✅ 「2012年4月29日」、11年前の昨日のことです。
手術後の 「鼻」 の異変が何のせいで起こっているのかわからず何ヶ月も苦しんでいた私は、耳鼻咽喉科医から 「顔の筋肉」 を切ったという信じがたい事実をこの日初めて知らされました。
その事実を耳鼻咽喉科医が口にするまでには、どうにかして煙に巻いて逃げようとする耳鼻咽喉科医と何をしたのかを暴こうとする私との攻防がありました。
ここまで追い込まなければ、耳鼻咽喉科医は、「顔の筋肉」 を切った事実を隠したまま 《3,000症例の内、鼻のかたちが変わったと聞くのは初めて。》 《鼻の軟骨をさわったわけじゃないから、鼻のかたちは変わらない。鼻のかたちが変わることは考えられない。》 と患者の訴えに向き合おうともせずにしらを切り、《一緒にリハビリしていきましょう!》 の一言で終わらせようとしていたのです。
<《舌癒着症》 手術の 「セールストーク」>
✅ 当時、私が 《舌癒着症》 手術を受けることを決意してしまうきっかけとなったのは、耳鼻咽喉科医のいわゆる 「セールストーク」 でした。《 「プラス」 か 「ゼロ」 かで 「マイナス」 の影響は考えないでいい手術》 というものです。
これは、眠っている間に仰向けになると無意識に息が止まって苦しくて目が覚めるという 「睡眠時無呼吸症候群」 のような原因不明の症状に悩まされていることを相談した私に向けての発言になります。
✅ 「鼻の変形」 は、私にとって 「マイナス」 の影響以外のなにものでもありません。多くの方にとってもそうでしょう。
私は、耳鼻咽喉科医が私に必要だと言う 「上唇小帯」 の手術を言われるがままに受けたわけではありませんでした。不安に思っていること疑問に思っていることをいくつも質問しました。それにも関わらず、「顔の筋肉 (表情筋) 」 を切ろうとしていることもそれによって 「鼻の変形」 が引き起こされることも、耳鼻咽喉科医は最後まで口を割ろうとはしなかった。
これらの事実を事前に知らされてさえいれば、耳鼻咽喉科医の口車に乗せられて手術を受けるようなことには決してなりませんでした。この後悔と傷は一生消えません。
<「呪い」 の言葉>
✅ 《 「プラス」 か 「ゼロ」 かで 「マイナス」 の影響は考えないでいい手術》 という私が耳鼻咽喉科医から受けた 「セールストーク」 はあくまでも私のケースですので、他にも多くのバリエーションがあるのだろうと思います。
そのバリエーションの一例として、今回アメブロで 《舌癒着症》 を検索して出てきたものに 「セールストーク」 として非常に罪深く、診察でそのような声掛けをされてしまった親御さんが多くおられるだろうことを想像するだけで苦しくなるものをみつけました。
お子さんの将来にわたって 「呪い」 をかける言葉です。
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● 《 「一時の痛みが可哀想と捉えるのか、この先の人生をずっと舌癒着の弊害で悩んで生きて行くのが可哀想と捉えるのか」 》
● 《 「小さいうちにここへ来て、手術をしなかった子が、中学生くらいになってたくさんトラブルを抱えて結局ここへ戻って来る」 》
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<《舌癒着症は優性遺伝》 という 「からくり」>
✅ また、《舌癒着症》 グループの人間が言いたがるセリフのひとつに 《舌癒着症は優性遺伝》 というものがありますが、《舌癒着症》 と一部の界隈が呼んでいるものは 「舌小帯短縮症」 のように 「遺伝」 はしません。
《舌癒着症》 グループの人間が、《ヒトは程度の差はあれ全員ADEL (※ 注 :《舌癒着症》 ) の状態》 《哺乳類は皆 《舌癒着症》 》 などと主張していることからも、正しくは、《舌癒着症》 グループ関連の医療機関を受診した方は皆 《舌癒着症》 と診断され手術対象とされてしまうというシンプルな仕組みがあるだけのことです。
✅ 一方、「舌小帯短縮症」 は 「優性遺伝 (顕性遺伝) 」 するものとされています。ここで重要な点は、「《舌癒着症》 と一部の界隈が呼んでいるもの」 と 「舌小帯短縮症」 とは全くの別物であるということです。
さらに、《舌癒着症》 グループの人間がやりがちな遣り口のひとつとして、全く関係のない論文あるいは全く逆の主張がされている論文などを都合よく引用してくるというケースがあります。
いわゆる 「チェリーピッキング」 と呼ばれる類いのものです。特に参考文献として挙げられている英語の論文に顕著です。
✅ たとえば、《舌癒着症は優性遺伝》 という主張の根拠として 《舌癒着症》 グループの人間が引用してくる論文は、『舌小帯短縮症の遺伝分析』 (『解剖学雑誌 Vol.59』(1984) p.642) です。
この論文はタイトルからも明らかなように、「舌小帯短縮症」 について論じられており、「舌小帯短縮症」 が 「常染色体性優性遺伝」 と推定されると報告する内容となっています。
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《われわれは最近5年間の舌小帯短縮症の手術患者総数552名のうち、家族性集積の認められる63家系67家族について家系分析を行った。》
《舌小帯短縮症は現在の分析段階で常染色体性優性遺伝と推定する。》
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✅ 私が訴訟提起した耳鼻咽喉科医も同様に、『知ってるつもり? からだの不思議/舌癒着症ってご存じですか?』(2009) という 《舌癒着症》 を説明する雑誌掲載コラムで 《舌癒着症は優性遺伝》 と主張していますが、その根拠とするところも上記の 「舌小帯短縮症」 に関する論文です。
【甲B1号証】

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● 《今回はこの舌癒着症についてお話します。》
● 《しかもこの疾患は常染色体優性遺伝 ( 注) 両親のどちらかから異常な遺伝子を受け継ぐと発症するもの) で、この状態で生まれてくる人の方が多いといわれています。》
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こういったことからも、《舌癒着症》 グループの人間が作為的な 「チェリーピッキング」 を平気で行える神経の持ち主であるということがよくわかります。
この資料は裁判でも【甲B1号証】として提出しています。
✅ 《舌癒着症は優性遺伝》 という主張は、ミスリードというよりもむしろ 「デマ」 といって差し支えない類いのものと言えるでしょう。
#情報のリレー
#舌癒着症と一部の界隈で呼ばれる架空の疾患
#ベビーも成人も鼻中隔下制筋を切ります (本人尋問)
#向井診療所 (神奈川県大和市) ※院長 向井將氏 (耳鼻咽喉科) (→2023年3月閉院)
#山西クリニック (東京都新宿区) ※院長 山西敏朗氏 (耳鼻咽喉科)
#丸山歯科医院 (北海道札幌市) ※院長 丸山弘明氏
#エンゼルクリニック (北海道札幌市) ※院長 坂本善哉氏 (形成外科) (→2017年4月閉院)
#奥山医院 (大阪府門真市→大阪府大阪市) ※院長 奥山輝実氏 (脳神経外科・心療内科) (→2022年12月閉院)
#おかざきまりこクリニック (岐阜県多治見市) ※院長 岡崎麻理子氏 (泌尿器科・小児科・皮膚科)
#原口クリニック (長崎県諫早市) ※院長 原口茂徳氏 (耳鼻咽喉科・消化器内科)
#しらさぎふれあい助産院 (東京都中野区) ※院長 木村恵子氏
#母乳マッサージ&ヤナギサワ自然育児相談所ビバマンマ (東京都江東区) ※院長 柳澤薫氏
#小山自然育児相談所 (栃木県小山市) ※院長 伊東厚子氏
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