今日は検診へ
先日は、読売新聞の記者から取材を受けた。
自分の生い立ちからFIGHTING AIDを立ち上げるまでの経緯。
読売新聞の夕刊の“この人”というコーナーに月曜から金曜まで5日間連続で記事を掲載してくれるという。
さらには月末に茨城新聞のテイストという週刊新聞からも取材を受ける。
試合後もまだまだ続くそうした取材等に、あらためて今回の事の大きさを実感している。
さて、今日は学校歯科検診。
市内の中学校と保育所へ。
市立中学校。一学年3クラスなので、全校生徒でも300人弱。
自分の時代はベビーブームだったのでひとクラス50人近い規模で一学年10クラスとか11クラスだった。
ずいぶん子供の数も減ったもんだ。
でもどこの学校に行っても教室ってなんか懐かしいにおいがする。
市立保育所。
0歳児からの200人を泣き出させないように検診するのはひと苦労だ。
あんなガタイのいい人がマスクをして自分たちは何をされるのだろうと感じたひとりが怖がりだすと、その恐怖感が子供たちの間で連鎖し、不穏な空気が。
そこで、自分のとびきりお友達チックなトーンで、「 はあ~い、きょうはみるだけだよ~ ! だあいじょうぶだよ~ !」という暗示の呪文を唱えたところ、素直な子供たちは全員催眠術にかかったように落ち着きだした。
自分は視力がいまだに2.0。
見えすぎるものこういうときは疲れるものだ。
6月4日は虫歯予防デー。
皆さん一年に一度は歯科検診に行きましょう。(たまにはこういう歯医者らしいことも提唱しないとね 笑)
搭乗口に消えていったケルビン
ケルビンは見えなくなるまでこちらに向けて笑いながらずっと手を振り続けていた。
自分の心、いや、試合を見にきてくれた多くの人々の心にいろいろな思いを残して。
しかしFIGHTING AIDはこれからが始まり。
今回敗れた自分はどういう手段でケルビンを追いかけるか、どうやって這い上がるか。
また、突発的にみんなが想像もしていない行動を起こすかもしれない。
周りをヒヤヒヤさせてしまうかもしれないが、これからも何が起こってもおかしくないのがFIGHTING AID。
逆に言えばそれだけデッカイ夢がいっぱい詰まっている。
そんな想いをめぐらせながらケルビンが消えていく搭乗口を後に。
帰り際に空港でバッタリお会いした元NBAプレイヤー田臥選手。
世界を又にかけて戦う男はカッコイイ。
ケルビンとの戦いの直後に、田臥選手と会ったのは、神様が、「何事も世界を見ろよ」ということなのだろうか。。。?
ケルビンは帰っていった。。。
自分の心にポッカリ空いた穴。。。
興行のプロデュースそして試合出場、大きな仕事を終えてひと段落。
大変お疲れ様でした、という声を日々かけられている。
番外編 ケルビンの東京見物の巻
ファイティングエイドが終わり、ケルビンを成田空港に車で送ってあげることに。
空港に送る前に、東京の名所を少し案内してあげた。
まずは原宿の竹下通り。
原宿が何気に似合うビックヒット
(やはり獣の匂いがするのか。。。?)
サイパンでは見たことないような衣装の女の子に飛びつくビックヒット
次に東京タワーへ。
次に浅草、浅草寺へ。
闘魂ハチマキを購入したビックヒット
試合の時の自分の入場時のハチマキに感化されたのか?
8時ダヨ全員集合を彷彿させる雰囲気。
おいーっすー!!
他のハチマキも気になるビックヒット
この煙は何?と聞かれ、ラッキースモークだと答えたら、その場を動かなくなり煙を浴びまくる “ヨクバリ ザ ビックヒット”
願い事はミクロネシアのチャンピオンか。。。
何て書いてあるんだと聞かれ、かなり返答に困った。
ここは、 Someday you will be lucky あたりでお茶を濁す。
しかしこの3分後、階段を降りていたケルビンは調子にのって子供のように手すりを滑り台のように滑って降りたところ、バランスを崩して階段途中で転落、石の階段を下まで派手に転げ落ち、腕から結構流血!
お寺でそういうことをしたバチなのか?
しかしそれにしても浅草寺のおみくじの結果の早さ、おそるべし(笑)。
そして成田空港へ。空港入り口の検問も、このメンバーなのになぜか簡単にパス(笑)。
「また必ず日本のファンの前でファイトしてくれ。」
そう言いながらケルビンとガッチリ握手。
ケルビンは、みえなくなるまでずっとこちらに手を振り続けていた。
ナイスガイだった “ケルビン ザ ビッグヒット”
FIGHTING AIDはこれからが始まり。
今後の展開をお楽しみにしてください。
ファイティングエイド 打ち上げ in アントニオ猪木酒場
生涯一の集中状態
ファイティングエイド1の当日、関係者が会場に入れる時間の30分前に着いたために、精神を統一させるために新宿FACE近くの静かなレストランに入り、飲み物だけを頼んで目をつぶり数時間後に控える試合のイメージトレーニングをしようとした。
しかし、そんな時に限ってウェイトレスのお姉さんが声をかけてくる。
自分の赤いジャージとTシャツ姿を見たお姉さんは、何の選手なんだろう?と思ったようだ。
お姉さん 「すごい身体ですねえー、何をされてるんですかー?」
自分 「総合格闘技です。」
お姉さん 「すごいですねえー、試合とか出るんですかー?」
自分 「実は今日これから試合なんですよ。」
お姉さん 「でもこんなに大きい身体の人が相手だったら、相手の人が困っちゃうんじゃないですかー?」
自分 「。。。。。。」
まあ、それはいいとして、レストランでの精神統一が困難と見た自分は、時間前だがそそくさと会場へ。
試合開始の2時間前からウォームアップを始め、試合の30分前からセコンドをお願いした水谷さんにバンデージを巻いてもらった。その間、ずっと呼吸を整え集中力を高める。
神風が吹いたのか、一生の中で一番というくらいに集中力が高まった状態で入場口に立つことができた。
緊張も、恐怖も、不安も、何もない。
リングに上がった時は、まさに宇宙空間状態。
月面に降り立ったかのような無音空間だった。
声がかれるくらい声援してくれた方たちがたくさんいたようだが、その方たちには非常に申し訳ないが、誰の声も聞こえない、リングの上は完全な無音空間だった。それくらい、集中力が最高潮に高まった状態でのリングインだった。
和田レフリーの声も聞こえない。セコンドの松永さんと水谷さんの声も全く聞こえない。
感じ取ったのは唯一目で見るケルビンの動きだけだった。
ただ、高速道路を猛スピードで走っている時のような視界の狭さだったため、外側から大きく回りこむハイキックは全く視界に入らず、側頭部をブチ抜かれてしまった。
そして場の空気に慣れてくるにしたがい、感覚器というものは耳と目だけにあらず。
必死に応援してくれている皆さんの声援をだんだん肌で感じ、その結果が自分の実力以上に何発か入れることができたナイスヒットにつながったのだと思う。
昔、「反射」というものは感覚器が大脳を通さずにダイレクトに運動野に伝達するということを習った。
それと同じで、脳が極度の集中状態にあったので、皆さんの声援を肌が感じ、大脳を通さずにダイレクトに打撃を繰り出す伝達がおこなわれていたのかもしれない。
応援してくださった皆様にはあらためて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
試合が終わり、控え室に戻ると同時に、口の中でガチャリと音がして奥歯の金歯が外れた。
戦闘中、がむしゃらな攻撃をしながら相当歯を食いしばっていたのかもしれない。
小さいことがだが、外れた金歯を見つめながら思った。
一生懸命ってこういうことなのかもな。。。
ケルビンとの絆
ケルビンとの試合後、お互いの検討を称え合う。
自分は生涯何度も殴り合いの喧嘩をしているが、ストリートファイト以外は、闘いが終わると同時に闘った二人にしかわからない闘いを越えた熱い思いが芽生えるようになる。
今回の試合でも、終了のゴングがなり、息を吹き返した瞬間に一番最初に抱いた思いは、「ケルビン、ありがとう」だった。
自分は、翌日、ケルビンを食事に誘った。
そこでもっとお互いを知るいろいろな話をしたかったから。
ケルビンは、高層ビルからの景色が見たいと言った。
よし、それなら眺めのいいレストランで食事をしようよということになり、新宿の住友ビル54階にある「聘珍楼」へケルビンを連れて行ってあげた。
サイパンでは建物のほとんどが平屋か2階建て。
一番高い所はリゾートホテルの13階らしい。
ケルビンといろいろな話をした。
生いたち、現在の状況、将来の夢。。。。
聞くと、ケルビンもみなしごだった。
自分がそういった境遇で育ったがゆえに、恵まれない子供たちの気持ちが本当に良くわかり、その子たちのためにファイトマネーを寄付している。
また、そういった子供たちの施設を訪問してその子供たちと多くの時間を一緒に過ごすことを幸せと感じているとのこと。
サイパン版のリアルタイガーマスクじゃないか!
ケルビンはサイパンの真の英雄だったのだ。
背負っているものの違いなのだ。。
体格や技術やパワーの差がどうこういう以前に、自分はケルビンのその志を越える人間にならない限りは、絶対にケルビン越えをすることはできないのだ、と感じた。
そして、さらに驚くべき事実が!
なんと、ケルビンのおじいさんは日本人。
お父さんは日本人とサイパン人のハーフだったという。
ということは、ケルビンには戦時中の日本人の血が流れていたということ。
ケルビンは大和魂を持つ人間だったのだ!
その事実を聞いた瞬間、自分はケルビンに対する親近感がとても強まり、その気持ちを微妙に感じとったケルビン自身もそういう思いをすごく好意的に感じてくれたようだ。
「だからオレは日本に来て試合をして、もっともっと日本の皆さんに元気や勇気を与えたいんだ。」
本当に何から何まで心を打つ男なんだ。。。
より深まったケルビンとの絆。
男同士のそんな関係って本当に最高だ!!
ファイティングエイドはこれからが始まり。
応援よろしくお願いいたします!
ファイティングエイドの翌日の茨城新聞には社会面のトップに!
今回、FIGHTING AID1終了後、数日に渡ってたくさんの方たちと、激励、お礼、等のメールや電話をやり取りした。その数、毎日200件以上。ものすごい反響だ。
今までに無いくらいに感動したという方、元気をたくさんいただいたと言う方、次はいつやるのかもうすでに待ち遠しい、次は準備等で力になりたい、等々、非常にうれしくなるお言葉ばかり。
中には、影響を受けて自分もワクチン寄付を始めるという方も。
人から人に感染するのは悪いウィルスだけでなく、そういった心も人から人へ感染するものなのだということが今回を通して身をもって学んだ。
自分も人のために何かしようという思い。
そして激戦明けの5月9日付け、茨城新聞にFIGHTING AID 1のことが掲載された。
しかも社会面のトップだ。
特筆すべきは、この記事を読んで、茨城県内のロータリークラブが「よし、うちも!」とワクチンの寄付に着手してくれることになったということ。
非常にうれしい話ではないか。
自分たちの投じた一石が水面に波紋を作り、それが外へ外へ確実に波及していっている。人から人へその気持ちが伝播していっているのだ。
本当にFIGHTING AIDをプロジェクトしてよかった。
そして自分の妹も立ち上がった。
現在、ライターとして本を書く活動をしているが、次の出版物からは売り上げの一部をワクチン寄付にあてることにしたという。
余談であるが、以前お伝えした妹(甲斐望)の著書、「なぜ?どうして?一年生」(~三年生)は、現在15万部を突破したという。
兄として身内ひいきでお勧めするわけではないが、そこまでのヒットを生むからには、何か人にうったかけるものがあるからであろう。ご興味のある方はぜひご覧ください。
感動の“NEXT STAGE”大合唱! 最高のフィナーレに
FINGHTING AID 1のエンディングでハヤブサさんにFIGHTING AIDのテーマソング「NEXT STAGE」を生演奏で熱唱していただいた。
熱く歌うハヤブサさん。
このとき大画面にはハヤブサさんの物凄い数々の空中殺法のVTRがセピア色に流れていた。
みんなで感動の“NEXT STAGE”大合唱!
もうこの時点では既に自分は涙が止まらない。
ハヤブサさんのケガの背景、三澤先生のケガの背景、そして今回ここまでの大会を築き上げる苦労が全て込み上げて来て、涙がとめどなく流れ出てくる。
この3人でのショットも非常に感慨深い。
「生きている、それは神様が僕らにくれたチャンスさ。チャレンジもしないままでこのまま終わってしまうのかい?」というフレーズがある。
自分にとってはここがサビ。
その気持ち、常に心に抱いて生きていきたい。
最後は、三澤先生のご来場の皆様もご一緒に「ファイティーング、エイド、エイド、オー!」
選手、スタッフ、ご来場のお客様、みんなの気持ちがひとつになった。
最高のフィナーレに。
すばらしい感動をありがとうございました。
ケルビンとの対戦ダイジェスト
FIGHTING AID 1 オープニングマッチ。
モニターにふたりの対戦につながる経緯を説明する映像が最初流れた。
民族衣装をまとい、セコンドのTetsu“The preast ”F と共に入場。
ヒップホップのクランプを踊る。
自分は躍らないと思っていた人が大半だったらしく、自分が踊ったことの意外性で、結構な反響(笑)。
音楽が切り替わり、一瞬にしてダンスコスチュームを脱ぎ、ロッキーのテーマで入場。
相対峙するとすごい巨体。
必死で打撃からのタックルを狙いにいく。なんとしても切り崩しにいきたかった。
ケサ固めからV1アームロックを狙いに行く技術を道場で練習し、ぜひともこのシチュエーションで使いたかったが、ケルビンのものすごい腕力のグリップを外すことができず。
2R1分32秒、無念のギブアップ。
規格外に強かった。
やはりプロフェッショナルのケルビンにはパワー、技術、スピード、スタミナ、全ての面において通用せず。
ありがとうケルビン。
「 I LOVE JAPAN 」的なことを言っていたらしい。
自分が練習してきたことを本番で出すことができず、非常に残念だった。
しかしこれが現実。
現在サイパンの総合格闘技のチャンピオンであるケルビンは、来月グアムの総合格闘技のチャンピオンと対戦予定。勝ったほうがミクロネシアのチャンピオンになるらしい。
まだ25歳のケルビンは、これからもそうしてドンドン上へ上へ行くのであろうが、自分の挑戦もこれで終わりではない。
もっともっと鍛えて、もう一度、ケルビンに挑戦したい。









































































