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「成長」…青かえで


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春に花を咲かせていた木々たちが、実を結び、

かわいい種の赤ちゃんたちが誕生しました。


かえで、さくら…今の時期にしか見ることができない薄紅色と、黄緑のコントラストです。

とても初々しさを感じます。


木々が種子と過ごす間はどんな思いがあるのでしょう?


みどりは「育む」色 赤は「自立」の色

半年近くかけ、木は種子が自立できるよう育むわけですね。


これから、木々たちは緑色を深くし、種子は赤みを増していきます。

色が深くなるにつれ、それぞれが成長していくのです。

やがて、同じ色だったものがまったく別の色になっていき、それぞれの役割を果たします。


きっと、人においても同じ…


「自分も、人も、育む」 緑はそんなメッセージを私たちに投げかけてくれています。








「成長」…ホオノキ



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緑の木々の中、大きな葉の姿に引き寄せられるのは「ホオノキ」

生長が早く、高さ30メートルにもなる大きな木です。

枝の先には風車のように大きな葉を何枚かつけています。

背も高く、大きな葉なのに、圧迫感を感じさせないのは、

枝がしなやかで、風にゆらゆらとゆられているからでしょうか。


どの葉にもきちんと日があたるように、枝がしなやかになっているそうです、

大きな葉ゆえに、しなやかな枝は「ホウノキ」が身に着けた知恵なんですね。


ホオノキは「包む木」からきているといわれるように、朴葉寿司など食べ物を包むのに使用されてきました。朴の葉は香りがよく、食中毒の原因の一つの黄色ブドウ球菌に対して抗菌作用があります。

大きくなりたての今の時期は葉も柔らかく、使いやすいので、朴葉寿司を作るのに最適なのです。街の中ではなかなか手に入りにくいですが、一度挑戦してみたいものですね。


ホオノキは樹皮は漢方に、材木は狂いがなく乾燥しやすく柔らかいことから様々なものに利用されてきました。


知恵があり、柔軟性があるその性質を見習いたいものですね。

今の時期は白い大きな花をつけていますので、香りを楽しみにホオノキに会いに行きましょう!

「成長」…ヘビイチゴ


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この時期、道端で目をひく赤い実。

幼い時、「食べてみたい!」と思われたことがあるのではないでしょうか?

その名は「ヘビイチゴ」

赤い実をみると食欲がわくのは、人間の本能なんでしょうね。


とはいっても「ヘビイチゴ」、食べたことがある人は少ないのではないでしょうか。

名前からのイメージで毒がありそうだから…とか採ると蛇がくるからとか…

口に入れるのを敬遠してしまいます。

実際は、毒はないし、蛇もこないですが、食べてもおいしくないのです。


しかし、せっかく身近で収穫できるのですので何かに利用したおですよね。

美味しくなくても食べられないことはないのですが、食用よりも薬用として使用することができるのです。

ヘビイチゴのエキスは虫刺されやあせもなどこれからの時期のお肌のトラブルを軽減してくれます。


作り方は簡単

「ヘビイチゴ」を摘んで、ガラス瓶の半分くらいまでいれ、焼酎やウオッカを注ぎます。

1か月ほどおいて中のヘビイチゴをガーゼなどで濾し、遮光ビンに写し出来上がり。

使用する際は精製水で20倍に薄めます。

保存期間は原液は1年、薄めたものは冷蔵保存で1週間。

少しずつ薄めて使いましょうね♪


さぁ、早速「ヘビイチゴ」摘みをしにいきましょう!