ハムザをやめてホットスプーン
5月の連休最終日の昼、富山市のハムザレストランへ行こうとしていた。新潟方向から入る場合、8号線は中央分離帯があるから右側にあるハムザにはどこかで回り込まないと、まで考えていた。でも、パキスタン指数65のバイキング開催中であり、しかも水曜でメガネ兄貴も休みらしいので、結局ハムザはやめて射水市のホットスプーンへ行くことにした。
日替わりは何かと聞くと、「パコラ、パコラ。カリー‥。」と聞こえてなんだかよくわからなかったけど、それを頼んだ。
ラッシーとサラダ。
この2つは自動的に来るらしい。サラダのドレッシングがトマトケチャップを薄めたような感じのへんな味だった。
カディパコラとロティ。
カディパコラはヨーグルトベースで、パコラ(ひよこ豆粉の衣の野菜のてんぷら)が具の酸味のあるカレー。“パンジャブカディ”という名のレトルトなら食ったことがあった。さすがにレトルトにくらべるとこのカディパコラはスパイシー。そしてやたらに熱い。カレーにしばらく入れておいたスプーンも、口に入れると火傷しそうなくらい。まさかこれが店名の由来?
アフタードリンクはチャイ。
だって、名古屋周辺で常にオジリー出してくれる店なんてないもの。もう食わなくていいよと思うくらい十分すぎる量だった。
メガネ兄貴がハムザからホットスプーンへ移籍したのは、この丁度一週間後であった。
レストランIndus
5月のとある日の昼、新発田市のレストランインダス
へ。
サラダとラッシー。
ダルカレーにマトンをトッピング。
茄子と野菜のカレーだが、とても手間がかかるのでよその店ではなかなかないだろうと、マスターが言っていた。“ベンゲノバジ”でネット検索しても、やはりインダス関連のものしか出てこない。“バンゲノベジ”だったら晩飯に食う野菜みたいだけど、そうではない。
また、ランチメニューには無いけど最近思い出して食べたくなったアルメティも、本気で作ると手間がかかるらしい。“アルメティ”で検索するとよそでもあるようだが、最近オレが行った店でメニューにみた記憶がない。アルはジャガイモで、メティはこの場合フェヌグリークの葉。パキスタンとかであれば生の葉を使うが、日本では無いのでカスリメティ(乾燥の葉)を使う。アルメティに使うのは葉の部分だけだが、カスリメティには茎や枝も混ざっているので、それをひとつずつ取り除いて水で戻して使う。その作業が大変。
ついでに話を聞いたのだが、シークカバブはつなぎに卵をたくさん使うと楽に焼けるけど、表面が固まって味もまずくなるというのは、前にブログに書いた。また、使う肉もマトンひき肉なら何でもいいというのではなく、みぞおちの辺りの細い筋肉を使うのだそうだ。このインダスでは肉は一頭単位のホールで仕入れて、自分で捌いて挽いてるのだから、それもできるのだろう。
オレが行った前の日に、富山からビリヤニを食べたいと来た男女がいたらしい。ビリヤニは簡単にできるものではなく、前もって注文しないと無いと断ったら帰ったそうだ。富山のカシミールなどとは事情が違うのだよ。せっかく遠くから来たのに何も食べないとは残念な人たちだな。
JAYでサモーサー
米沢で昼食のあと、山形の臥龍温泉保養センターへ。臥龍温泉はJAYの由利三さんがよく行くらしい温泉。足を怪我しているので最近は行ってないのだろう。
というわけで、夜はJAYへ。
19時ちょっと前に行くとオレのほかにお客が4人。常連客らしいがみんな山形県外の人。席に着くと「サモーサーとカリーセットでいいですか?」と聞かれた。前回、サモーサーを頼んだが1時間くらいかかると言われ、今回予約していたのだ。ほかの人たちもカリーセットを食っていた。
いつものカリーセット。
チキンカリー、野菜カリー、卵カリー、プラオ、プーリー、チャトニー、アチャール。
ムルグはいつになく酸味が強くてベジは水っぽい気もしたが、足が痛むなか一生懸命作ってくれたのだし。ニンジン・マスタードのアチャールがうまかった。
サモーサー。サモサではない、発音が。
中身はマッシュしたポテトに、ギィーで炒めた半潰しのブラックペッパーホールとコリアンダーシード。クミンシード、マスタードシード、グリーンピースも加えてある。ターメリック、グリーンチリ、コリアンダーパウダーもさらに加えてあるそうで、スパイシー。
よそのインド料理店などだとトマトケチャップなんかがついてくるが、JAYでは絶対にそんなことはないだろう。何がついてくるのか楽しみにしていた‥グリーンチャトニー。
これはJAYの日のパンジャーブ料理のときに作ったもので、ヨーグルト・タマネギベースにミント、コリアンダーリーフ、グリーンチリが入っているもの。
この日の由利三さんはやたらに上機嫌で饒舌で閉店時刻近くになって金も払い終わって帰ろうとしているのに、ずっとしゃべり続けて‥。
SILKROAD
5月のとある日の昼、山形県米沢市中央2-4-5にあるペルシャ料理シルクロード へ。
イラン人オーナーと日本人の奥さんの店のようだ。この日は奥さんしかいないようだった。奥のキッチンにほかにいたかもしれないけど。
ランチメニューには3種類カレーがあるのだけど、それらはどれもイラン料理ではないということなのだ。ペルシャ料理のメニューから注文した。
前菜のスープ。
皮はカリカリで中身はジューシーなチキン。独特な味のソース。
ゴルメサブゼコレッシュ。
豆と肉と乾燥野菜の煮もの。よそのイラン店ではゴルメサブジなのかな。レッドキドニーとマトンと水で戻したドライハーブを炒めてドライレモンなども加えて煮込むらしい。ゴルメサブジ用のドライハーブはコリアンダーリーフ、フェヌグリークリーフ、パセリ、ネギ、ニラなどらしい(後で調べた)。マトンは骨なしだが赤身部分は少ない。クセがあって食べにくい場合はさらにレモン汁をかける。
ライスは+200円でイラン米。
本当にイラン米かもしれないけど、日本人相手にパキスタンのバスマティ出されてもわからないよな。また、ナンにするという選択肢もあった。インド料理店だったらナンは注文しないけど、イランの代表的な主食はナンなので、ここはナンを注文してもよかったかも。
次回、気が向いたらするとしよう。
サービスでイランのキャラメルとクッキーをいただいた。
くぅ象
5月のとある日の昼、新潟県三条市居島3-8 にあるくぅ象 へ。
店主の井上さんはキチンスタジオペイズリーでインド料理を学び、その後東南アジアなどを旅し料理を学だり、出身地の川崎市で料理教室をしたりという人らしい。そして、母親の出身地の三条市でくぅ象をオープン。昼はごはんに合うカレー、夜は酒とスパイシーなつまみを出す店だ。オレが新潟県から引っ越したあとにできた店なので、しばらくノーチェックだった。
店の住所は、某ログには移転前の古いものが載っている。グーグルマップで直接検索しても古いほうが出る。
店内は靴を脱いで下駄箱に入れて上がる。
南インドのミールス風のセットを注文。
チキンカレーに、ポリヤルやアチャール、ラッサムなど。別注で自家製黒蜜ジンジャーエールも。
骨付きチキン手羽元。レンコンのポリヤル。レンコン=蓮はインド原産の植物なのだ。ラッサムはそれほど酸っぱくないトマトのラッサム。ウラッドダールも入っているようだった。ご飯の上に載っているアチャールはカブかダイコンだろうと思って食べたが、レモンの皮だった。おいしかった。