2026/4/9 高利回りのファンド融資、金融庁が実態調査 主要行を対象に

 

金融庁はプライベートクレジット(ファンド融資)を巡り、国内の主要銀行を対象にした実態調査を始めた。高い利回りをうたう金融商品で、米国を中心に普及した。ファンドの融資先が破綻するといった問題が起きており、国内金融への影響を調べる。

 

※あくまでイメージです


 

2026/3/19 欧米ノンバンク融資問題、金融システム全体に波及するリスク注視=全銀協会長

 

全国銀行協会の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は19日の会見で、欧米のプライベートクレジット(ノンバンク​融資)市場で一部のファンドで投資家の解約請求‌が増加し流動性の懸念が広がっていることに関して、「金融システム全体に波及するリスクを注視していく必要がある」との認識​を示した。

 

 

 

<<背景>>

金融危機以降、銀行規制が一段と厳しくなり、

 

特に欧米などでは銀行規制の範囲外である投資法人や投資ファンドなど(Nonbank Financial Institution、通称NBFI)による

 

事業会社等への貸出が増えてきています。

 

 

一見個人には関係ない、プロ対プロのプロ同士の世界なので、よしなにやって頂ければ良いと思うのですけど、

 

投資法人や投資ファンドなど(Nonbank Financial Institution)は、

 

銀行等からの借入や個人投資家等からの投資信託を経由した出資を受けながら、

 

事業会社等への貸出もしているということで、

 

昨今話題になっている事業会社の破綻が増え始めてきたこと

 

及び、投資法人や投資ファンドなど(Nonbank Financial Institution)の引出に伴う流動性に関する懸念等から、

 

今回、銀行に対しての調査となったようです。

 

 

 

<<プライベートクレジット市場の分析>>

2026/4/9 野村證券のマーケット解説「プライベートクレジット市場の資金構造から、金融システム危機にはつながりにくいと考える理由」 野村證券・小清水直和

 

・急拡大した米国プライベートクレジット市場

・資金の供給役である銀行が抱えるリスクは

・米銀全体でプライベートクレジット向け与信の未利用枠は資本対比で限定的

・想定されるリスクシナリオは過剰投資や景気後退、FRB利上げ

・結論:プライベートクレジット不安は直ちに危機の震源地にはなりにくい

 

 

2025/10/23【マーケットを語らず Vol.218】「BDCとは」 重見 吉徳  
(今日のマーケット短歌)パススルー 気にするわけない 借り手の信用 もうかるものなら 他人(≒個人投資家)にはパスせず

 

・BDCとは
・プライベート市場
・BDC市場の様子

 

 

2025/11/14 【マーケットを語らず Vol.221】PIKとは 重見 吉徳
(今日のマーケット短歌)虎視眈々 バーゲン狙う バフェット氏 投資家知るべき ブームとバスト(市場のサイクル)

 

・PIKを巡る思い出話
・PIKが選択されるとき
・BDCのPIK
・BDCの債務状況
・BDCのNAV

 

 

現時点の個人的な感覚は、フィデリティの方の主張も納得なれど、まだ野村證券の方かと思います。

 

 

投資資金が流入し、まだ投資していないお金(ドライパウダー)も相当あって、

 

本来ならば投融資に値しない事業会社に対して、ごく一部流れてしまったのではないかなと思います。

 

 

例えば、投資法人であるプライベートクレジットなどに投資するBDCの場合、

※不動産に投資する投資法人はREIT、母体は大手不動産会社であるように、BDCの母体は投資会社だったりするようです

 

・数百社に分散して投融資(リスクが集中することの回避)

・個別のコベナンツの設定(財務条件・資産処分の制限などの融資条件の設定)

・資産のほとんどが弁済順位第1位のシニア債権(債権者として強い立場の確保)

・投資先の財務状況(LTV(有利子負債総額÷総資産))等のモニタリング(倒産した際の回収率の確保)

 

等を通じて、リスク管理をしていると想定され、

 

さらに、歴の長いBDCでは知見の蓄積や返済があった企業への再度の投融資なども考えられますから、

 

ちゃんとしたところであれば、

 

顧客の資金流出が長期で続かない限りは、大丈夫なんじゃないかと思っています。

 

 

 

 

<<日本の個人投資家>>

2026/3/6 プライベート資産投信、残高1兆円超え 1年で3倍超

 

未上場株(プライベート・エクイティ=PE)や貸付金などのデット、不動産などのプライベート資産に投資する公募投資信託の純資産総額が、2025年末で合計1兆3201億円となった。24年末の4170億円から3.2倍に伸び、25年の1年間で残高を約9000億円積み増した。主に大手証券が富裕層に販売しており、今後も商品数の拡大が見込まれる中で増加傾向が続く見通しだ。

 

 

野村證券さんではホームページでも力を入れている感じがします。

 

 

2025/12/29 投資の教養「プライベート・アセットとは? 分散投資の効果高める新たな運用先」 野村CIO・高橋亨


 

GSプライベート・クレジット戦略投信 米ドル建

 

を拝見しますと、

 

・購入手数料:3.3%(1口=10米ドル、10万口未満)、換金時にも2025年12月以降0.3%(それまでは2.0%)

・信託財産運用管理費用:1.415%、

・ファンド管理報酬:ファンド純資産の1.25%+トータルリターンの12.5%(ハードルレート5%超過した場合)+etcあるかも

 

 


過去のリターンでは10%位あったと謳っていますが、

 

手数料で、購入時に3%取られて、毎年1.4%+1.2%+1.25%(過去平均通り10%)!!

 

こんだけ手数料取られて、米国株式(S&P500インデックス)に勝てるのでしょうか!?

 


そして、ご換金スケジュールって、解約時のスケジュールのことですけど、

 

5月に申し込んで9月にお金が返ってくる。

 

 

ただ、一口馬主をやっているお前が言えた義理かと言われると、立つ瀬がないですm(_ _)m
 

 

 

サラブレッドクラブライオンの出資馬

 

モストリュバヴィ(カデナダムールの24)は、

 

右脚の腫れの後、左脚に違和感 orz

 

 

右脚の腫れの際に、

 

「長距離輸送や環境が変わったことでストレスから免疫力が弱まっているのかも」

 

というコメントがありました。

 

 

結果がなかなか出ていない繁殖牝馬の産駒は、

 

入厩やレースをする段階に入ると、

 

何かしら血統的に弱い部分が出てくるのかもしれません。

 

 

40口よりも小口であるため金銭的な負担が少ない分、

 

向こう傷を恐れずにチャレンジしてしまいましたが、

 

今はチャレンジが成功するように祈るばかりです。

 

 

 

一方で、ブレイクアウェイ(ザウェイアイアムの24)は

 

早くもゲート試験合格!という朗報が参りました。

 

 

3勝クラスのモンシュマン、2歳重賞2着フクチャンショウのいる血統であったものの、

 

キズナ産駒にもかかわらず、

 

身体が小さかったためか、募集価格は破格の3,800万円。

 

 

多少難があっても、

 

母がしっかりしていれば、

 

ある程度何とかなるのかもしれません。

 

 

この馬は無事に行って欲しいです。

そろそろ2026年度の募集が始まります。

 

また、悲喜交々な3ヵ月となるんでしょうね。

 

 

 

エイプリルフールということで、

 

親馬鹿ならぬ、元出資者バカとして、

 

今年募集されるグレナディアガーズ産駒を占ってみます。

 

 

 

最近は、1年目産駒から結果が出ないと、失敗・ハズレ・ダメ種牡馬などと烙印を押されてしまいます。

 

 

失敗・ハズレ・ダメ種牡馬となる際に頻繁に挙げられる要因を見て、

 

グレナディアガーズが当てはまるか否かを見ていき、

 

そして、できるだけあたりに近付くにはどうしたら良いのかを考えていければと思います。

 

 

要因1:現役時代の環境があまりにも良すぎた一方で、産駒はそこまで環境を与えられずに、苦戦するパターン

 

要因2:産駒の馬体が小さいパターン

 

要因3:産駒の気性が悪いパターン

 

要因4:産駒が晩成型傾向のパターン

 

 

 

それぞれ見ていきます。

 


【要因1】

 

ノーザンファームの生産で、中内田厩舎で、現役時代に優勝に導いた騎手は川田騎手・Cデムロー騎手ということから、

 

現役時代の環境が、グレナディアガーズ能力を完全に掌握し潜在能力を100%引き出していたかは分かりませんけれども、

 

非常に良かったとは言えると思います。

 

一方で、今リーディング走るロードカナロアやキズナは、

 

ノーザンファームの育成馬でもありませんし、ノーザンファームが預託するメインの厩舎・騎手でもなかったわけですから、

 

そうした環境で素晴らしい戦績を残した種牡馬は優秀な種牡馬になるんでしょうね。

 

 

話をグレナディアガーズに戻して、

 

【要因2】

 

グレナディアガーズの体高が157cmであり、

 

 

 

他の種牡馬、ロードカナロア(164cm)、キズナ(167.5cm)、エピファネイア(162cm)、キタサンブラック(172cm)、レイデオロ(163cm)、イクイノックス(169cm)、コントレイル(162cm)、ディープインパクト(164cm)※転記ミスあるかも

 

と比較すると一回り小さいです。

 

 

ディープインパクト産駒は小柄な牝馬も走る、と言われていました。

 

確かに、ディープインパクト産駒の450kg以下で重賞優勝経験のある牝馬

 

ショウナンパンドラ、ミッキークイーン、マリアライト、レイパパレ、シンハライト、ドナウブルーなど多数います。

 

ただ、それは、小柄な牝馬で走る馬が珍しいということの裏返しでもありますから、

 

小柄に出ることが必ずしも得ではないと考えられます。

 

 

【要因3】

 

グレナディアガーズは、2戦目の未勝利戦、マイルチャンピオンシップなどで気性が前向きすぎて、大敗しました。

 

 

気性が前向きすぎるの言い換えとして、闘争心が強すぎる馬が対応すると考えますと、

 

ノヴェリストがいます。

 

社台スタリオンステーションパレード(2020年)において、

 

「レース後のジョッキーコメントなどでも『気性が成長すればもっと良くなる』ということが異口同音できかれる」

「心と体の完成にちょっと時間が掛かるタイプ」

 

と紹介されましたが、残念ながら産駒成績が奮っていません。

 

 

気性が後ろ向きよりは前向きな方が良いと思いますが、

 

前向きすぎると、産駒成績が安定せず、

 

調教師や騎手の手腕に依りやすくなります。

 

 

【要因4】

 

グレナディアガーズは朝日杯FSを優勝しているため早熟と思われていますが、

 

中内田厩舎に所属していたために、早くから動けていたのではないかと推測しています。

 

 

父Frankelは古馬になってから気性が安定し、パフォーマンスに円熟味を帯びましたし、

 

母ウェイヴェルアベニューは3歳夏のセリに上場(恐らく未出走)された後に10月に初勝利を挙げ、

 

翌年にBCフィリー&メアスプリントを優勝しています。

 

 

父母の競走成績からはそれほど早熟とは考えづらく、

 

もしかしたら晩成の産駒も出てくるかもしれません。

 

 

 

以上を踏まえますと、種牡馬として失敗・ハズレ・ダメになる可能性はあると思います。

 

 

回避する策としては、良い厩舎であることと、

 

母馬は、実績がある、大柄、気性が良い、早熟などの要素があった方が良いと

 

考えます。

 

 

生産牧場側も、グレナディアガーズの体高が小さい、気性がそれほど良くはなさそうということは

 

当然承知しているでしょうから、

 

配合時にある程度加味しながら、欠点が拡大しないような配合していると思います。

 

 

社台・サンデー・GⅠの中にはいませんが、ラクアミの25は、

 

ミュージアムマイルなどで今をときめく高柳厩舎所属であり、

 

母馬としての実績は最優秀2歳牝馬アルマヴェローチェと十分にあり、

 

母産駒の勝ち上がりや母産駒の戦績を見ても安定感があるので母産駒の気性はコントロールされているものと期待されますし、

 

大柄で早熟性を有する母父ダイワメジャーも心強く、

 

自分としては出資できて良かったと思っています。

 

 

 

末筆ではございますが、

 

私のみならず、読者の皆さまにおかれましても、

 

2026年度の募集で良縁に恵まれることを願っております。

 

 

 

サラブレッドクラブライオンでの出資馬エルディタージョ(インクルードベティの24)

 

蹄葉炎、蹄葉炎、蹄葉炎、蹄葉炎

 

四肢全てに蹄葉炎

 

 

 

 

 

 

蹄の疾患であり、

 

馬を支える土台である蹄に発症するため、

 

最悪の場合、命の危険にも繋がりかねないとのことです。

 

 

具体的には、

 

何らかの要因、今回は輸送による負荷により、

 

蹄と蹄の骨がくっついている部分である、葉状層に炎症が発生し、

 

その結果蹄の骨が本来ある位置からずれることに伴い、

 

馬が痛みで正常に立ったり歩いたりすることができなくなってしまうために、

 

体重が掛かることを利用した、蹄による血液のポンプ機能(蹄機)が難しくなることから、

 

心臓から遠い蹄などに血液がうっ血しやすくなり、

 

最悪の場合、死に至ることもあるらしいです。

 

 

片脚を庇いもう一方脚負荷ががかることで、蹄機ができなるために蹄葉炎になることもあるようなので、

 

悪循環に陥りやすいとも推測されます。

 

 

 

サンデーサイレンスなどが多くの馬が亡くなった症状のようです。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B9%84%E8%91%89%E7%82%8E

 

 


ユニコーンライオンは蹄葉炎からの復活優勝などもあることから、

 

何とか無事に行って欲しいです。

 

【福島記念】ユニコーンライオンが蹄葉炎から復活V 矢作師喜びひとしお「よくぞここまで」

2022年11月14日(月) 06時00分 提供:デイリースポーツ

 

https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=213254

 

 

 

エルディタージョ(インクルードベティの24)は育成時のコメントも、

 

・将来に向け、夢がふくらむ一方です

・大成の期待も託したい逸材と言えるでしょう

・確かなポテンシャルに自信を深める一方です

 

など、

 

他のノーザン系クラブでは見たこともないようなリップサービスをされてきた馬なので、

 

復活して証明して欲しいなぁ。

 

ただ、これはセール高額落札馬だからかもしれない(笑)

 

 

 

本日3/31に更新され、良い方向に向かっているようです。

 

 

 

 

イラクの報復攻撃に伴い1バレル一時110ドルを付け、今90ドル。

 

 

2022年ロシアによるウクライナ侵攻時は1バレル=100ドル。

 

当時、一時的な供給ショックとみなされていましたが、原油価格・インフレ率が高止まりにより、

 

米連邦準備制度理事会・欧州中央銀行は利上げを実施。

 

 

前回ロシア(供給国)からヨーロッパ(消費国)への供給ライン(パイプライン)の途絶でありましたが、

 

今回は中東産油国から東アジアンへの供給ライン(ホルムズ海峡)の途絶であることから、

 

特に中東依存度(95%)が高い日本にとっては、原油備蓄が250日程度あものの、

 

アメリカ・イスラエルvsイランの緊張が早期に緩和することは重要です。
 

中東依存度:

経済産業省 石油統計速報 令和8年1月分 

https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sekiyuso/result.html

 

石油連盟 エネルギー基本計画の改定に向けて

https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2024/061/061_009.pdf P.12、13

 

日本の備蓄状況:

資源エネルギー庁 石油備蓄の現況

https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl001/pdf/2026/260216oil.pdf

 

その他一次エネルギーの状況:

資源エネルギー庁  エネルギー動向(2025年6月版) LNG(2023年度 中東9.4%)、LPガス(2023年度 中東4.7%)

https://www.enecho.meti.go.jp/about/energytrends/202506/html/s-1-3.html

 

日本と中東の貿易関係:

JETRO 資源などの物流の要衝、ホルムズ海峡の状況(中東)

 

JETRO 2025年の日本の中東向け輸出額は前年比10.6%増、自動車輸出が増加、中東からの輸入額は11.1%減
(中東、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、日本、クウェート、カタール、オマーン)

 

 

 

<専門家の評価と予測>

 

JETROは2026年3月3日に「トランプ米大統領がイラン攻撃成功を発表、長期化による経済・政治的リスクの懸念も」(

https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/03/1ee3a8d409cccc38.html)と題し、

 

米国のシンクタンクの分析に基づくと紛争になる(長期化・泥沼化する)可能性について、紹介していました。

 

外交問題評議会(CFR)(国際政治経済ジャーナル「Foreign Affairs」発行)の分析

 

・ハーメネイー師を排除することは、政権交代と同義ではない。イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)こそが政権そのもの

・空爆だけでは政権交代という目標を達成できる可能性は極めて低い一方、もし米国が地上部隊をイランへ投入すれば、甚大な犠牲を伴い、作戦失敗のリスクが飛躍的に高まると警鐘

・大統領は、(政権交代の)目標を引き下げるか、長期化し苛烈を極め、失敗に終わる可能性のある軍事作戦をリスクとして負うかの選択を迫られると分析

 

戦略国際問題研究所(CSIS)の分析

 

・作戦は、イランとの長期にわたる紛争の始まりである可能性が高い

・今後、管理が困難となる広範かつ拡散した紛争へと変貌する可能性がある

 

 

 

<輸送船の護衛・保険>

 

イラン・イスラム革命防衛隊は、ホルムズ海峡の航行にイランの許可が必要と宣言、

 

暗に米国・イスラエル(今回の攻撃に賛意を示した国)のタンカー等に対しては許可しないという海上封鎖を宣言。

 

タンカー等のGPSに対してジャミング(妨害電波を 出して GPS を使えなくする行為)とスプーフィング(偽の電波を出して偽の位置情報を利⽤者に表示さ せる行為)等を実施という報道も。

 

 

事態の緊迫化・悪化に伴い、

 

海上保険(戦争リスク)の急騰・引受停止により、ホムルズ海峡でタンカーが停船。

 

GPSに頼らずに渡りきろうとする一部船舶もあるようですが、

 

無保険で事故った場合には、社員の人命のみならず、数百億円のタンカーもパァーとなり大惨事。

 

 

これに対し、トランプ大統領は3月3日ホルムズ海峡を航行するタンカーなどに保険支援と海軍が護衛を指示。

 

 

ただ、専門家によると、保険であれば保障責任の範囲・制度設計・法的根拠・財政負担という問題の解決

(政治的な表明だけでは民間の保険市場を動かすには不十分であり、制度として機能するまでには相当の時間)、

 

護衛であれば護衛艦が数隻展開されたところで全商船をカバーすることは不可能

(「護衛する」という表明と、「商業航行が再開できる」こととは、別の問題)とのこと。
 

 

なかなか進展していません。

 

 

また、ホルムズ海峡を迂回するルートも手一杯の状況のようです。

 

 

GPS:

日本海難防止協会情報誌

【特集】GPS への妨害~ ジャミング・スプーフィング ~

https://www.nikkaibo.or.jp/pdf/607_2025.pdf

 

CNN 戦争の武器として台頭するGPSジャミングやスプーフィング、民間の船にも深刻な影響

 

保険と護衛:

ロイター トランプ氏、ペルシャ湾タンカーの保険支援を指示 海軍が護衛も

 

川嶋章義氏(海運トレンド発信)

 

LogisticsToday 海峡再開遠く、物流を止める3つの壁

 

代替ルート:

LogisticsToday 海と空の代替ルート、すでに限界

 

 

 

<原油備蓄放出>

 

高市首相が11日に、民間備蓄15日分、国家備蓄1ヵ月分の放出についてコメントされました。

 

同日にIEAからは過去最大量の備蓄放出に関して合意とのニュースもありました。

 

さらに、アメリカが、これまで否定的であったインドのロシア産原油の購入について、容認する構えを示し、

 

日本のみならず、各国各方面から、今回の原油逼迫を緩和しようと備蓄や制約を取り外す動きが出てきています。

 

 

ただ、日本の場合、石油精製物・石油化学製品の最終需要が縮小していく状況下で、

 

昨今の脱炭素や経営効率の改善(ROA・ROE、資産・資本効率の改善)の流れもあり、

 

様々な石油精製物ができる中東の原油をメインに精製してきたことから、

 

成分が異なるその他の地域からの原油で直ちに以前と同じものが精製ができるとは限らないため、

 

現場の方々の力に掛かっている状況になっているものと推察します。

 

 

例えば、アメリカのシェールガスからはエタン→エチレン及びプロパン→プロピレンと精製できますが、

 

ブタジエン、イソプレン、芳香族等を精製できないみたいな感じです。

 

 

仮に備蓄放出で一次エネルギーにおける電力分は当面の間賄えたとしても、

 

石油精製物(潤滑油などの油系含む)に関しては、昨今徐々に減産の波が広がっています。

 

 

それでも、

 

原油相場がジワジワと上がってきていますし、背に腹は代えられませんし、

 

一刻も事態が収束することを祈っています。

 

 

備蓄放出・制限緩和:

首相官邸 イラン情勢に関する政府の対応についての会見

 

IEA 原油備蓄放出

https://www.iea.org/news/iea-member-countries-to-carry-out-largest-ever-oil-stock-release-amid-market-disruptions-from-middle-east-conflict

 

ロイター IEA、最大規模の石油備蓄放出勧告へ 計4億バレルと関係筋

 

 

Treasury Secretary Scott Bessent氏

 

日本経済新聞 インドのロシア産原油購入を容認 米財務長官、原油高受け転換

 

石油製品の需要:

石油連盟 エネルギー基本計画の改定に向けて P.18

https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2024/061/061_009.pdf

 

産地毎の原油の特性:
EIA Crude oils have different quality characteristics(July 16, 2012)

 

kinds-of-crude-oil

 

石油精製物:

経済産業省 GX実現に向けた投資促進策を具体化する「分野別投資戦略」 分野別投資戦略参考資料(化学) P.9、P.2

https://www.meti.go.jp/press/2024/12/20241227006/20241227006-3.pdf

 

出光興産 基礎化学品とは?

 

Craig Tindale氏 Systemic Risk: A 12-Order Cascading Analysis of a Zero-Flow Strait of Hormuz Closure

 

減産:

日本経済新聞 エチレン減産、暮らしにどう影響? ホルムズ封鎖で原料ナフサ調達難

 

そーなんだ化学氏

 

 

 

 

<一次エネルギー・石油精製物以外の主な輸送物資>

 

中東依存度(95%)が高い日本にとって、原油が問題となりますが、

 

ホルムズ海峡を通る重要な物資として、化学肥料原料(窒素(尿素)、リン酸()、カリウム(硫酸カリウム・塩化カリウム))があげられます。

 

 

Kirill Dmitriev氏による投稿では、

 

硫黄の約44% 尿素の約31% アンモニアの約18% リン酸塩の約15%がホルムズ海峡経由とのことです。

 

 

 

日本の場合、輸入相手国は、

 

尿素:マレーシア(74%)、りん酸アンモニウム:中国(72%)、塩化カリウム(78%)と

 

ホルムズ海峡の影響を受けにくいように思いますし、

 

備蓄(3ヵ月分)や補助金(2022年ロシアウクライナ侵攻時)などもありますからそこまで影響はないかもしれませんが、

 

そもそも食糧自給率が高くなく、世界の原材料相場の影響も受けやすいことから、

 

昨今のチョコのように、徐々に値段が上がる可能性もあります。

 

 

ホルムズ海峡の閉鎖が長期化した際に、

 

各国で、適切な時期に適切な量の肥料の散布ができなくなった場合には、

 

食物の不作や価格高騰などあるかもしれません。

 

 

日本の化学肥料原料の輸入相手国、輸入量:

農林水産省 肥料をめぐる情勢

https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/attach/pdf/index-225.pdf P.4

 

肥料危機によるリスク:

フォーブス・ジャパン 石油の陰に隠れた危機──ホルムズ海峡と天然ガス・窒素肥料、世界の食料リスク

 

ニューズウィーク日本語版

ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
How the Iran war could create a ‘fertiliser shock’ – an often ignored global risk to food prices and farming

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2026/03/589969_1.php

 

 

 

色々まとめていたら、とても便利でより良いものが発表されていました

 

みずほリサーチ&テクノロジーズ

原油高の長期化が企業業績に与える影響 原油価格100ドル継続で付加価値額は1.2%減

https://www.mizuho-rt.co.jp/business/research/report/pdf/express-jp260313.pdf

 

 

 

産油国側でのホルムズ海峡封鎖に伴う、原油減産による採掘リグなどへの悪影響なども想定されるそう

(なるべく湧きやすいようにしていたものを止めるのだから、負荷が掛かる)

 

ですが、

 

大場紀章(エネルギーアナリスト)氏

 


また、何か関心のあることがあったら、記載しようと思います。