「円安は国力低下を反映したものではない」と言われています。
もし、日本の国力低下があるとしたら、いつからでしょうか?
バブル崩壊後、90年代中旬頃の労働人口が頭打ちになった辺りからでしょうかね。
私は小さかったですが、
ハリウッドスターがCMに出ていましたし、JリーグではW杯優勝メンバーや得点王が選手として加入し、
世界の一流選手を集める競技大会、TOTOスーパー陸上やトヨタカップなどが開催されていましたと記憶しています。
世界の時価総額ランキング上位の企業は日本が独占していました。
そう考えると、1990年代中頃まではまだ相対的に日本の方が強かったということでしょうから、
実質実効為替レートのヒストリカルデータともそれなりに影響していそうな気がします。
リーマンショックなどの時分で上昇していますが、これは一時的に震源地であるアメリカが弱くなったからですかね。
「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/20240702.pdf
最近では、コロナもあってか医薬品も貿易赤字でした。
以前の円安1ドル=160円のときの記事
また、他国の通貨の国力低下の反映はあったのでしょうか?
基軸通貨の変遷を見ると、ポンドからドルになりましたので、少なからず影響はある気がします。
ユーロ前のリラやペセタなどの南欧通貨はインフレのせいか、北欧通貨に比べて弱かったような気がします。
他にも、リーマンショック時のアイスランド・クローナの下落、イギリスのトラス・ショックやウクライナ侵攻後のロシアのルーブル下落などなどありました。
公益財団法人 国際通貨研究所「ニュースレター」 アイスランド経済の動向と今後の課題
https://www.iima.or.jp/docs/newsletter/2012/NLNo_20_j.pdf
財務省広報誌「ファイナンス」 トラス・ショックを踏まえた 経常収支・国債の海外保有・安全資産の関係
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202306/202306k.pdf
過剰な反応やそれまでの揺り戻しの影響もあるのかもしれませんが、
そこまでダイレクトではないにしろ、それなりには影響してそうな気もします。
トルコでは、トルコリラの下落によって、「ドル化」が進んでいると言われています。
https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202204/202204j.pdf
我々、日本国民も
新NISAによって日本株式(TOPIX)よりも世界株式・米国株式を選好し、
一部の方々は、円の預貯金などよりも、外貨預金、金、FX、仮想通貨などにも投資していますから、
インターネットなどの発達により、
様々なニュースをより入手しやすくなり、お金を自由に移動・投資できる手段を駆使するようになってきています。
多少投機的な面もなくはないのでしょうが、
国力というか、しっかり儲かっている企業群でかつ儲けを還元する企業を有する国や企業に投資するようになってくると、
徐々にカントリーバイアスが掛かりにくい状況となるのではないかと思います。
ちなみに、Apple inc.は、655 billion自社株買い(日本円で100兆円近く)を行っているようです。
https://x.com/charliebilello/status/1853103386679529582
日銀のETFによる株式市場の下支えする強力だったのですから、
いかにApple inc.の自社株買いが強力であるか分かります。