ちょっとしたことで
イライラしてしまう。
家族のちょっとした一言に
反応してしまい、後から
「そんなに怒ることじゃなかったのに」
と自己嫌悪する。
気分が落ち着かないまま
夜を迎え、ベッドに入っても
頭の中がずっと
動き続けていて眠れない。
眠れたとしても
夜中に目が覚めてしまい、
朝はぐったり。
体は重いのに一日が始まり、
また同じことの繰り返し…。
そんな毎日を過ごしていると
「なんで私はこんなに
不安定なんだろう」
「前はもっと元気だったのに」
と落ち込み、さらに気持ちが
沈んでしまいます。
これって、
まさに更年期の女性が
抱えやすい典型的な
悩みなんです。
そんな声、
実はとても多いんです。
けれど安心してください。
食事を少し変えるだけで、
心と体のバランスは
整っていきます。
更年期は
女性ホルモンの分泌が
大きく変わる時期。
その影響で
自律神経の働きが乱れ、
感情のコントロールや
睡眠のリズムが
崩れやすくなります。
つまり、性格の問題でも
意志の弱さでもなく、
体の内側の変化が
影響しているんです。
だからこそ
「食べるもので整える」ことが
とても有効なのです。
ポイントは2つ。
「ホルモンをサポートする栄養」
と「腸内環境の丁寧なケア」。
まず、
女性ホルモンの働きを
サポートするのが
大豆製品です。
納豆や豆腐、豆乳に含まれる
「大豆イソフラボン」は、
体の中で女性ホルモンに
似た働きをしてくれるため、
気分の波やホットフラッシュの
緩和に役立ちます。
さらに発酵食品や食物繊維を
一緒に摂ることで腸内環境が整い、
幸せホルモンとも呼ばれる
「セロトニン」の材料が
しっかりつくられるように
なります。
セロトニンは夜になると
眠りのホルモン「メラトニン」に
変わり、自然な眠気を
導いてくれるのです。
実際に受講生の中には
「仕事から帰ってきても
イライラして子どもに
きつくあたってしまう」
という方がいました。
その方に提案したのは、
夕食に納豆とアボカドをのせた
簡単な丼。
大豆イソフラボンと
アボカドのビタミンB6が、
セロトニンをつくる
サポートをしてくれます。
すると数週間で
「同じことがあっても
前ほど怒らなくなった」
と変化を感じられたそうです。
また
「夜中に何度も目が覚めてしまう」
という方には、朝食にバナナ・
ヨーグルト・ナッツを合わせた
朝ボウルをおすすめしました。
トリプトファンやマグネシウムが
豊富で、睡眠ホルモンの材料を
しっかり補えます。
その方は
「朝から心が軽くなって、
夜も自然に眠気がくるようになった」
と話していました。
ホットフラッシュがつらい方には、
ブロッコリーと豆乳のポタージュも
人気です。
ビタミンEが血流を助け、
カルシウムが神経の高ぶりを
やわらげます。
温かいスープを
飲むことで体も心もほっと
落ち着きます。
このように、
特別なことをしなくても
「今日の食卓に何を足すか」
という小さな選択で、
心と体は少しずつ
変わっていくのです。
「自分をいたわる食事」は、
毎日の小さなエール。
イライラしても
落ち込んでも大丈夫。
あなたの体はちゃんと
応えてくれます。
心と体にやさしい選択を、今日もひとつ。
