時
今、この瞬間、あなたはどんな過ごし方をしているでしょう?
私たちは日々を時とともにすごしています。
私たちが誕生する前から、時の流れはすでに存在し、
全てのものが平等に与えられているもの。
同じ時なのに楽しい時は早く感じられ、つらい時はゆっくりと感じる
このまま時が止まればいいのに…と思う瞬間も人生には何度かあったりする
でも、時はそんな人々の感情とは別に淡々と過ぎていく、
軽薄といえば軽薄だし、機械的だけれども、、自分のペースを崩さない
だから、人は時を信頼できるし、それに従える
そして、「時が解決してくれる」と
問題の解決を時に委ねたりもする
そう、私たちは時があるからこそ、躍動感のある人生なんだろう
どんな生き方をしても。ちゃんと寄り添ってくれている”時”
自分に与えられた”時”と大切に過ごしたいものですね。
芒種
今日は芒種
稲など芒のある植物の種をまいたり、田植えをする時期です。
水が張られた田には、小さな緑の苗が整然と並んでいます。
風に揺られ、まだまだ弱々しいですが、きちんとそこに立っています。
この稲たちは私たちにたくさんの恵みをもたらしてくれます。
稲は私たち日本人にとっては、生きていく糧となるものです。
食糧として「米」になるだけでなく、「モミ」「ヌカ」「ワラ」とそれぞれが様々に利用されています。
「ヌカ」はヌカ床を作り、漬物をつけたり、米油にしたり
「モミ」は湿気とりや、箱に物を入れる際のクッションにしたり
「ワラ」は屋根や草履にしたり
そんなところから「命の根」といわれ「イネ」となったといわれています。
また、江戸時代までは年貢として「コメ」を納めていたことからも、通貨を表しているわけですから、
食べるだけでなく、生活する手段として必要ともなるわけです。
幼い時に「ご飯粒を残すと、目がつぶれる」といわれたことはありませんか?
今でも、食事をする際にはそれを意識します。
その小さな一粒が私たち命の根になる
今の時代、実感しにくいですが忘れてはならない言葉ではないでしょうか。
米一粒を大切にすることは自分を大切にすることなのです。
植物と向き合う…ルバーブ
「ルバーブ」という名のハーブを聞いたことがありますか?
シベリア原産のタデ科の植物。大きな葉が特徴です。
今の時期は次から次に収穫をすることができます。
でも、使用するのは茎
かたい茎ですが、火を通すと柔らかくなり、簡単にジャムを作ることができます。
味は甘酸っぱく、さっぱりしていますが、食べたことのない味に初めての方は首を傾げられるでしょう。
茎は食物繊維が豊富なため、お腹の調子を整えてくれます。また、カルシウム含有量が非常に多いといわれています。
寒い地方原産なので、夏を暑さを過ごすには工夫が必要ですが、日陰を作るなどの手助けをしてあげればちゃんと夏をこしてくれます。ただ、夏をこすとかたさがまし、あくが強くなります。
苗に出会ったら是非「ルバーブ」育てに挑戦してみましょう!
気候が違うからとあきらめないで、環境を整えてあげることも大切なことです。
植物との付き合いは人間との付き合いと同じ。
相手を思う、そんなことを大切にしましょう。

