エキスパートアイズのブログ -13ページ目

なぜいつも急なのか・・・

毎日ヒマでヒマで何もやることがないのですが、ちょうど今週の土曜日だけ約束があります。
ところが、何の因果か、中国から知人が急に来日することになり、土曜日のまさに約束しているその時間に「会えないか?」と言って来たのです。
約束って重なるものだなーと、よく思うのですが、マーフィーの法則でしたっけ?(懐かしい・・・)
1年365日もあるのに、なにもよりによって、約束があるたったその日を選ばなくてもいいのに。

もちろん、常識のある私は、最初の約束を優先します。
ただし、せっかく外国からやってくるのだから、その人にもできるだけ都合をつけてあげなければいけない。
ということで、同じ土曜日ですが、最初の約束は午後の予定通り、来日の知人には午前中に会うことにしました。
あー、忙しい・・・

それにしても、なぜ中国人はいつも突然なのでしょうか。
今までも何度も経験しています。
今回のように急に言ってくることや、約束していても急にキャンセルしてきたり、とにかく1ヶ月も前から約束することは中国人には不可能なようです。これは私の実証済みです。きっと「そうだ、そうだ」とうなづいてくれる日本人は多いはず。

いくらヒマな私でも、約束は最低でも2週間前までにはしてほしい。
そのように常日頃から周囲の友人知人には告知しているのに、それでも中国人はいつも急なのです。
なぜ2週間前までなのかといえば、自分の時間を乱されるのがイヤだから。
そうなのです。
なぜ急に言われるのがイヤかといえば、せっかくのんびりしようとしていたのに、自分のペースを乱されてしまうからです。
そして、そのように私のペースを乱してくる人が嫌いになる。
だから概して中国人が嫌いになってしまうのです。

でも、これって、どうやら中国の習慣みたいですね。
相手のことは考えていない。
自分のことが第一。
中国ではみんながそのようにするから、特段誰もそれについてストレスを感じていない。
急に言いだしてNGでも気にしないし、急にドタキャンされても自分もいつもそうしているから怒りもしない。
律儀な日本人の習慣から考えると、およそ想像できない無茶苦茶な話なのですけど、当の中国人はそれが当たり前だと思っている。
やはり、習慣や文化の違いって恐ろしいですね。
ストレスのもとです。

私が中国人を嫌うもうひとつの理由があります。

それは、前述の「急に言ってくる」のと似ていますが、中国人はいつも「目先の利益しか考えていない」ことです。
日本人は「石の上にも3年」と言うように、物事をわりとじっくり時間をかけて成熟させようとします。しかし、中国人はたいがい「今」しか考えていない。以前仕事の協力案件を話し合っていたときも、こちらは「はじめは1年ぐらい様子を見るために利益は薄くても仕方ない、その後しっかり稼げるようになればいい」と提案するのですが、中国人は「そんな先のことより、この1年でガッポリ稼ぎたい」と言うのです。それがその人だけでなく、商売を考える中国人はほとんどがそう。
私はそういうのが苦手です。
客を騙してでも短期間でガッポリ稼いで、1年先はまた別のビジネスを始めて同じ事の繰り返しをする、という手法。そこには誠実さの欠片もない。
そりゃ、中国は広大な国土があり人口15億人もいるから、数人を騙しても他にまだ14億人以上の人がお客になってくれる可能性はあるだろうけど、日本は小さな島国だからそういう訳にはいかないでしょう。悪い噂はすぐに全国に広まり、多くの顧客がすぐに離れてしまう。日本では一度失墜すると二度と這い上がれない理由はそこにある。
だいたい、私は拝金主義者ではないので、他人(特に善人)を騙してまでお金を稼ごう、他人の利益をピンはねしてでも自分の資産を増やそう、という気持ちにはなれません。
まあ、カネ・カネ・カネと言っている守銭奴やわが国の首相なんかだと、中国人と気が合うかもしれませんね。

7月10日は選挙になりました。
その日も私は用事があるので、早々に期日前投票に行きます。
昨日、何気なくニュースを見ていたら、各党首のスピーチが放送されていました。
わが国の首相は相変わらず「ケーザイ、ケーザイ、ケーザイが第一」とバカの一つ覚えみたいにまだ言っていたので、恥ずかしくて仕方なくなりました。

日本は、そりゃ少し昔、ほんの20年ほど前に比べれば確かに経済の勢いはずいぶん衰えていますけど、それでも、全世界的に見れば、ぜんぜん豊かなほうです。
日本を見渡せば、乞食はほとんどいないし、みんな身奇麗な服装をしているし、どんな食材でも手に入るし、町は商品で溢れ返っているし。
時々母子が飢え死にしたとか、年寄りが孤独死していたとか、さも哀れそうな感じでニュースで報道してますが、そんなの日本ではわずかに数人レベルの話でしょう。率で言えば、銀行の普通預金利息の利率ぐらいもいないんじゃないですか?
そんなわずかな例をあげつらって、だから経済をなんとかしなければとか、福祉をもっと厚くしなければというのは、単なる詭弁でしかない。自民党がお手盛りを調達するための都合のいい「言い訳」なんですよね。

マスゾエさんがついに都知事を失脚しましたが、政治資金の不正流用なんてほぼ全員の政治家がやっているのは火を見るよりも明らか。
たまたまマスゾエさんは「東京都」という大きな組織のトップだったし、家柄とか後ろ盾がない人だったので、撃ち落しやすかったというだけの話です。

マスゾエさんがお金で失脚したように、日本人はお金にガメツイ人は嫌いなはずです。
だとしたら、経済のことしか考えていないような政治家だって嫌いじゃありませんか?
私は大嫌いですけどね。
「ケーザイ、ケーザイ」って言ってると、まるで「カネ、カネ」と言ってるのと同じ。
中国人が目先の利益にガメツクがっついているのと同じようになってしまいそうで、とてもイヤです。そんなガメツイ競争に足を突っ込みたくない。日本人はあくまでも知的な紳士で居続けたいです。

そういう訳で、私が今回の選挙で投票するポイントは、とにかく「ケーザイ、ケーザイ、カネ、カネ」と言っている人と政党を完全に排除すること。そういう稚拙なことしか言えない人には投票しない、と決めています。

そして、どうか私に約束をするときは、2週間以上前からでお願いしますね。




日本人の才能

日本人。自分の意見を言わず、常に保身にまわる行動ばかりで、理念も哲学も持たない人種。
だから私はいつも日本人をこき下ろしてばかりいるのですが、今日はちょっとだけ褒めてみよう。

今日、ご飯を作っていてふと気づきました。
日本人って案外器用だな、と。
どういうことかと言えば、私は料理は好きでないけど、でも作ります。和食はもちろん、中華もイタリアンも時々フレンチも、それに、世界中いろいろ行くので、そこで食べた料理を真似てみたり、現地の調味料やスープの素やスパイスなんかを買ってきて自宅で再現してみたり。
こんなにバラエティに富んでいるのは私だけではなく、日本の女性ならほとんどの人が和食、中華、洋食、何でも難なく作りますし、それが特別なことでも何でもない。

ところがある日、はたと気づきました。
日本に住む中国人の知人は、自宅でほとんど中華しか作ってない。昨日今日、日本に来たのではなく、もう何十年も日本に住んでいるというのに。しかも外食も中華、ラーメンがほとんどで、たまに韓国(といっても焼き肉)や和食(といっても居酒屋)で食べるようだが、フレンチ、イタリアン、エスニックなどを食べたという話題は聞いたことがない。
そういえば、中国人は海外に行っても現地の料理はほとんど食べず、いつも中華か(世界中に華僑がいるから中華はどこに行っても食べられる)、カップラーメンを食べているようだし。
そう考えれば、中国人が日本にいても中華しか作らないのは納得します。
食に対する興味や好奇心がないのか、新しいものに挑戦したくないのか、自国のものが世界一だから他のものを受け入れる気がないのか、どうしてなのか知りませんが。
まあ、中国人に限らず、インド人も東南アジア人も西洋人も、やっぱり食事は自分の国の料理ばかりで、他国の料理を軽々と作るなんてことは、そう言えば聞いたことがなかったですね。

そう思うと、いろんな国の料理をいとも簡単に自宅で作ってしまう日本人って、やっぱりスゴイんだ!と改めて感心しました。

日本人って、やっぱり器用なんですね。
昔は高度経済成長で急伸した日本を「模倣するのが得意」と西洋人から皮肉を言われましたが、確かに真似をするのは上手いと思う。もっと好意的な言い方をすれば、研究熱心。何にでも興味を持ち、良いものを取り入れようと研究し、最初は単純な模倣から、そのうち自分達に合ったものへ改良して、自国に落とし込んでいく。そういうのが昔から得意なんですね。料理も同じで、各国料理も現地の味そのままではなく、日本人の口に合うように少しアレンジしていますしね。器用というか、柔軟性があるというか。どちらにしても、たいしたものだと思います。

日本人には、他の国民が持たないこんな素晴らしい才能があるんだから、保身ばかり考えずにもっと自信を持って、自分を表現し、自分の意見を表明し、積極的に能力を開示していけばいいのに。

日本人のこの才能を潰しているのは、間違いなく、残念ながら日本人のもう一つの特徴である「妬み、ヒガミ根性」と「男性優位社会」ですね。

だからやっぱり私は日本をこき下ろしたくなるのです。


哲学と美学

最近のニュースときたら、セコい都知事の話題ばかり。
よほど日本は平和なのでしょう。

あの人、本当にセコい。
都知事を辞めるまで、マスコミも叩き続けるでしょうけど、なんで辞めないのかしら?あそこまでいろいろ暴露されたら、普通の神経じゃ、恥ずかしくて一刻も早く人前から姿をくらましたいと思うだろうに、やっぱり政治家はあそこまで厚かましくないとやってられないのかな?

違法性があってもなくても、あの人のやったことは、自分の利益を得るため。だから大衆から嫌われるのよね。

仮に違法なことだとしても、個人の利益のためではなく、大衆に利することであったなら、頭でっかちの司法の人間は罰を与えても、大衆はその人を讃えるでしょう。

例えば、ブラック企業の強欲社長が、社員の努力で得た利益を社員に分配せず、自分一人で搾取していたならば、それを見かねた優秀な社員が、会計操作で会社の利益をピンハネし、そのお金を社員全員に分配したり、もっと大きな話なら、そのお金で別会社を作って広く公共に役立つ活動を展開させる、とかだったら、いったいどちらが悪者なのでしょう?
会社のお金をピンハネした社員は、法律上では確かに違法かも知れないが、それじゃあ、利益を搾取して正当に分配しないブラック企業の社長は、法律に触れてないから問題ないのか?
違うよね。
法律上ではピンハネした社員は悪だが、大衆心理では、ブラック企業の社長が悪で、ピンハネしたお金を公共に役立てた社員の方に軍配を上げたくなるでしょう。
ピンハネ社員だって好きでピンハネしたわけじゃない。ただそうでもしないと、法に触れるか触れないかスレスレのやり方でも取らない限り、強欲な守銭奴から自分達の本来受け取るべき領分を奪い返す方法はないからね。しかも、強欲守銭奴は私腹を肥やすためだけにお金を搾取しまくるが、他方ピンハネ社員はもともと利益は公共に還元するものだという高い理想を掲げていたとすれば、使命感からピンハネしたとしてもおかしくない。
法律さえなければ、本当はどちらが悪いか、火を見るよりも明らかです。

そう考えれば、法律なんてほとんど意味をなさなくなる。
法律に触れてないなら、違法性がないなら、何をやっても許されるなら、もはや人間を信じることなんてできなくなります。

例えばもっと下世話なことだと、女性は交際していたつもりだったのに男性はただの遊びで、うまいこと女性を利用したあげく、面倒くさくなって酷く侮辱して女性を捨てた。よくある話ですがね。その女性が復讐して自分をないがしろにした男性を殺したとしたら?法律上では殺人罪で懲役刑でしょうが、大衆心理では、男の方が悪かったんだから殺されても仕方ない、と思いますよね。
そういうことだ。
所詮法律なんてその程度の意味しかない。
言うなれば、日本の刑法はそうなった背景を無視した欠陥品でしかないのです。
だから、法律が本当の悪人を処罰しないなら、大衆の力で悪人を懲らしめるしかない。

今回は、マスコミ頑張れ、と思いますね。
そして都議会も都民も徹底的に追及して白黒はっきりさせることを期待します。

お金に関わる問題は、政治の場でも民間でも頻繁に発生しますが、善か悪かの判断は、公共のために使ったのか、それとも私腹を肥やすためだったのか、そこを見極めれば良いのでは?
仮に違法性があっても、公共のために行い、実際に公共の役に立っていたなら、その行為は許すぐらいの寛大さがほしいもの。
逆に、法律に触れてなくても、私腹を肥やすための行為は、徹底的に処罰すべき。

とにかく、政治であれ民間であれ、上に立つ人間は、常に大衆のために行動すべきであり、大衆のために力を注ぐことを「哲学」としなければいけないでしょう。

あの都知事には、この哲学も美学もない。
美学があれば、ここまで恥を晒されたら潔く退任するはず。
でもそれをしない。
だから、みんなから嫌われて「辞めろ、辞めろ」と言われるのでしょうね。