「紅花」…紅花を育ててみよう
染料、食品、美容と私たちの身近なところの歴史に実は深く浸透している紅花
そんな紅花を育ててみませんか?
どのような場所でも育ち、その花色は、ビタミンカラーで私たちにエネルギーを送ってくれています。
今の時期、花屋さんで売られていますが。
成果としてだけでなく、ドライフラワーとしても楽しめます。
本来は花は早めに摘み取ってしまうのですが、家庭で楽しむこと、できるだけ長めに、様々なことを楽しみたいものですね。
ドライフラワーの楽しんだ後は、先端の花びらを採取し、染物にしてみましょう。
花を採ってしまった姿でも、これまたかわいらし姿。飾りに使ってみましょう。
一部は涙をのんでかわいらしい姿を分解してみましょう。中からかわいい種たちが顔をのぞかせます。
これで、来年は育てる楽しみも加わります。
あなたの手で十分に魔法をかけることのできる和のハーブ。あなたの手からみんなに広げていきましょう。
「紅花」…口紅
「くれない」その響きをきいてどのようなことを連想しますか?
くれないの頬、くれないの口元
白い肌に、ほんのりとしたくれないは健康さを感じさせるのです。
口紅ば紅花の色素から作った化粧品です。
今では化粧品は美を表現する手段の要素を多く持っていますが、
歴史をさかのぼりますと、化粧品、薬の間にそれほど壁がなく、それぞれが上手く作用しあい、化粧品として使用していたものが病に作用していたり、薬として取り入れていたものが老化を防いでいたりと
いうことは多々あったようです。
かったのです。になっているということは、人の肌にその色がよく合ったのでしょう。老化を
この口紅も実はそうかもしれません。
口紅は血行が悪くなりがち、紅花には血の巡りをよくする作用があります、色素を唇に塗ることで血行を良くしようとしたのかもしれません。それが、色が重視されるようになり、作用の持たない化粧品に変化していったとも考えられるのです。
薬指は紅さし指とも言われます。
どちらが先かは分かりませんが、ご自分の口紅選びに少し意識してみましょう。
表面だけではない美しさをその口紅は持ち合わせていますか?
紅花は真の美しさを教えてくれているのです。
「紅花」…紅花染めに挑戦してみよう
「紅花染」
どんな色に染まるか分かりますか?
黄色、ピンク、紅色
どれも、紅花の色素から染まる色。
紅花は花びらに赤と黄色の要素をあわせもっています。黄色は水で溶けだし、赤い色素はアルカリ水に溶けだします。
赤色は、黄色を水で取り出した、残った花びらの中にあるのです。
ですから、ピンクに染めたければ、黄色も必ず染色できるという、ちょっとお得さを感じる染めなのです。
まずは水の中で花をもみ、黄色の色素を取り出します。そこに布をつければ、鮮やかな黄色に染まります。
この後、炭酸カリウム水溶液に黄色を取り除いた花びらを入れると、赤の色素を取り出すことができます。布を入れ、クエン酸で染色液を中和させます。すると赤色色素で染まった紅花染めが完成するわけです。
黄色が残っていれば紅色になるというわけです。
きっと、その時々で様々な色になるのです。
紅花を買い求めて挑戦してみましょう。