利根町立歴史民俗資料館から蛟輞神社へ
こんにちは利根町は茨城県の南端、千葉県とは利根川を挟んで接しています8世紀ごろの霞ケ浦周辺の地形【画像は国土交通省 関東地方整備局 霞ヶ浦河川事務所HPよりお借りしました】霞ケ浦は当時香取海と呼ばれる内海の一部で利根町は赤い印のあたり、海に面していましたそのため縄文時代以降の遺跡や古墳も多かったとのことですが出土物は第二次大戦によりほとんど消失しました「利根川図志」は江戸時代末期に成立した利根川中・下流域の地誌で作者は利根町出身の赤松宗旦という医師「利根川図志」に『ねねこ』という女のカッパの伝承が記載されています柳田国男のふしぎ玉民俗学者柳田国男は12歳の頃利根町に移り住みますそこで『小川家氏神の玉』や『間引きの絵馬』と出会い異常心理や恐怖を体験したことが民俗学という分野を切り開く原点となりました『間引きの絵馬』資料館を出て北へ向かいます蛟蝄神社(こうもうじんじゃ) 門の宮蛟蝄神社は門の宮と少し東に行ったところの奥の宮と二つの社殿からなります創建は不詳ですが式内社、主祭神は罔象女大神(みつはのめのおおかみ)関東最古の水神様と言われています社名の『蛟蝄』は『みつち』とも読み神話に登場する竜神の一種ですこのあたりは立木貝塚という縄文時代後晩期の遺跡でもあります門の宮拝殿門の宮本殿奥の宮に来ました奥の宮拝殿奥の宮本殿狛犬がとてもかわいい新利根川カッパの伝説は多いですが、女のカッパは初めてです