【露ネット工作疑惑】ルーマニア極右、一転敗北〜やり直し大統領選 親EU派勝利/日本のケース | ☆Dancing the Dream ☆

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東欧のルーマニアで18日、ロシアの干渉疑惑でやり直しになった大統領選の決選投票があり、親欧州連合(EU)派で中道の首都ブカレスト市長、ニクショル・ダン氏(55)が、懐疑派の極右候補を破って初当選を決めた。欧州で右派勢力の伸長が続くなか、ウクライナ支援の路線継続が示された形だ。(ブカレスト=根本晃)…

 

 

【ブカレスト=倉茂由美子】ルーマニアで18日、選挙介入などが疑われ、やり直しとなった大統領選挙の決選投票が行われた。親欧州連合(EU)路線の維持を訴えた首都ブカレスト市長のニクショル・ダン氏(55)が、極右政党・ルーマニア人統一同盟(AUR)党首のジョージ・シミオン氏(38)を破った。

 選管当局の発表(開票率100%)によると、ダン氏が得票率53・6%、シミオン氏が46・4%だった。4日の1回目投票では、シミオン氏がダン氏の倍近い票を得て圧倒していたが、ダン氏が中道や左派の支持を集めて逆転した。

 ダン氏は19日未明、ブカレスト市内で「ルーマニアが正しい方向へ変わることを信じた人々の勝利だ」と勝利宣言した。シミオン氏もSNSで動画を公開し、「ルーマニア国民の意思だ」と敗北を認めた。

 昨年11月の大統領選では、TikTok(ティックトック)で選挙戦を展開した親ロシア・極右のカリン・ジョルジェスク氏が急浮上し、首位に立った。だが、ロシアの介入やSNSによる情報操作などが指摘され、憲法裁判所が結果を無効にする異例の事態となった。今回、ジョルジェスク氏は再出馬できず、シミオン氏を支持していた。

 

 

ブカレスト発

2024年12月10日

ルーマニア憲法裁判所は12月6日、11月24日に実施された大統領選挙を無効とする判断を示した。選挙はやり直しとなり、新たな日程が政府から発表される予定だ。大統領選では、無名だった極右で親ロシア派のカリン・ジョルジェスク氏が最多の得票数となり、予想外の結果に衝撃が広がっていた(2024年11月26日記事参照)。

同裁判所の判例報告によると、選挙では候補者間の機会均等をゆがめる行為として、テクノロジーによる不正操作や、未申告の資金源からの選挙運動資金の提供、プロパガンダや偽の情報を認めた。SNSプラットフォームのアルゴリズムを利用して特定の候補者の露出が増えると、他の候補者の露出が減るような操作も確認され、明らかな不平等もみられた。さらに、選挙資金の申告で候補者の1人が「支出ゼロ」と記載したものの、内務省のデータから判明したキャンペーン規模と一致せず、選挙資金の調達で透明性の原則に反するものだとした。

選挙無効の決定を受け、現職大統領のクラウス・ヨハニス氏は12月6日の判決後の午後7時に演説を行った。ルーマニアは安定した堅実な国家であり、親EUかつNATOの強固な同盟国であり続けると強調した。同氏はまた、諜報(ちょうほう)機関の情報により、国外からの違法な選挙キャンペーンが確認されたことから、国家安全保障上の問題として、11月28日に国防最高評議会の緊急会議を招集したと説明した。

国防最高評議会が公表した諜報機関による機密文書(12月2日付12月4日付)では、大統領選へのロシアの介入が指摘された。NATOや米軍の基地を擁し、モルドバを巡る直接の競合相手のルーマニアをロシアは敵国(非友好国)と認識し、プロパガンダと偽の情報によって欧州懐疑派の候補者を支援し、反体制運動をあおることで、ウクライナ支持を低下させたり、ルーマニアの社会的不満を拡大させたりする目的があるとした。加えて、選挙管理システムへの8万5,000件以上のサイバー攻撃も確認された。

新たな選挙日程は、12月1日の議会選挙(2024年12月4日記事参照)を受けて発足する新政権の下で決定される。

(高崎早和香)

(ルーマニア)

 

 

日本の選挙〜世論操作  ネット工作

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