インド、ラジャスタン州、アーバーネリーの階段池
ジャイプールから車で約2時間
9世紀以降に作られた貯水池。
水税を徴収するため、貯水量がわかりやすいように階段ラインがはっきりしている。
一辺が35メートルで三方に階段が作られている。
残りの一方(ダーウィンのいるところ)には何層にも部屋が作られている。
階段は地下七層で、深さは20メートル以上ある。
イスラム建築のようだが、様式はヒンドゥ。
インド建築案内より by .神谷武夫先生
ターセムは”stepwell=井戸”とはゆうてはおるが・・・
ターセムの言によれば、このアーバーネリーの階段井戸というものは
”水税の徴収の計算のためにある”
とのことなので、
日本人が考えるような”井戸”というものとは本来別物であるようだ。
生活用水としてでなく、どれだけ雨が降って水が貯まったかを計測するために作られたものは
”井戸”ではなく”池”と呼ぶべきかもしれない。
通常の”階段井戸”は多層構造になっていて涼むこともできたり、
水を汲みに下まで降りたりするようだが、これは降った雨水を貯めることが主目的なので、とにかく間口が広く逆ピラミッド型になっている。
降った雨は1滴も漏らさずに貯めて、水面と階段位置でもって税額を決める役割を担っている。
ジャパンタイムズでのターセムインタビューによると
<階段井戸について>
エッシャーのコピーと思われるかもしれないが、
これはエッシャーより300年前に作られている。
この井戸は、水の面がどのぐらい高いかを見て水税を徴収するときの計算に使われた。
通常、階段は水の下に沈んでいる。
(階段を撮りたかったターセムはロケハンしたスタッフに)
「旱魃があったら階段はどうなる?」
と聞くと
「階段はどこまでも続いていますよ」
と答えたので、
「じゃ旱魃になったら呼んでくれ!」
と言いつけた、ってターセムは鬼…
ダーウィンの代わりにスタントマンを落とした。
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●ノーラン監督バットマン「ダークナイトライジング」にアーバーネリーの階段池を模したセットが出てくる。ロケハンには来たようだが、撮影は階段池っぽいセットで撮っている。
●「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」はインド、ジャイプールで撮影された。ホテルを経営する若者はスラムドックミリオネアのあの男の子です。
彼は自由恋愛で結婚したいと思っているものの、母親はデリーでお見合いさせようとしている。
彼の愛する女の子とのデート場所は<アーバーネリーの階段池>だ。もちろん現地で撮影。










