朝の通勤電車、
身動きも取れないほど
ギュウギュウに押し込まれた車内。
「今日もなんとか遅刻せずに
間に合った」と
ホッとした瞬間顔が
じわっと熱くなる。
額から首筋から止まらない汗。
急いでハンカチで
拭いてもまったく追いつかない。
目的地の駅に着いて
トイレに駆け込み鏡を
見ると赤ら顔に崩れたメイク。
朝からもうぐったり!
実はこの悩みは
「自律神経の熱調整回路」
が乱れているサイン
かもしれません。
わたしたちの体には
温度センサーがあり
それをコントロールしているのが
脳の視床下部という部分。
暑くなれば汗をかいて
体温を下げ寒ければ震えて
体温を保つという調整を
自動で行ってくれる
自律神経の司令塔です。
でも更年期に入ると
女性ホルモン(エストロゲン)が
急激に減少します。
このエストロゲン、
実は温度調節機能にも
関係しているんです。
それが減ることで
「本当は暑くないのに
暑いと誤解してしまう」
状態になるのです。
つまりあなたが
朝の電車で感じた
汗だく地獄は「暑さ」
ではなく「誤作動」。
火災報知器がちょっとの湯気に
反応して大音量で鳴り出すようなもの。
ではどうすればこの誤作動を
落ち着かせられるのでしょうか?
これには
「視床下部リモデリング栄養戦略」
という方法があります。
これは栄養学と東洋医学を
組み合わせたアプローチで
視床下部(自律神経の司令塔)の
働きを正常化させることを
目的とした戦略です。
ポイントは3つだけ。
1. 体を冷やしすぎない食材を選ぶ
2. 朝に温エネルギーを与える
朝食をとる
3. 肝と脾を整える食材を
日常に組み込む
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
1体を冷やしすぎない食材を選ぶ
「暑いなら冷たいものを
飲めばいい」と思いがちですが
更年期の汗は熱ではなく
誤作動なので
逆効果になることも。
冷たい飲み物、生野菜、
カフェインの取りすぎは
体の熱バランスを
さらに狂わせます。
代わりに、白ごま、生姜、
黒豆などを少しずつ
日常に取り入れることで
過剰な熱反応を和らげて
いけます。
50代の受講生さんは
毎朝のスムージーをやめて
温かいみそ汁+雑穀入りごはん
に変えたところ朝の汗が激減。
「満員電車が怖くなくなった」
と話してくれました。
2朝に温エネルギーを
与える朝食をとる
朝食の内容がその日の汗の量を
左右します。
「バナナとヨーグルトだけ」
「パン1枚とコーヒーだけ」
では自律神経にエネルギーの芯が
届かず体がヒステリックに
反応しやすくなるのです。
おすすめは
「根菜入りの具だくさん味噌汁」。
特ににんじん、ごぼう、大根など
地中で育つ野菜は
温め効果と気持ちの安定に
役立ちます。
3肝と脾を整える食材を日常に組み込む
東洋医学では
「肝は自律神経を
脾は消化吸収を司る」
とされています。
つまりこの2つが乱れると
汗・ほてり・イライラなど
更年期特有の症状が
一気に強くなるのです。
特におすすめの組み合わせは
「小松菜+しらす+ごま油炒め」。
肝に必要な鉄分、
脾を補うたんぱく質、
めぐりを良くする油
の3つが一皿で取れます。
料理が苦手な人でも
コンビニで小松菜を買って
電子レンジでチン
+しらす+ごま油を
かけるだけでOK。
即効性のあるメニューです。
満員電車での汗地獄も
朝から感じる不安も
「今の食生活」と密接に
関係しています。
ただ我慢するのではなく
自分の体に「ありがとう」
と言えるような
食べ方に切り替えていく。
ほんの少し選ぶものを
変えるだけ。
朝食を変えるだけ。
でもそれが自律神経を整え
汗やほてりを静かに
沈めてくれます。
あなたが安心して
朝を迎えられるように。
笑顔で出勤できるように。
自分の体に自信を取り戻す
その最初の一歩を
「食べること」から
始めてみてくださいね!
