Eric Carmen が天に召されました。

 

これまで、彼の曲は、Raspberries 時代のもの(こちらこちら)と Shaun Cassidy に提供したものを含めてたびたび取り上げてきましたが、今回は残るヒット曲のうち主なものを拾遺的に紹介して哀悼の誠を捧げることとします。

 

 

1977年全米23位。Eric Carmen によると、Beach Boys の "Do It Again" にインスパイアされて書いたとのことで、Bruce Johnston と Brian Wilson がバックボーカルを務めています。また、Hall & Oates の "Did It In A Minute" はこの曲にインスパイアされて書かれたのだそうです。

 

 

1977年全米88位。いい曲なのに、なんでこんなに順位が低かったのか?

 

 

1978年全米19位。こちらはまずまずの成績でした。

 

 

1988年全米4位、ベルギー、スウェーデン、カナダ、オーストラリアでトップ10入り。いうまでもなく、映画『ダーティ・ダンシング』の挿入歌です。Eric Carmen は、Raspberries 時代から基本的に自作の曲のみ歌ってきたのですが、これは他人が書いた曲で、『ダーティ・ダンシング』のサントラの Executive producer を務めた Jimmy Ienner(Raspberries と Eric のソロのプロデュースを手掛けた)から歌うよう依頼されたときは気が進まなかったとのことです。しかし、"All By Myself" 以来12年ぶりのトップ5ヒットとなりました("Never Gonna Fall In Love Again" は最高位11位)。

 

 

1988年全米3位(アダルトコンテンポラリーチャートでは1位)、カナダで2位、オーストラリアで8位。こちらは、"Almost Paradise" と同じく Dean Pitchford との共作で、元々は "Long Live Rock & Roll" という曲だったのを改作したもの。

 

 

RIP, Eric