【貯金する派ですか?貯金よりも使う派ですか?】

 

日本の景気ってよくないよねということが立て続けにあって私が思ったこと・その2です。

 

先日、食品業界の集まりがあったのですが、「お客様の財布のひもが、飲食費用に対してますます固くなっているね」という話が出ました。

 

日本全国の銀行の預金残高の合計は、20173月時点で1053兆円だそうです。

対して、日本の2017年の国家予算は974547億円。

10年分以上の国家予算が、使われずに銀行に眠っているとは、なんともったいない話。

この眠っているお金の10分の1でもいいから市場に出回ったら、どんなに景気が好転するか。

 

私自身も銀行預金はしていますが、本当に最低限。

突然の事故や病気で入院すると仮定して、その間の生活費や入院費を賄える程度の金額。

いくら貯金したって絶対安心という金額には到達することはないから、それであれば、現在目の前にあるやりたいことに、積極的にお金を使っていきたい派です。

随時お金を使うことによって、自分自身に何らかの付加価値をつけたり、仕事上での先行投資をしていくほうが、貯金をしてお金を寝かせてしまうよりは建設的だと考えています。

お金にとって重要なのは、「何らかの価値と交換できること」であって、お金そのものの存在ではない。

 

将来的な不安があるからこそ、貯蓄に走りたくなるのはわかります。

家族ナシ・財産ナシの私だって、正直なところ、とっっっっても不安です。

ただ、日本の不景気に伴う国際市場におけるポジショニングの低下によって、円通貨の市場価値が下がってしまったら、元も子もない。

貯金した金額の価値が、世界規模で見るとどんどん目減りしていくんです。

それこそが、最悪のケース。

世界がこれだけ近くなってしまっているからには、もはや日本円を持っていれば大丈夫なんて話ではなくなっている。

日本円という通貨の価値が評価されないと、意味がない。

私もずっと貿易の世界にいるので、「一万円の価値は常に同じではない」という価値観が身に沁みついています。

世界的に見ると、流通していた紙幣がただの紙切れになってしまったようなケースは多々ありますからね。

日本だって例外ではないかもしれない危機感は、いつの時代も持っていたほうがいい。

そう考えると、お金は使える時に使っておいたほうがいいと思えませんか?

 

どうしてもお金を使うのが不安だという場合は、銀行に預けたり自宅に眠らせておくのではなく、株に投資してしまえばいい。

投資することで企業にお金が回って、間接的に社会にお金を循環させてくれますからね。

銘柄を選べばリスクは少ないし、もしかしたら数年後には思わぬ臨時収入になるかもしれない。

 

ちょっと前に、貯蓄額に税金をかける話が政府内で出ている、という話がありましたが、この状況で消費税を10%まで増税するよりもその貯蓄税、日本の将来を考えるとむしろ建設的なのではとすら思ってしまいます。

乱暴な政策ではあるけれど、そこまでしなければこの状況を打開できないというところまで来ているということは、心に留めておいたほうがいいと思います。