あるごとに求めていく」と答えたそうである。実際はさらにポスドクの意識改革もある程度は必要だろうが、企業側も積極的に人を採るようしてほしいところだ。

 さて。
 ポスドク使い捨てとでも言うべき流れは、実は80年代からの財界の基本戦略にのっとったものと見るのが正しいだろう。日経連による80年代半ばの「新時代の『日本的経営』」や95年の「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」に、これからの労働者像が描かれている。ちょっと古い文書なので原論文が見当たらないが(私もちゃんと読んだわけではないけど)、ちょっと調べたら共産党杉並区議の原田あきら氏のウェブページ に簡潔にまとまっていたので、ちょっと長いが引用させていただこう。
笑ってられない財界の支配者意識

「大多数の普通の人間」は「凡才・非才であって…」

 右の見出しのような差別的発言を行っているのはなんと日本財界四団体が一堂に会してつくった報告書「21世紀に向けて教育を考える」(1985年)です。財界の提言をみればなぜ教育基本法が変えられようとしているのか一目瞭然となります。


エリート以外は教育しない?

 この報告書を出したのは日本経済調査協議会という団体。これは日本財界四団体(経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所、日本貿易会)によってつくられた、文字通り日本経済界の主張・提言を行う場です。
 この報告書は「国民の分類」なるものを示したことで有名となりました。まず創造性のある人間を「天才」「能才」「異才」に3分類します。いわゆるエリートです。そして「この三つ以外の普通の人間は凡才、非才であって…(中略)…大多数の普通の人間は能才的創造性の域にさえ到達できない」と述べ、エリート教育の必要性を説く根拠とするのです。
 財界の選んだ超一部のエリートに教育の予算も光も集中させる…このために大多数の人の「教育の機会」を奪うところに、この「国民の分類」の重大な問題点があります。日本財界の驚くべきエリート意識と選別思想が教育の機会均等の破壊を訴えています。


「できんもんはできんままで結構」

 1995年、財界の一つである日経連の出した「新時代の『日本的経営』」という報告書ではこれからの企業の人事戦略として、労働者を①長期蓄積能力活用型グループ ②高度専門能力活用型グループ ③雇用柔軟型グループに3分類しています。端的にいえば①がエリート、②が短期契約の専門家、③は大多数の低賃金・首切り自由の労働者です。
 こうした財界にとって都合のよい、差別的な雇用政策を実現するために教育が利用されています。
 教育課程審議会会長だった三浦朱門氏は’00年、経済ジャーナリストの斉藤貴男氏のインタビューに答えて、選別思想に基づく教育改革の狙いを見事に語り切っています。
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これが財界の本音 三浦朱門氏の仰天発言!! 
 『学力低下は予測しうる不安というか、覚悟しながらやっとりました。いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならないということです。つまり、できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることばかりに注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。…それが「ゆとり教育」の本当の目的。エリート教育とはいいにくい時代だから、回りくどくいっただけの話だ。…だから、教えない。「劣っている」と判断された子供は、積極的に無知に育てる。』
(斎藤貴男『機会不平等』より)
(下線は引用者による)
下線の部分を見ていただきたいのだが、ようするに一握りのエリート(これを見ている方でここに当てはまる方はまずおられないだろう)、専門家、「フツーの」労働者、と分けてしまい、これが「多様な労働者」だと言う訳だ。ちなみに大学の教授だって当然「エリート」ではない。だから、政府は執拗に大学教員に任期を付けようとしたわけだ。欲しいのは成果で、有期雇用にしておいて成果が出なければ別の専門家と取り替える、つまりスペアはいっぱいいる、と。
 そしてごくごく普通の労働者は「積極的に無知に育てる」ということで、労働基準法も組合も知らず、従順に働かせる、労働条件がどんなに劣悪になっても文句を言わない、あるいは別のところで憂さを晴らす(治安に影響ない範囲で)、そしてどんどんパート・派遣に切り替え、調整弁としていつでも首を切られるようにする。
 こうして見ると、今の世の中、まさにこの通りに進んでいるなあ、とある意味感心さえしてしまう。政府の無策でこうなったのではなく、狙ってやったわけだから。だから秋葉原の事件だって、あれで大規模な抗議なり暴動なりが起きさえしなければ、政府・財界にとっては痛くもかゆくもないのだろう。

 この「積極的に無知に育てる」という戦略は、この原田区議のページにも書いてあるが、もとの教育基本法の理念、つまり「人格の完成」に真っ向から反しているのは明白だ。
 そして、ここに、私がニセ科学を批判する理由の一つがある。

「水からの伝言」に書いてあること(3)

 TAKESANさんのところ で各国語の「ありがとう」に対して「水伝」ではどのような結晶を見せているか、というのが話題になっていたので、この際ここでまとめておく(話題に出遅れたから、というのは秘密だ)。

 「水伝4」では日本語含めなんと24ヶ国語での「ありがとう」を扱っている。ただしそのうちの幾つかは既出のもの、特に「水伝2」に載っているものだ。いくつか比較してみたが、「あれ?違う?」と思っても、実は単に180度回転させて載せているだけだったりする。

 以下、一覧である。カタカナ表記は原文に従った。水に「見せて」いる文字は、原語のようである(読めない原語が多いので、私には判別不能(汗))。なお日本語の「ありがとう」は第1章の扉に載せてある。
ページ 言語 カタカナ表記
6 英語 サンキュー
7 フランス語 メルシー
8 ドイツ語 ダンケ
9 マレー語 テリマ カシ
10 イタリア語 グラッツェ
11 韓国語 カムサハムニダ
12 中国語 ターシャ
13 タガログ語 マラミン サラマット
14 ポルトガル語 オブリガード
15 スペイン語 グラシアス
16 ギリシャ語 エフハリスト
17 スワヒリ語 アサンテ サーナ
18 フィンランド語 キートス
19 ポーランド語 ジンクイエン
20 エスペラント語 ダンコン
21 セルビア・クロアチア語 フヴァラ
22 チェコ語 ジェクイ
23 トルコ語 テシェキュル エデリム
24 ハンガリー語 クスヌム
25 ヘブライ語 トダ
26 ルーマニア語 ムルツメスク
27 ロシア語 スパシーバ
28 タイ語 コップクン クラップ

でまあ写真と文章を見ていると味わい深いものが多いのだが、数点だけ。基本的に出てきた順。

・「フランス人は自国のことばに大変誇りをもっています。結晶もそれを表すかのように、誇り高くのびのびしています。」事の是非はともかく石原慎太郎に見せてやりたい

・韓国語の結晶の写真は、結晶ができていると言えるのか疑問。樹枝状結晶が溶けた後のように見えるが、別の言葉であれば、「悪い言葉の写真」に分類されるのではなかろうか。さらに言えば、嫌韓の連中に変に利用されなければいいのだが(まあ考えすぎかもしれん)

・中国語は「多謝」なのにドイツ語は「ダンケ」(ダンケシェーンではなく)。このアンバランスはなに?

・ポルトガル語の「ありがとう」は日本語のありがとうに写真が似ている。「シャボン玉、カルタ、カステラなど、昔から日本語に溶け込んだ単語がいくつもあるポルトガル語の『ありがとう』は、日本語の『ありがとう』と語感がよく似ています。そのせいでしょうか、結晶もそっくりです。」っておいおい。

・「ピカソ、カザルス、そしてアントニオ・ガウディなど、多くの優れた芸術家を生んだスペインのことばらしい、荘厳な結晶です。」って多くの優れた芸術家を生んだ国はスペインだけかい?

・「いろいろ大変なことがあったポーランド。しかし、この結晶からは、未来の明るさを感じます。」なんなんだこのまとめは。色々大変なことがあった国なら他にもいっぱいあるぞ。

・「トルコ人には親日派が多いといわれています。そのせいでしょうか、日本の都会にはトルコ料理の店が目につきます。この結晶からはなんとなく、トルコ人の人あたりのよさを感じますね。」日本との関係が結晶とどう関係あるのだ!(いや、ないんだけど。でも「ある」という江本にしたって、この言い草はあまりにもコジツケじゃない?)

…これくらいにしておきましょうか。どこが数点やねん(全部にツッコミたくなる^^;;)。

 「水伝4」も色々とトンデモ発言が満載なので、はやいとこ紹介したいのですが、なかなか個人的に状況が…。もうしばらくお待ちください。少しづつでもやっていきたいと思っておりますので。