どうして他ではなく、あなたの会社を選ばなければならないのか?
この問題を解決するためには、価値を文字化する
必要があるのですが、その前にお客様の本音をとらえていないと難しいです。
本題へ
カスタマーインサイトファインダーっていう言葉があります。
お客様の本音リサーチみたいなことです。
そのために重要なことは、120%happyをつくることです。
まず、最初に
【フューチャーマッピング】×【自社の棚卸】×【GAP法(フック)】
から導かれるキーワードを見つけ出しましょう。
【フューチャーマッピング】では、
ゴールから逆算した120%happyにフューチャーマッピングを描きます。
【自社の棚卸】では、15の付加価値に分解しながら
次のようなシートを埋めていきます。
『伝説の通販バイブル』(日本経済新聞出版社)の
192ページもご参照いただければと思います。
分解するための構成要素を15の付加価値に
まとめる作業になります。
「お客様への価値提供」=「UVP」(独自の価値提供)
であり、UVPを導き出すステップは、
テストマーケでも有効な手法になります
(実践では、15個全部を使う必要はありません)。
1)お客様の声で作成することが可能か否か
⇒《気づき》・《感動》・《不安》・《期待感》・《疑問》
2)数字を入れることが可能か否か
⇒《歴史》・《機能》・《限定》・《人気》・《実績》・《評価》
3)競合他社がアピールしていること以外で何か言えるか否か
⇒《新規》・《価格》・《解決》・《比較》
それぞれの項目を埋めたら、次に一番遠い組み合わせの
フックを選択していきます。
ここはテクニックになり、GAPを生み出す個所になります。
例えば、「農業×インターネット」
「和菓子×デジタル」「エンタメ×旅館」
などが具体的なワードになります。
これがGAP法になります。
「感情×思考」のマトリクスの二軸で、
「共感」「役務提供」「情報/人の紹介」「提案」
のいずれかを、事前に表現しておきましょう。
次に3Sストラクチャーです。
売れるビジネスモデル方程式を作成すると
カッコよくお伝えしておきます。
リアルの強みをオンラインで活かすためには、
自社のビジネスモデルを再構築する必要があります。
ここを飛ばすと、「〇〇の良さは使用してくれたらわかるのに……」
となってしまい、オンラインでは売れません。
リアルの強みをオンラインに置き換えるステップを
「3Sストラクチャー」と呼んでいます。
3Sは、「seed(強み)」「strike(センターピン)」
「success(120%happyのベネフィット)」で構成されています。
1)3C分析:
自社&お客様の声からのキーワード」から、seed(強み) を抽出
2)seedワード × seedワードを組み合わせる
その結果、strike(センターピン)を抽出する。
3)strike(センターピン)÷ 12のマトリクス(UVP骨格)
によってsuccess(120%happy)を抽出する。
上記の手順を踏んで抽出された「success(120%happy)」が
オンラインで売れるためのカスタマーインサイトファインダー
の鍵となります。
ちなみに、12のマトリクスの項目は以下のとおりです。
1)ターゲット(女性限定など)
2)範囲(サービス提供の範囲・商圏などを絞る/広げるなど)
3)専門性(百貨店vs専門店/大企業vs専門家など)
4)実績・権威性(成功率、受賞歴など)
5)効果・効能(得られる成果など)
6)価格(サブスクリプション・ワンコイン・お試しなど)
7)用途・目的(ビジョン・理念)
8)リスク(購入不安・リスクリバーサルなど)
9)品質(別の言い方をすればお客様から見た価値)
10)オーダーメード(特注)
11)希少性
12)痛み・欲求(得られる気持ち)の深刻度や共感