「かいこ」…ソラマメ

今の時期にしかお目にかかれない、大きなさやに包まれた大きなお豆「そらまめ」

形がかわいくて、和食器のモデルになってることも多いですね。

漢字では

蚕が作るまゆの形に似ているから「蚕の豆」とかいて「蚕豆」と書いたり

さやを天に向けて実ることか「ら空の豆」と書いて「空豆」と書きます。

どちらの漢字も季節に合って、その都度使い分けたいですね。

ソラマメは塩ゆでをするのが一般的な調理法です。その際には、まめの黒いつめの部分「お歯黒」に少し切れ目を入れて塩ゆですると、冷めても皮にしわがよらず、きれいにゆであがります。

さて、ソラマメを食べる際、薄皮は食べますか？

実は、薄皮には食物繊維が多く含まれていますので、口当たりが気になれなければできるだけいただきましょう。

ソラマメを丸ごといただいて初夏の味を満喫しましょう！

「小満」

木々や花、鳥、生きとし生けるものが天地に満ちはじめる「小満」

春にまいた種が芽をだし、根付き、ほっとする時期であるとも言われています。

温度が低かったり、雨続きだったり、日照り続きだったり…

芽をだし、根付くまでには何かと不安な要素も多いものです。

芽を出して、喜び

本葉を出して喜ぶ

その一つ一つの小さな変化の喜びが私たちの心を満たしてくれます。

でも、いつかその小さな喜びを忘れ、大きな期待が生まれてきます。

「たくさんの実がなりますように」と

そこを満たされたときに幸福だと感じるんだろうと、さらに期待と欲求を持ちます。

そうすると、期待はずれや欲求不満と言葉がうまれます

毎日のほんの些細な変化を見つけて、心を満たしましょう

それが本当の幸せ

今日は「小満」小さな満足の積み重ねができているか自分にといかけてみましょう.

「かいこ」…マルベリー

今の時期にあたる旧暦の４月には「蚕にやる桑の葉を摘み取る月」ということから「木の葉採り月」という別名があります。

「桑の葉」は蚕のエサだけではなく、私たちの体にも働きかけてくれます。

「桑の葉」は「マルベリー」という名前でも知られています。

「マルベリー」には「デオキシノジリマイシン」という成分が含まれています。

この成分が糖の吸収を抑え、血糖の上昇を防いでくれますので、糖尿病をはじめとする生活習慣の予防や、ダイエットにも役に立つのです。

また、女性には嬉しいのが「美白」作用

蚕が白いのはマルベリーを食べているからとも言われています。

「マルベリー」は緑茶に近いお味で大変飲みやすいハーブティーです。

糖尿病予防やダイエットには食前２０分前に飲むのがお勧めです。

外用には、マルベリーをパウダー状にし、少し水を加えゴマージュにしたり、

クレイと混ぜてパックにするとよいでしょう。

夏に向け、体の中から絹のように美しくなりましょう！