音楽活動が本格的になって来ると、
次にチャレンジするのが「音源制作」だ。
4~5曲入りのミニ・アルバムを作る人が多い。
そして合わせて「レコ発ワンマン」にも挑戦だ。
(大概はゲストを呼び、完全なワンマンではないが)
だが、初めてのCDに満足する人はまあ少ない。
取り組み方や、レコーディングへのアプローチ、
自分自身の持って行き方が分かっていないからだ。
場合によっては、後年録り直す人も実際少なくない。
後悔しない音源制作のために、
今回のブログを参考にして欲しい。
池袋フィールドの出演者の音源制作には、
随分と携わってきた。
ここでは、私が制作にスタート時から
関わったケースを紹介する。
流れとして多いのは、曲作りの段階から一緒に考える。
一年かけて曲作りし、最終的にレコーディング、が多い。
その中で、アーティストとしてのコンセプトを詰め、
「何」を「どんな」スタイルで歌って行くか模索する。
どうしても最初のウチは、出来ちゃった曲で、
オムニバス的なアルバムを作ってしまうだろう。
自身のスタンスも曖昧なままの歌詞作りで、
曲達を眺めた時、齟齬や相反が生じる場合もなくは無い。
自分の曲が自分の別の曲の主張を否定してしまうのだ。
それが一番怖い。あってはならない。
適当な立ち位置で曲作りしてると、
そういう難関にぶつかる。
これからの事を考えた時、「捨てる」勇気も必要だ。
守るべきは「アーティストとしてのスタンス」だ。
曲がかなり溜まって来た段階で、曲選考に入る。
せめて収録予定曲数の「倍」は作って、選びたい。
どれも捨てがたい状況が、望ましい。
その中で各曲の「色合い」には注意しよう。
同じような色の曲ばかりを収録すれば、お互いを殺し合う。
そして必ず「メイン」になる曲があるはずで、
もしかしたらそれが「アルバム・タイトル曲」かもしれない。
その曲を中心に周りを様々な色で埋めて行こう。
特に自分の中の「変化球」な曲はぜひ入れたい。
チャレンジ曲だったり、良い意味での「捨て曲」は、
アルバム全体にバラエティーと深みを作る。
そこには今までに無い、君の可能性が隠されてる場合が多い。
アルバムを聞いた人が、君の「次」に期待するのは、
そんな幅広さや遊び心、そして可能性を秘めた楽曲だ。
余談になるが、君のステージを観た人の印象に残った曲が、
その「変化球の曲」である場合は意外と多い。
変わっているのだから仕方ない部分もあるが、
しかしそれは君のメインとすべき曲達の「力不足」を表している。
人の心を揺さぶる楽曲は、簡単には作れないが、
それ無しに進む道もまた無い。
心して楽曲制作に取り組もう。
「いつまで経ってもレコーディングに入らないなぁ~」
と思ってる人。そうなんです!
たとえミニ・アルバムだとしても
制作には、トータルで1年は掛けよう。
フルアルバムなら曲作りも含めて2年は掛けたい。
そこで手を抜くから、結果後悔に苛まれる。
ここでも取り組む意識の違いが、結果を左右する。
「とりあえず」ではなく、「歴史に残る」って
意気込みで作るのなら、当然全てが変わる。
大げさに感じるだろうが、録音物ってそういう側面がある。
否が応でもでも出した物は一人歩きする。
発表した以上、その全ての責任は君に帰属する。
良くも悪くも。
だからせめて後悔しない、納得の行く作品を作らなければならない。
その為には時間を掛けるしかないのだ。
掛けた時間分、作品は君の理想に近付く。
という事で、すっかり長くなってしまったので、
実際の作業編は来週書きます。
以下次号!