詳細は忘れてしまった。
こう言われた。
「赤いドレスの女の子の人形を、決してそのまま捨ててはいけない。
お清めして、それから燃やしなさい」
そういわれる前にずいぶん怖い目に逢った氣がする。
怖かったのと、面倒なのとで、朝目覚めた時点ではもう忘れようとしていた。
ただ、上記のことだけは忘れないようにと言われて
どうにか憶えていた。
そういう夢の話。
詳細は忘れてしまった。
こう言われた。
「赤いドレスの女の子の人形を、決してそのまま捨ててはいけない。
お清めして、それから燃やしなさい」
そういわれる前にずいぶん怖い目に逢った氣がする。
怖かったのと、面倒なのとで、朝目覚めた時点ではもう忘れようとしていた。
ただ、上記のことだけは忘れないようにと言われて
どうにか憶えていた。
そういう夢の話。
思い出すと心が壊れそうだし
ここに書けないことも多いのだが
書ける範囲で書いてみる。
僕は腕利きの工作員だった。
奴隷船への潜入、過去に潜入した工作員の救出。
それが今回の任務だったが、失敗した。
警戒されないよう潜入は丸腰でがモットーだ。
現場で調達したスコップで船長を
完全に絶命させたと思ったのだが、
船長の体には自己修復か何かの仕掛けがあるらしい。
そこを解明しないとやつは仕留められない。
だから任務は「救出」だったのか…と悔やんでも遅い。
過去に船長に歯向かった者は、一目でわかるよう体の一部が欠損していた。
なるべく殺さないで有効活用、が船長のモットーらしかった。
僕より前に潜入した槍使いの男は、片手片足が無かった。
相当ひどい目に逢ってきたみたいだが眼光は消えていなかった。
だいぶ前に潜入した体術に長けた女の子は、
体内に電磁石を入れられているようで
船長がスイッチを入れると好きなように動かされていた。
過去に船長に歯向かった者は、
トイレや食事のたびに他の奴隷からいじめられていた。
控えめに言って地獄だった。
この世は暴力と金で支配されていると、まざまざと見せられた。
次に潜入する奴には、任務を守れと言いたい。
という夢をみた。
僕は野外フェスに来ていた。
会場の一角で、友人のNちゃんが個展を行っていた。
展示していたのは、Nちゃん秘蔵のガガガSPのプレミアムアルバムを解体して作ったオブジェ。
ダイヤの原石を埋め込んだ精巧なアルバムジャケットを、ヒラメの開きみたいにパカーとあけて展示している。
Nちゃんは「これでいいのだ!」と言わんばかりの威信にあふれた表情でいた。
展示ブースで、Nちゃんは世界を旅して集めた珍しいシェイカーの実演を行っていた。
何が珍しいって、シェイカーの音や形ではない。
僕がみたのは、ボール紙で出来た直径7センチ、高さ5センチくらいの、片手に収まる円筒だ。
それをNちゃんが演奏すると、音ではなく、ゆずの皮をうすーくむく触感が僕の脳裏で感じられるのだ。何度でも、新鮮に。
そんな珍しいシェイカーの数々を紹介してくれた。
という夢をみた。
僕は久しぶりに、何か手続きするために学校に来た。
同級生が玄関で懐かしい様子で迎えてくれたが、そいつの名前もわからない。
学校内の移動は、何やらボタンがいっぱいあるエスカレーターみたいな岩山みたいな装置に乗る。
その装置の操作が全然わからなくて、戸惑う。
同級生は難なく操作している様子だ。
移動中に本棚があった。
そこに、友人の著作が2冊置いてあった。
論文集のような自叙伝のような本だ。
2冊とも青っぽい装丁で厚みが3センチ程度、高さが20センチ程度。
2冊目は比較的最近刊行されたみたいだ。
1冊目を手に取った。
冒頭が、何かの小説についての論文だった。
その小説の主人公の少年が誰かを逃がすために、追手からライフルで足を狙撃される話だった。
狙撃手は腕利きで、ライフルも高性能だが急所を外し事なきを得たらしい。
僕は帰宅した。
家では、小鹿を2頭飼っていたらしい。
妻が世話をしてくれていたようなのだが、
鹿の居所も飼い方もわからない。
友人が経営している、障害のあるお子さんの孤児院に行った。
子どもたちが、鶏の平飼いの納屋みたいな所に住んでいた。
屋根はあるけど風は吹きっさらしだ。
温暖な地域だろうけど、冬は寒そうだった。
僕は目を疑った。
2、3の質問を友人にしたら、これが当たり前なんだという回答だった。
僕は戦争帰りだったらしい。
兵器の保管庫に来た。
僕が乗っていた戦闘機はどうにか帰還したが、
部品を外されて違う用途で使われる。
というよりは、戦闘はもうできないので博物館などに展示されるみたいだ。
戦争はまだ終わっていなくて、戦況は厳しい様子だった。
まだ現役の同期が周りにたくさん居た。
僕はもう任期を終えたので他人事のように見ていた。
戦争が早く終わればいいのにと思っていた。
という夢をみた。
僕は、とある演劇の稽古に車で向かっていた。
稽古場は何階建てもある大きな家を借り切っている。
稽古場の途中に公園があった。
公園の中を通らないと稽古場に着かないので、
公園内の人を避けながらノロノロ運転して稽古場に向かった。
途中に階段があってどうしても車で進めない。
仕方ないので、車を降りて稽古場に行き駐車場を聞くことにした。
公園内は親子連れなどが和気あいあいとしている。
車は入り組んだ公園の奥まで入ってきて出すのも大変そうだ。
とても盗まれそうにないので鍵はかけずに置いていった。
稽古場には未就学の子どもから、定年しているであろう年配の方まで色んな人が居た。
皆のんびりくつろいでるようでもあり、何かを忙しくしているようでもあった。
それぞれにしたいことをしているようで、他者にあまり構っている風ではなかった。
駐車場のことを聞きたいのだが誰に聞いていいのかわからない。
稽古場の中を探索することにした。
少なくとも4階以上ある家だった。
階の移動は階段ではなくハシゴだった。
1階はコンクリートの広場で、ここまで車で来たら駐車はできそうだったが階段の超え方がわからない。
2階はキッチンやリビングがあり、座ってくつろいでいる人が多い。
3階には広いバルコニーがある。バルコニーが部屋より広く、走り回れるくらいだ。
バルコニーの入り口にラジコンのような絵と×マークのステッカーが3貼ってある。
〇〇特機というメーカーのラジコンは電波が悪くて使えないぞという意味のステッカーらしいことを、
近くにいた女の子が教えてくれた。
〇〇特機はよく見るメーカーなので氣をつけようと思った。
4階はまた入り組んでいて、押し入れと通路と居室が混在していた。
奥には監督とおぼしき老紳士が座っていた。
駐車場のことを聞きたいのだけれど、なんとなく聞きにくい。
稽古場のつくりはだいぶ分かってきたのだが、車が心配なので戻ることにした。
公園内を歩いて戻る。
どのあたりに車があっただろうか。
記憶をたどる。
確か階段があって、そこを進めなくて停めたのだった。
階段を下りた。
車はない。
あれ?ここじゃなかったか?
そう思いながらさらに戻る。
公園を管理している係員みたいな人が階段の近くにいたので
僕の車を知りませんかと聞くが、知らないと言われた。
車を降りるとき特に注意もされなかった。
僕は氣にしていなかったが
車を盗むためにあえて注意しなかったのではなかろうか。
疑心暗鬼がつのる。
車の特徴を伝える。
エクストレイルなんですけど誰か乗っていきませんでしたか。
聞いても知らないと、そっけない返事。
公園内をウロウロするが、車の形跡がない。
もう一度稽古場に行った。
車のことを聞いて回った。
4階のハシゴの近くに座っていた未就学の女の子が
車の動く音を聞いたというがそれ以上のてがかりは得られなかった。
人のことには関心が無い人たちばかりだった。
僕と共演するらしき、年の近そうな女性が唯一心配してくれて、
その方の車で一緒に探しに行きましょうかと提案してくれた。
女性の車の後部座席で、女性と向かい合って座る。
運転席には誰もいないのに、なぜか車はちゃんと走っている。
不思議に思う僕の氣をそらすように女性は僕に話しかける。
今回の劇のこと。
大きな家のこと。
いろいろ分かってきて、話は進んでいるようではあるが
僕は車が氣になってそれどころではない。
女性は言う。
私たち、いい関係になれそうね。
僕は車が氣になってそれどころではない
そのうち、女性の車は何かの施設に着いた。
相談所とある。
よく見ると福祉サービスの相談所らしい。
女性が、車のことをここに相談してみる?と言う。
わらにもすがる氣持ではあったが、冷静にちょっと考えて
ここじゃないだろ、と僕は言った。
女性は、あらそう?と答えて車を切り替えした。
とりあえず警察に行ったほうがいいんじゃないかと思い始めた。
まったく、公園の管理人も、稽古場の連中も、
僕の車を盗むためにグルになっているんじゃないかと疑わしい。
という夢を見た。
今回修理を請けたのはこちらのギター
昔なつかし新堀先生ご推薦
日進工業製、コンサート用のアルトギター。

折れたのはヘッドからネックにかけて。
折れた断面の、表面塗装が一部はげている。
ヘッドとネックが分離している。ナットも5・6弦部分が割れた。

裏側。

補修のためにホーマックで一文字を買ってきた。
長いのが20cmくらい、
短いのが12.5cmくらい。
このサイズを選ぶのに、売り場で30分くらい脳内シュミレートして悩んだ。
必要十分な大きさ、強度、ネジが止まる穴。どれが違っていてもうまく補修できない。

接着につかったのはこちらタイトボンド。
液体ニカワという、加熱の要らない超便利なやつ。

ヘッド側断面にニカワを塗った。

ネック側断面にもニカワを塗った。

塗る面の凹凸がはげしいので、ビニールを手にはめて塗ったくった。
筆とかは洗うのが面倒なのでこういうのを使い捨てると楽。

塗った後はクランプで固定。説明書によると24時間圧着してはいけないそうだ。
8時間くらいでいいのかな。


接着できた。

ドリルで穴をあけ、一文字をボルト・ナットで固定した。
固定個所はヘッドの先の損傷のない部分、
損傷個所のど真ん中、
損傷のないネック部分を選択した。
損傷のない箇所で損傷個所を支える感じ。
プロの楽器屋さんだと、外側にこんな目立つ部品をつけないで
損傷箇所を削ってピッタリあう木材をはめ込んで現状復帰を目指すのだけど
僕はそこまでの技術はないので演奏できればいいやという方法。

側面。
こちらは、接合部をサンダーで研磨したあと。
表に短い一文字、裏に長い一文字をつけた。
裏の一文字だけでも固定できそうな氣はしたけど、念を入れて両側から固定。
目指すのは元よりも丈夫に。

逆サイドの接合部。
こちらはヨゴレがついたまま。

撮り忘れたのだけど、3フレットに穴をあけてナットを埋めた。
その跡を、ウッドパテで埋め、1日乾いてから油性ペンで着色、研磨した。

ヘッド側。
凹凸があると研磨がむずかしい。


ネック裏はサンダーで研磨
茶色鉛筆と黒鉛筆で着色。
サンダーの勢いがあまって一文字をキズつけてしまった。
ネックの着色はまあまあうまくいった。

こちらはヒビが浮いているように見えるけどさわったらツルツル。

これがサンダー。旧友がリフォームで使ったものを、譲り受けた。
コンパクトで、集じん機能もついているスグレモノ。
1時間かかる研磨が1分で終わる。ありがたや。
人生が変わるアイテムだ。

はじっこだけ使った。

ネックは遠目には接合部がわからないくらいになった。

あとは補修箇所にウレタンニスを塗って乾かしてを3回くりかえして
完全に乾いたら1000番と2000番のヤスリで磨いて
ツルツルになったら弦を張る。
べこもちの粉480g (ほんとは500gなのだが あんかけに少し使った)
純水600g
生おから400g
サイリウム10g
白砂糖10g
塩4g
ドライイースト1g
を混ぜてこねた。まとまりはいいので、サイリウムは要らなかったかもしれない。
水は550gくらいが適量な氣がする。
10分くらいはこねた。
少しわけて酵素を練りこんだ。
型をとってみた。べとついて離れにくかった。
型に片栗粉をまぶしてから入れると外れやすいらしい。
発酵するまでしばし待つ。
この型どりしたべこもちモドキは、焼いたらすぐ食べてしまった。
白黒のツートンカラーは、彩だけでなく味の面でも変化があって食欲をそそる。
フォカッチャ風に丸く伸ばして片栗粉をまぶしてオーブンで焼いた。




表面こんがり
中はモッチリ

ちぎってマヌカハニーやメロンバターを塗ったら、とまらない危険なうまさ。

白黒もう1セットずつ焼いた。焼き目がついたらジップロックで保冷。
食べたいときに軽くあぶって食べられる。かなり理想のパンに近づいた。
