1968年全英1位(Beatles の "Lady Madonna" にその座を奪われた)、アイルランドとニュージーランドでも1位、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スイス、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、オーストラリアなどでもトップ10入りし、日本でもヒット(オリコンの総合チャートで11位、洋楽チャートとオールジャパンポップ20で1位)しましたが、アメリカでは123位に終わりました。Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich というバンド名は、メンバーのニックネームを羅列したもの。日本では(おそらく)長すぎるということで、「デイブ・ディー・グループ」という呼称が使用されていますが、これは日本のみで、一般的な通称は「DDDBM&T」です。「Xanadu」とは、クビライ・ハンが建設した元(モンゴル)の夏の都「上都(Shangdu)」のことで、マルコ・ポーロの『東方見聞論』によってヨーロッパに紹介され、伝説的な理想郷/桃源郷の象徴として使用されているとのこと。なお、その発音は、英語では「ザナドゥ」ですが、ドイツ語では「キサナドゥ」となるようです(知らんけど)。

 

 

邦題をつけた人はドイツ語選択(専攻)だったのかな? だとしても、「ザナドゥ」って歌ってるんだから、このセンスはいただけない。

 

日本ではこちらのカバーでもおなじみですね。

 

 

このグループのことは、名前とこの曲ぐらいしか知らなくて、グループ名は「ザ・タイガース」の後追いだと思っていたのですが、そうではないようです。

 

DDDBM&T の曲としては、日本ではこちらの方が大きなヒットとなりました。

 

 

1967年全英4位。オリコンの総合チャートで3位、洋楽チャートで1位、オールジャパンポップ20で3位。

 

この曲は、こちらのカバーバージョンも(の方が?)ヒットしました。

 

 

ちなみに、シングルのB面は、Paul Anka の "Crazy Love" のカバー。

 

さて、以上2曲の作者は、Bay City Rollers の "Mañana" を作・プロデュースした Ken Howard - Alan Blaikley のコンビ。ということで(?)、彼らのもう1曲の全英 No.1 ソングもこの際ついでに(笑)取り上げておきます。

 

 

1964年全英1位(Manfred Mann の "Do Wah Diddy Diddy" に代わってトップに立ち、Kinks の "You Really Got Me" にその座を譲った)、全米5位、スウェーデン、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも1位、アイルランド、オランダ、ノルウェーでトップ10入り。「Honeycombs」というバンド名は、ドラムスの Honey Lantree が美容院で働いていたことからつけられたそうです。なお、Dead End Kids によるカバーはすでに取り上げました。