【ポジティブな理由で景気を上向かせるのは、オリンピックが最後のチャンスかもしれない。】
最近、日本の景気ってやっぱりよくないなと思う出来事が、立て続けにあった。
国際的には、まだ円通貨の信頼性が高いので何とかなっている感があるけれど、近年流行りの仮想通貨が世界を席捲するようになったらどうなってしまうのだろうと正直思っている。
日本産が一番いいというのは、海外のモノをこの瞬間、自分の目で見ていない人の幻想でしかない。
2020年のオリンピックで、日本初上陸の海外からの旅行者が沢山来るであろうことを考えると、すべての現実が白日の下にさらされる気がしている。
また、クールジャパンという名のサブカル擁護に頼らざるを得なくなっているあたり、すべての政策が行き詰っているのだなあと感じざるを得ない。
これは、私自身が長年趣味の方面で、サブカル方面に首までどっぷり漬かっていていて、そちら方面での交流が長年あるので、あえて言わせてもらう。
日本のアニメやマンガって確かに海外でも人気が高いけれど、長期のビジネスモデルとしてなりたっている形態はごくわずか。
一番のコアになっているクリエイターや制作現場は、昔と変わらずのペイの安さが問題になっている。
そもそも作品を生み出す立場の人間がお金を取れていないのに、国として見た時に、景気を上向かせるほどの利益(直接的・間接的問わず)を上げられるのだろうか。
ともかく、もはやオリンピック開催国の立場から逃げることはできなさそうなので、今考えなければならないことは、いかにオリンピックを踏み台にして、その後の景気を上向かせるか。
私はずっと田舎にいたのでバブル景気には正直馴染みがないのだけれど、1990年頃から頻繁に海外と日本を往復するようになって、この四半世紀での世界における日本の転落っぷりを目の当たりにしている。
モノづくりで国を立て直すのはもう無理があると思うので、こうなったら観光立国を目指したらいいじゃない!と考えるようになった。
そうなったら、本当にオリンピックが最大のチャンス。
オリンピックを見た海外の方々に、「お!日本って旅行したら楽しそう!」「ゆっくり時間を過ごせそう」って思ってもらえれば、しめたもの。
海外の方にとって、日本を旅行しやすい国として認定してもらうためには、少なくとも、以下の部分についての配慮が欠けていると思う。
■どこでも日本式を押し付けること
→ 特に、和式の旅館や飲食店。夕食時間が18時~19時で21時には就寝前提というのは、欧米ではあり得ない。1泊なら楽しんでくれるかもしれないけれど、リピートや長期滞在を当て込むのであれば、素泊まりのプランを作るとか、夜中まで開いているバーカウンターを作るとか、日本の常識を覆すような海外の旅行客向けのプランは絶対必要。
■ローマ字表記が少ないこと
→ 都市部では増えてきたとはいえ、全国的に見たらまだまだ少ない。食品のラベルだって、日本語しか書いていないものが多い。
■英語を話す人材が常駐していないこと
→ 英語圏以外を旅行していると、これがいかに重要なポイントかがわかる。サービスと味のレベルが同じであれば、英語がまったく通じない店よりは、最低限通じる店で食事することを選びません?(私は何でも面白がって食べるので、あえて英語が通じない店を選ぶことも多いけれど、何らかのリクエストがある人は言葉が通じるほうを選びますよね?そういうこと。)
また、トラブルに備えて、英語ヘルプデスクを自治体が設置しておくというのも有効かも。もちろん、ヘルプデスクの人材はボランティアに頼るのではなく、きちんと雇用する形で!
海外からの旅行者でにぎわう世界の観光地って、基本的にこれらの点をクリアしていると思っている。
逆に、これらをクリアできれば、旅行のリピーターや口コミが広がるのではなかろうか?
郷に入っては郷に従えは大事だと思うけれど、短期旅行の海外からの旅行者に対してまでそれを強制するのは酷。
今の時代、観光で利益を上げようと思ったら、世界的なスタンダードに合わせないと。
さもないと、観光の部分でも大幅に他国に後れを取って、本当に打つ手がなくなってしまう。
余談ですが。ハワイがなぜ相変わらず日本人に人気があるのかって知ってます?
困った時は日本語が通じるからっていうリサーチ結果を読んだことがありますよ。
「日本語が通じる異国」「肩ひじ張らずに行ける異国」「自分のペースでゆっくり過ごせる異国」というのが、魅力なのだと思います。
・・・というわけで、政府や経済界の中枢にいらっしゃる皆さん、お金もコネも沢山使える立場にいらっしゃるのだから、かじ取りを頼みますよ、ホント・・・。
このままだと、30年後の日本の姿を想像するのが恐ろしいです。