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法隆寺を守る龍田神社 【生駒郡斑鳩町龍田】

龍田神社。

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生駒郡斑鳩町龍田のメインストリートから中ほどに入った住宅街に、龍田神社はあります。



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御祭神は天御柱命国御柱命

元々の社名は「龍田比古龍田比女神社」。
龍田比古神龍田比女神の二神(龍田大明神)を祀っていました。
後に龍田大社より
天御柱命、国御柱命の二神を勧請したため、二神が主祀神となり、龍田比古神、龍田比女神を配祀としています。



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その昔、聖徳太子が法隆寺建立にふさわしい土地をもとめ平群川(竜田川)を検分してまわっていました。
そんなとき、椎坂山で白髪の老人に出会いました。
なんと老人は、龍田大明神の化身でした。

龍田大明神は、太子に「斑鳩の里こそが仏法興隆の地である。私はその守護神となろう」と言いました。

こうして太子は、龍田大明神の言う通り、斑鳩の里に法隆寺を建立し、鎮守社として龍田大明神を祀る神社を創建したと伝えられています。




場所:生駒郡斑鳩町龍田1丁目5―3
交通:「王寺」駅よりバスで「竜田神社前」下車徒歩1分



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般若窟と、宝山寺の歴史 ~ 生駒山おさらい(2)

宝山寺(ほうざんじ)。
山号は生駒山(いこまさん)。宗派は、真言律宗。
不動明王を本尊とし、鎮守として
大聖双身歓喜天祀っています。



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(宝山寺 本堂)




生駒山の山腹に露出する奇岩が般若窟といわれ、山岳宗教の対象となり、
役の行者・小角が般若経を写経して納めたという伝説や、若き空海が当地で修業をしたという説話が残されています。


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(建物後背の岩礁が般若窟)


鎌倉時代までには寺院が成立していたとされていますが、

来歴が明らかにされているのは、江戸初期、延宝6年(1678)。

湛海(たんかい)律師が入山し、それ以後、不動明王大聖双身歓喜天への信仰をもとに寺院を興しました。
事実上の開山は湛海からとされています。

聖天堂に祀られた大聖双身歓喜天が、今でも「生駒の聖天さん」の愛称で親しまれています。




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生駒山の宝山寺、いかがだったでしょうか?
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奥まった聖地「生駒山」と宝山寺 ~ 生駒山おさらい(1)

先日、久々に、宝山寺に行きました。
私の友人に宝山寺のファンがいます。
彼から色々話をきいていると、私自身、興味がわいてきました。

少しずつですが生駒山、宝山寺について掘り下げていきたいと思っています。

これまでもたびたび生駒山、宝山寺についてとりあげてきました。
まずは、おさらいをしたいと思います。

さて、生駒山は、大和盆地の西北の隅に位置します。


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標高642.3メートルの生駒山が、稜線が南北に走って、大阪との境となしています。

イコマという地名は、イを接頭語に、コマは馬の駒から、胆駒、射駒、伊駒、生駒、往馬と、様々の解釈が伝えられています。


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古来より生駒山を神聖な山として信仰の対象になっていました。

イコマのイは、神聖であることを意味する「斎」。

コマは、クマ。つまり「隅、隈」の変化形としてみられています。

つまり、イコマとは、「奥まった聖地」、大和盆地の聖なる奥地をあらわしたものでした。


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生駒山には、新旧・多種多様な宗教があつまって、思い思いの活動をされています。

その中でも「聖天さん」とよばれひろく親しまれているが「宝山寺 生駒聖天」です。


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生駒山には、かつて、役行者空海が修行をしたという伝説もあり、山中にはいって修行する仏教徒の行場でもありました。

生駒山は、大和への入口であり、西方の鎮めの山、境の山として強くはげしい神がおわず山としてひろく信仰されてきましたのですね。






生駒と宝山寺のおはなし、つづきます。

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