合格実績のモノポリー化を考える
私はモノポリーというゲームにはまっていますが,モノポリーとは「独占」という意味です。
企業がある製品について,独占的な市場を形成した場合など「あの企業はモノポリー化しているね」と言ったりすることがあるようです。
本当に独占状態がおこったとき,ゲームであればそこで終了ですが,実社会においては必ずしも有益なことばかりではないのかな,と思うことも最近は特に多くなりました。
「健全な競争」は人であれ企業であれ,成長のためには必要である
と思っています。
で,わが塾業界に目を向けます(首都圏)。
中学受験では,SAPIXと日能研を両横綱と考えれば,健全な競争が生じていると考えられます。
高校受験では,SAPIXに元気がなくなっている分だけ,難関高校の実績においては早稲アカの一人勝ちの様相となってきました。10年前,15年前,そして20年前の業界勢力図を知っている身としては,早稲アカはまさに「ゴボウ抜き」で勝ち上がってきました。私が関わっていたころは「SAPIXに追いつけ追い越せ」の時代ですから,すでに早稲アカは違うステージに上がっていったことになります。
で,私が今気にしていることは,
それでは,次に早稲アカを追う塾はどこなのか
ということです。正直,コレ!という塾が見当たらないのが現状です。この状態は塾業界全体にとって有益なことなのかどうか,私は疑問に思います。
やはり,「健全な競争」が生じていて,互いに切磋琢磨する中で成長していく環境は必要だと思うのです。
「合格実績なんて・・・」という声が世間にはあることも承知していますが,特に進学塾が「志望校合格という夢を売っている」ことを考えれば,やはり合格実績にこだわりを持って仕事をし,スキルを上げ,生徒や保護者に喜んでもらうことが最大のミッションであると私は思います。
だからこそ「早稲アカに追いつけ追い越せ」という塾が,1つでも2つでも登場してくれないと,高校受験をとりまく環境に停滞感が生まれます。
合格実績をトコトン追い続けるという姿勢は,想像以上に塾には好影響を及ぼすのですが・・・
地味な節電
首都圏では,暖房便座のプラグを抜くだけでなんと75万KWの節電になるとか。
私もさっそく,仕事先で入った個室の便座プラグを抜いてみた。これは数日前の話だが,とくに「いやぁ,便座がヒンヤリしてて困ったよ,誰だ,プラグを抜いたやつは!」なんて騒ぎにはなっていない(はず)。
よく考えると,職場の便座というのは「プラグが入れっぱなし」になっているはず。冬になって寒くなれば,個室に入って「冷たい」と最初に感じた誰かが温度を上げてそのまま,そして春になれば「ちょっと暖かすぎ」と最初に感じた誰かが温度を下げてそのまま,・・・,の繰り返しではないだろうか。(注)どこかの会社の総務で「便座の温度管理」が仕事になっているとすれば,素直にゴメンナサイします。
いま,我々ができる「最も地味な運動」の1つに,実は「自分が入った個室の便座プラグを抜こう」が入るべきだと思うのだが,いかがだろうか。「ウエシマ作戦」よりも地味で,決して誰からも感謝されない1人だけの作戦。
私は,腸弱者の1人としてこの作戦を実行しようと思う。ただし,様 々な健康状態の方がいらっしゃるような場所(デパートとか)では実行しないのでご心配なく。
早稲田塾中学生プライム館1期生の皆さんへ
皆さん,色々と大変だと思いますが元気でやっていますか?
11日(金)は,おそらく学校に留まることになった人が多かったのではないでしょうか。私も当日には帰宅できませんでした。今はなんとか無事にやっています。
11日(金)・12日(土)は,本来であればプライム館1期生として最後の授業でした。ちゃんとお帰りテストも用意していたのですが残念です(笑)。本当は直接「高校生になっても頑張れよ」と,笑いながら声を掛けるべきところですが,この情勢では仕方がありません。
ということで,このブログを通して皆さんに,プライム館の講師として最後のメッセージを伝えます。
「天災の前には人は無力」ということを,今回の地震を通して皆さんも理解したのではないでしょうか。
いくら無力とはいえ,ただ立ち尽くすわけにはいきません。我々が人間である以上,生きなければなりません。一歩でも前に進むしかありません。
「こんな大災害なのに,どうすればいいんだ」と不安になる気持ちはわかりますが,ほとんどの大人だって,こんな経験がないからわからない,というのが本当のところでしょう。
でもね,大人である以上,「正解が見つからない」といって諦めるわけにはいかないのです。守るべき大切な人のために,一人一人ができることを懸命にやり続けるしかないのです。「最善を尽くす」というやつです。
皆さんは,まだ保護者に守られる立場ですが,あと数年もすれば社会人として自立することになります。「自立」とは,まさしく「大人になって世の中を生き抜く」ことです。「諦めたら試合終了」の中で懸命に働いている大人の姿を目に焼き付けておいてください。
そして,私と向かいあって学んだ数学の,そしてこれから皆さんが続けていくであろう勉強の,目的の何割かは,これから皆さんに必要とされる「諦めずに粘る習慣」の取得のためだと思ってください。
今後状況が落ち着いて,授業が再開されて,高校1年として塾に通うようになったら,ぜひプライム館にも顔を出してください。相変わらずの様子で座っているであろう私を見つけてくださいね。
