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遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 私は犬派で、猫派ではないのですが、猫の行動には予測不能という面白さがあります。


 ある日、散歩の途中に町の東にある公園で休んでいました。そに多摩川が流れています。秋の陽射しが木漏れ日を作ってました。静かな一日で、他に誰もいません。


 すると、一匹の白い猫がゆっくり木々の間を歩いて来ます。30メートルほど先です。携帯しか持っていなかったので、写真はありません。稚拙な絵でご免なさい。


遠い夏に想いを-ねこ01  猫は大きな木の根元の前で止まりました。やおら、勢いよく地面に穴を掘りだしました。どうするのかじっと見ていました。今度はその穴の上にしゃがんだのです。どうも「大」をしているみたいです。暫くして猫は立ち上がりました。その次に思いもよらない行動を取ったのです。


遠い夏に想いを-ねこ02  最初に掘った土を右手でかき集め、糞の上に寄せ集めたのです。これは想外外の行動で、本当に驚きました。猫が自分の「大」を始末して行くなんって。飼い猫でしょか、野良ちゃんでしょうか。


遠い夏に想いを-表示
 猫が去ってから、現場に行ってみたら、傍に例の表示がありました、「ふんの始末は飼い主の責任です」。猫がこれを読んで理解したとも思えないですよね。人間様より立派な猫だぞ~。


 家庭の水洗トイレに乗っかって用を済まし、器用にノブを手で押して水を流す猫をテレビで見たことがあります。猫も訓練すれば、補助犬のように出来るって見本でしょうか。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学(University of Minnesota)へ留学した記録のホームページにもどうぞ

 猫の話をひとつ。駅前のお宅にグレーのトラ柄の猫がいます。


 昼間の陽が射す時間になると、この猫は門の前でじっと座って動かないのです。声をかけても振り向きもしません。


 うちの奥さんのノッコは近隣の犬、猫に勝手にニックネームを付けます。わんわん吠える犬に、「ボンジュール」って声をかけると、おとなしくなくなるので、「ボンジュールわんこ」。この犬がいた家の前を通ると、「ボンジュール」と声をかけていました。今はもういません。犬の寿命は短いです。


 ある時近くの家の大きな庭で遊んでいた犬に門前から声をかけたら、尻尾をふりふり、ものすごい勢いで飛び出してきた。勢い余って我々を飛び越えて道路の真ん中でフィギュア選手のごとく急に止まりました。慌てて引き返してきましたが、車が来てたら轢かれるところでした。この犬は「ブレーキわんこ」と命名。門の前を通る度に「ブレーキわんこ」はいるかなっと庭を覗きながら通ります。


 この駅前の猫は何を考えているのか解らないので、「哲学の野良ちゃん」。

遠い夏に想いを-ねこ01
 この猫の飼い主は品のいい中年の奥さんです。

「天気だと、いつも門の前にじっとしてますね」
「この猫は野良ちゃんで、ある日うちに迷い込んできたのよ。うちには他に猫が一匹いるの。この猫はうちに上がろうともしないから、庭に猫小屋を作ってあげたの」


 猫はこの奥さんには身体をすりすりしながら甘える。でも通りかかりの人が声をかけて、近づいても振り向きもしません。じっと遠くを眺めているだけ。猫の気持ちは解りません。


 ある日の午後、子犬を連れた中年の女性が通りがかりました。犬は哲学の野良ちゃんを見つけると、突然吠えて、猫に向かって突進します。この女性、慌ててリードを引っ張って、叫びました。「お前が敵う相手じゃないんだから、駄目よ!」。猫はピクリともしないで、そのまま遠くを眺めている。

遠い夏に想いを-ねこ02
 ところが先日見かけたら、様子が少し変です。声をかけると、甘えた声を出しながら近づいてきます。喧嘩をしたのか両耳のところに怪我をしています。痛いのか、「何とかしてよ~」って言っているようです。可哀想だけど如何しようもありません。


 これで性格が変わって、哲学の野良ちゃんじゃなくなったかも知れません。


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 古い話でご免なさい。

遠い夏に想いを-ミネソタ大学
 ハロウインの時期になると思い出すのが、アメリカに留学していた頃の10月の下旬ですね。


 アメリカに来る前はハロウインなんて聞いたことがありませんでした。マクドナルドもディズニーも日本にはない時代だったから、知らなくて当たり前だったのでしょう。

遠い夏に想いを-コモンウェルス・テラス
 アメリカでは10月の中旬になると、街のデパート、商店、スーパーなどでハロウイン・グッヅのセールが始まります。ほうきに跨った三角帽子の魔女やバンパイヤ―やドラキュラなどの人形で店を飾ります。


 我が家でもスーパーへ行って、ママのノッコがカボチャを買ってきました。アメリカのカボチャは日本のより大きいのです。子供の頃に北海道で食べていたカボチャと同じでした。開拓時代にクラーク博士が北海道にいたように、農産物はアメリカから移植したものが多かったよです。


 カボチャの種を取り除いて、目と鼻と口の切り込みを入れ、中にローソクを灯すとジャク・オ・ランタンの出来上がりです。


 日本でも最近ディズニーによりハロウインが一般に知られるようになりました。ここらでハロウインについて考えてみては如何でしょうか?


 ハロウインは元々アイルランドのドルイド教の精霊を祭る行事が起源だそうです。ドルイド教ではカボチャでなくカブを使っていたそうです。アイルランドからの移民がハロウインをアメリカに伝えたそうです。カトリックにも諸聖人祭が11月1日にありますが起源は違いますし、使徒とすべての聖人・殉教者のための日となっているようです。イタリア、フランスなどのカトリックの国では祝日です。


 11月1日がハロウインで、10月31日はハロウイン・イヴです。クリスマスは25日で、24日がクリスマス・イヴと同じですね。


 さて、アメリカに行った最初の年のハロウイン・イヴは小雨がふる寒い夜でした。アメリカの漫画のキャラクターの衣装を買ってもらって、息子のチャオはハロウインを心待ちにしていました。当時5歳でした。何か期待感が高まることがあると熱をだします。この日も朝から微熱が出始めたのです。北国だから夜は凄く冷える。ママは外出禁止にしました。近所の子供たちがうちのドアをノックして「トリック・オア・トリート」と叫んでる。声で誰かが判ります。賑やかな夜でした。

遠い夏に想いを-ハロウイン01
 近所の子供たちと一緒に近隣の家を廻って、「トリック・オア・トリート」と叫んで廻りたかったのです。近くに住んでいる奥さんのルースが子供たちを連れてやって来ました。「チャオ、良かったら皆と一緒に廻らない」と誘ってくれたのですが、チャオは熱を出しているので、彼女に袋だけ渡して代わりに廻ってもらいました。

遠い夏に想いを-ハロウイン02

 翌年のハロウインは元気に子供たちだけで近隣の家々を回って来たそうで、集めたキャンディをテーブルに並べてご満悦の様子でした。ハロウイン・イブの直前になるとどこの家でも駄菓子を買いみます。「トリック・オア・トリート」と叫んで玄関にやって来た子供たちにトリートするためです。


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 狛江市って何処?
さて何処でしょう。全国の読者の方々は狛江市なんて知らないよって言われるかも知れません。


 狛江市は私が住んでいる東京都の多摩川の側にある小さな街です。小田急線が走っています。川を挟んで南は川崎市、北は世田谷区、東は調布市。なんと、市の面積が全国で2番目に小さいんです。勿論、東京で一番小さな市です。人口はもっと少ない市が東京にはありますが、この街の人口は7万人強しかいません。


 比較するのも何ですが、オーストリアのザルツブルグも山間のザルツァハ川に出来た小さな街ですが、人口は倍の15万人、街の面積は狛江市の10倍くらいあります。モーツアルトもビックリですね。


 こんな街を散歩しても、紹介するほどのものは何もないのですが、先ずは散歩に出かけましょう。


 この街の一番の誇りは(?)、「絵手紙」発祥の地らしいのです。私は絵が好きですが、はがきに絵を描くことはありません。

遠い夏に想いを-絵手紙










 駅の前には泉竜寺というお寺があります。特にどうと言うほどの寺ではないのですが、8世紀に起源を持つ寺の境内はかなり広いです。

遠い夏に想いを-泉龍寺01







 ここの庭には泉があります。江戸の後期には「和泉村の霊泉」として江戸名所図絵にも載ったそうです。いまはそんな面影は全くありません。

遠い夏に想いを-和泉村霊泉















 泉竜寺の近くに古民家があります。川崎市の古民家園にはかなりの数の全国から移築した古民家がありますが、ここの古民家は地元の古い農家を保存して、一般に開放しているだけです。

遠い夏に想いを-古民家01







遠い夏に想いを-古民家02









 更に東へ歩くと、調布市の手前で多摩川の土手に出ます。ここに万葉歌碑というのがあります。この碑には万葉集14巻に載っている東歌の一首が記されています。原文は万葉仮名の漢字だけで綴られています。

遠い夏に想いを-万葉碑01
遠い夏に想いを-万葉碑02









 意味は「多摩川にさらさらとさらす手づくりの布のように、さらにさらにどうしてこの娘がこんなに可愛いのだろう」という恋歌らしいです。1805年に建てられたのですが、多摩川の洪水で流され、行方不明になっていたのを惜しみ、1923年に作りかえられたものらしい。


 帰りは多摩川の土手を歩いて、のんびりとした散歩を締めくくりました。



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 10月20日の土曜日の寒い夜に、隣街の調布市の花火大会が2年ぶりにおこなわれました。毎年8月におこなわれていましたが、今年は10月下旬になりました。


 多摩川の河原に行けば、もっと素晴らしく見れるのでしょうが、寒いので家の近くで撮りました。見事にシャッターブレを起こし、芸術的な映像になりましたよ?。
遠い夏に想いを-花火04
遠い夏に想いを-花火03
遠い夏に想いを-花火02
遠い夏に想いを-花火01
遠い夏に想いを-夕焼け
これらの民家の上の西の空に花火があがります。


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