「本物」と「ニセモノ」君はどっちだ? | 池袋フィールドのブログ

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ライブハウス 池袋フィールドです。
アーティストとしても活動中の店長・山石敬之が
日々の出会いやエピソードを語っていきます。

物事には「本物」と「ニセモノ」がある。

厳然とある。

誰にでも見分けられる訳では無いが、

それは間違いなく存在し、分かる人には即分かる。

「分かる人」とは、もちろん「本物」の人だ。

そしてそれは完成する前から分かってしまうので、

まだポンコツ状態でも二つに分かれる。

 

一体何が違うのか?

答えは割りとカンタン。

「柱」の有る無し。「哲学」の有る無し。

言い換えれば、「やりたい事への信念」の有る無し、だ。

 

音楽を始めたきっかけは人それぞれだと思うが、

いずれにせよスタート時は「勘違い」してるものだ。

「アレ?意外と出来ちゃう。俺、天才かも?」

「アノ人が出来るんだから、自分も出来るはず」

「専門学校へ行けば、卒業の頃にはプロ並みだ」

「自分の感性が分からないのは、みんながバカだからだ」

などなど、ある意味勘違いが後押ししてくれて

音楽の道へと踏み出して行く。

それは、良いんだ。誰でもそんなもん。

だが、スタートしてからの「気付き」の有る無しで、

その後が決まる。

素晴らしい音楽と出会い、感動し、身震いし、

自分の中でタギルものが生まれ、

自分もそんなアーティストに近づこうと足掻き、奮闘し、

そして自分のダメさ加減に気付く。

自分の録音、録画を聴き、観て、その「ダサさ」に驚愕する。

そこでこの道は違う、と諦め、やめる人もいるだろう。

しかし自分の「ダメさ」と向き合って、取り組む人は

先へと進める。そこからが本当のスタートだ。

 

やりたい事が見つかって、でも自分にその能力が足らなければ

やる事は決まっている。

鍛錬だ。努力だ。繰り返し自分のダメさと向き合う事だ。

誰もが「そこ」を通る。

それは寿司職人も、スポーツ選手も、デザイナーも、漫画家も、

皆同じだ。

そしてそれには決まって時間が掛かる。

仕方ない、簡単じゃないから。

そこで「これだ!」にたどり着ければ、君は本物になれる。

 

物事は簡単じゃない。

辿り着きたい先が見えた時、そこへの長い道のりが、

君の「柱」になる。「哲学」になる。

物事の「本質」を知るのだ。

だからこそ「本物」になれる。

残念ながらアーティストもスポーツ選手も

ほぼ10代で決まる。

中学、高校時代でこの気付きの作業を済ませてから、

20代は果てしない「経験値の貯蓄」に入る。

ひたすらの「トライ & エラー」だ。

その都度「良し!」と「ガッカリ」を繰り返す。

だがその果てしない繰り返しの先に見えて来るモノがある。

本当にやりたい事、やるべき使命が。

自分が誰だか分かって来る。

こうなれば、君は間違いなく「本物」だ。

「はぁ?何の事?」って奴が「ニセモノ」だ。

 

さあ、君はどっちだ?

どっちになりたい?

「本物」は苦しい。

気の遠くなるような道程を前にクラクラするが、

やがて知るだろう。

本物の「楽しさ」を。

「喜び」を。

「生きる意味」を。

そして「人生の味」を。