1人でも多くの方が
偏りのない情報に辿り着き
正しい自己判断ができますように。

そして

接種された方の副反応に
正しい診断と治療・補償が届きますように。



厚生労働省のHPには
コロナワクチン副反応としての
心筋炎・心膜炎について
次のように書かれています。

頻度としてはごく稀

軽症の場合が多い

接種後、4日程度の間に症状が出る


 


データベース で検索すると
「心筋炎・心膜炎」の報告は
54件ありました。

うち、8名の方が亡くなられ、
重篤度が「重くない」は5名。

治療によって「軽快」に
向かってる方も多いですが
転帰が「回復」となっているのは
8名のみでした。

これを「ごく稀」「軽症が多い」
と捉えられるかどうかは
人それぞれかもしれません。

そのうち、発生までの日数「80日」
という少し珍しい症例のお話をします。


30代の方で接種日が4月なので
おそらく、先行接種した
医療従事者の方なのではないでしょうか。

以前、こちら でもお伝えしましたが

因果関係なし、として
報告されない症例が増えていく中で

医療従事者の方については
比較的、報告がきちんとなされている
傾向があります。

こうした症例を知っておくことは
副反応の早期発見と適切な治療に
とても大切なことだと思います。


【資料】第67回(資料1-2-3-1)
【症例No.】7881
【年齢】37歳3ヶ月
【性別】女性
【接種日】2021/3/15、4/5
【既往症】なし
【服薬】なし
【診断日】6/24

6/19
目眩倦怠感

6/23
著明な息切れ症状。

6/24 
ショックバイタル
(血圧83/68、脈拍101)
心筋逸脱酵素および
心電図異常あり。
心筋壁の著明な浮腫
心臓カテーテル検査および心筋生検 施行。
 ICU にてモニター。
完全房室ブロック
一時的に心停止
体外式ペースメーカーおよび IABP(大動脈内バルーンポンプ)挿入。

6/25
低拍出症候群(LOS)が進行。
PCPS(経皮的心肺補助装置)挿入。

6/26
クレアチンホスホキナーゼ(CK-MB)値
が 72 でピークアウト。

6/30
PCPS 離脱。

7/1
IABP 離脱。(抗凝固治療 終了)

7/6
心機能は改善し、血行動態は
カテコラミンなく安定。
頭痛症状の改善が乏しく
頭部 CT を施行し、脳出血が判明。
開頭手術が必要なため転院。

【転帰】不明
最終追跡調査時点(7/16)では入院中。

【薬剤師による報告】
接種から月単位で時間経過していることから、既報と合致しないが、ワクチンとの関係性は否定できない。

接種の前に、あらゆるリスクを
知っておくことは大切です。

接種から2ヶ月経っても
因果関係の否定できない報告
がなされている

のは事実です。

早めの受診、そして時には
セカンドオピニオンも大切です。


ちょうど心筋炎の話題だったので

リブログさせて頂きました。