少子化が言われると、女性だけが悪者にされる。

女性が生き方を正せば解決できるかのように、

そして「男女平等」「女性の経済的自立」「女性の社会進出」が悪い、

と言われ続けてきた。

それはまちがい。昭和にすでに結論が出ている。

女性が社会進出しようが、責任と収入が高い職業に就こうが、

子どもが増える国は増える。

20代で結婚すれば子どもが多いかというと、

そうではない。

晩婚と女性の就業と3人子が

両立する国もある。

「男女平等」「女性の進出」を憎む人のデマを

信じないでほしい。

 

恐いのは、男が未だに

女性の妊娠・出産を支配していることだ。

男たちの責任については一言も言わず、

ひたすら語るのは「女の責任」「女のダメさ」だ。

 

「多子化」になった時が怖い。

 

女性の妊娠・出産が処罰されるだろう。

堕胎や避妊が強制され、

避妊手術しない女は、ダメ女と言われるだろう。

十代や未婚の妊娠はもってのほかだ。

 

どうだ?

男たちが自分をタナに挙げて

女を罰する快感は?

麻生太郎、あなたもその一人だ。

 

「ジェンダー平等」「働く女性」を

憎んで否定し、

批判した口で、

今度は

妊娠する女性を「低レベル」「ヤリ。まん」と

ののしるだろう。

女性の妊娠を

「恥」と言い立てるだろう。

 

後進国・途上国が本当に

人口が増えているのか?

出産が多いのか?

 

いや、減っているのだ。

何でというと、

女子が減っている。

女子と判明したら堕胎されるのだ。

 

多産国は、

女子の捨て子が多い。

 

「産め」「産むな」

いいかげんにしろ。

多子化の正体はこれだ。

 

人口が増えても、

大人たちや男の都合で

殺すから。

 

日本だって、多産の時代は

子間びきがある。

捨て子になるのは女の子が多い。

「もののけ姫」も

間びかれた女の子だった。

「人柱」「生贄」

すべて「間びき」のやり方だ。

妊娠した女性が

崖から飛び降りることも。

妊娠した女性が

自ら命を絶つことも。

あるいは、それらを強制する時代もあった。

 

女性は、男社会の都合なんて聞かなくてよろしい。

結婚したい時にすればよい。

 

麻生と

男たちは

女を責める・批判するばかりで

感謝の言葉を言ったためしがない。

 

産ませるだけ産ませて

男は逃げる。

子どもに貧困や

女の子にブラック家事を押し付けたり、

双子とベビーカーは公共交通からボイコット、

歌舞伎町やトー横や久屋で放置し、

性風俗に就かせたり、足元を見て買春し、パパ活し、

虐待で心の傷を負ったまま成人させ、

大学には行かせず、貧困を連鎖、未婚妊娠の連鎖、

性風俗や夜の仕事しか就職できない連鎖、

女ががんばってもこれでは

絶望して子どもなんて持てませんよ。