1979年全米1位(Chic の "Le Freak" からトップの座を奪ったが、3週後に "Le Freak" にその座を奪い返された)、全英3位。さらに、スイス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ニュージーランドで1位、アイルランド、フランス、オランダ、ベルギー、西ドイツ、フィンランド、オーストラリアでトップ10入り(日本ではオールジャパンポップ20で4位)したワールドワイドな大ヒット(アメリカだけで200万枚を超えるセールスを記録)で、Bee Gees はその収益(700万ドルを超える)をユニセフに寄付しました(この曲が Billboard Hot 100 の1位となった直後にTV放映された『ミュージック・フォー・ユニセフ・コンサート』で披露された・・・口パクで(笑)。そのコンサートには Rod Stewart も出演して "Da Ya Think I'm Sexy" を披露し、同様に印税をユニセフに寄付した)。なお、Barry、Robin、Maurice の3人は、映画『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』の撮影のオフの日に、この曲と "Tragedy" と "Shadow Dancing" の3曲を書き上げたそうです。また、Paul McCartney は、Maurice へのトリビュートとしてこの曲をカバーしたとのことですが、残念ながらオクラ入りとなり、現在まで未発表のままです。

 

"Too Much Heave" は、アルバム "Spirits Having Flown" に収録されました。

 

 

1979年全米・全英共に1位。さらに、フランス、西ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで1位、オーストリア、日本(オリコン)で2位、オランダで3位となり、全世界で3000万枚を超えるセールスを記録しました。

 

そのアルバムからの第二弾シングルがこちら。

 

 

1979年全米1位(Gloria Gaynor の "I Will Survive" からトップの座を奪ったが、3週後に奪い返された)、全英1位。さらに、アイルランド、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、ニュージーランドで1位、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スイス、オーストリア、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オーストラリアでトップ10入り(日本ではオールジャパンポップ20で3位)するなど、こちらも世界的大ヒットとなり、アメリカでの売上枚数は200万枚に達しました。

 

続く第三弾シングルはこちら。

 

 

1979年全米1位(Donna Summer の "Hot Stuff" からトップの座を奪ったが、翌週奪い返された)、全英13位。このように、アルバム "Spirits Having Flown" からシングルカットされた3曲はすべて全米 No.1 となったのですが、いずれも1位の座を奪った曲にその座を奪い返されるという珍しい記録を作っています。また、この曲が全米1位となったことにより、Bee Gees は、"How Deep Is Your Love" から6曲連続全米1位という記録(これは Beatles とタイ記録)を達成しました(なお、この記録は Whitney Houston の7曲連続全米1位によって破られた)。しかし、これにより、世の中は(特にアメリカでは)すっかり「Too much Bee Gees」(笑)となってしまい、"Spirits Having Flown" に続くアルバム "Living Eyes" は見事にコケました(映画『サタデーナイト・フィーバー』の大ヒットにより、Bee Gees は「ディスコグループ」というレッテルを貼られたため、ディスコブームが去った後はラジオ局がオンエアしてくれなかったという事情もある)。そうした空気を敏感に感じ取ったのか、彼らは他のアーティストとのコラボ(楽曲の提供/プロデュース)に軸足を移し、Barbra Streisand の "Woman In Love" 及び "Guilty"、Dionne Warwick の "Heartbreaker"Kenny Rogers & Dolly Parton の "Islands In The Stream" などのヒット曲を生み出しました(しかし、彼ら自身の全米 No.1 は、この曲が最後となった)。