1人でも多くの方が
偏りのない情報に辿り着き
あらゆるリスクを知った上で
接種をするも、しないも
正しい自己判断ができますように。
また、接種された方の副反応に
正しい診断と治療・補償が届きますように。
先日、ワクチン副反応疑いのうち
くも膜下出血 の症例をご紹介しました。
今回は、同じく脳卒中の1つ
脳梗塞についてです。
副反応データベース で検索すると
9月3日までの報告で
ファイザー 234件
モデルナ 8件
全部で 242件 の症例があります。
こちらも、もともと
誰にでも起こり得る病気の
1つではありますが
症例のうちの196件、
80%以上が、ワクチン接種後
1週間以内に発生していました。
今回は、自然発症が多いとは
言えない30代の症例で
接種から12時間後に発症したもの
をご紹介します。
画像引用:wikipedia
内容は、厚生科学審議会
の資料に基づきます。
詳細を確認されたい方は
資料(開催回)と症例ナンバーを
資料(開催回)と症例ナンバーを
ご参照ください。
【年齢】36歳
【性別】女性
【既往症/アレルギー】なし
【内服】なし
【接種日】2021/3/22
【副反応発生日】2021/3/23
【資料】第67回(資料1-2-3-1)
【症例No.】4520
【経過詳細】
3/22 14:00
ワクチンを接種
3/23 2:00頃
激しい左側頭痛が出現した後
右半身脱力、失語症状
が一過性に出現。
救急治療室を訪れ入院。
他覚的神経症状はないものの
頭部MRIにて左大脳前頭葉に
急性期脳梗塞、
左内頸動脈最遠位部に
高度狭窄を認めた。
血管狭窄は一旦改善傾向を示した後
さらに、同側中大脳動脈に及んだ。
血液検査の結果は以下のとおり。
総ビリルビン:1.64mg/dl
(正常範囲:0.20-1.20)
HDLコレステロール:98mg/dl
(正常範囲:40-82)
好中球百分率:86.0%
(正常範囲:28.0-68.0)
リンパ球百分率:10.3%
(正常範囲:17.0-57.0)
APTT:28.9 秒
(正常範囲:29.0-40.0)
血小板第4因子抗体検査は
行われなかった。
4/3(接種11 日後)
右上肢の脱力が出現。
MRIにて左傍側脳室体部に
新規梗塞巣。
左中大脳動脈の
さらなる狭窄を認めた。
病態として血管攣縮が
強く疑われる。
※血管攣縮とは
薬剤や機械的刺激,血管作動性物質やホルモンの作用により,一過性に血管が異常収縮をおこし灌流組織の虚血を生じること(引用:日本救急医学会HP )。
4/29
退院。
5/28
脳梗塞は回復したが後遺症あり。
脳梗塞にとられた処置は以下のとおり。
内服薬として
アセチルサルチル酸(バイアスピリン)、エゾメプラゾール(ネキシウム)、ベラパミル、シロスタゾール、ロメリジン塩酸塩(ミグシス)
注射薬として
アルガトロバン、エダラボン、オザグレル
リハビリテーション
【医師の報告】
ワクチンとの因果関係は評価不能。他の疾患等、可能性のある原因は他になかった。
以上です。
既往歴のない
健康な30代の方 が
ワクチン接種してから
わずか12時間後に
薬剤などが原因でも起こる
血管攣縮を強く疑われても
因果関係は評価不能。
だそうです。
補償も含めて、あらゆるリスクを知り、
それでもベネフィットが上回る、と
納得した上での接種であれば
後悔は、しないのかもしれません。
正しい自己判断の
参考になりますように。
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