マイケルの言葉から見るパレスチナ ~Will You Be There(和訳) | ☆Dancing the Dream ☆

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パレスチナの地を流れるヨルダン川は、
浄化儀式バブテスマが行われた聖なる川です。

にもかかわらず・・
この地を巡って、
世界をもろとも巻き込む戦争が繰り返されています。

この小さな土地は、
今も傷が癒えない「平和のおへそ」かもしれません。
ヨルダン川は、
母なるものと胎児をつなぐ命の川・・。


パレスチナの地は、すでに長く住みついていたアラブ人の土地でしょう?
生れた育った土地がその人の国でしょう?
他の民族は、交じり合い、そうして暮らしているのです。
なぜ、シオニストの人々は、生まれ育った地を母国として愛さないのでしょう?
アラブ人の土地を暴力で奪ってまで、2つ家を持とうとしているのでしょうか?
ガンジーもそう言いましたよ。

もしも、イスラエルに肩入れし、シオニズムに基づいた戦争を正当化するなら、
アメリカは、アメリカンインディアンに土地を返還するというのでしょうか?


マイケルジャクソンは、シュムリーの『The Michael Jackson Tapes』のなかで、
こんな発言をしています。

 「I don't believe in karma.
 I think that is a bunch of crap.
 because so many mean - spirited,
 evil people are on top of the would and doing well
 and people love them,
 no matter how evil they are.

 僕は、カルマ(魂の負債・因果応報)を信じない。
 それは、ゴミの束だと思っているよ。
 なぜなら、多くの場合― 魂を幻惑することなのさ。
 邪悪な人々が世界の上層部にいて、上手くやる。
 そして、人々はそれを好むのさ。
 それが、どれほど邪悪かにもかかわらずね。」


もともと、サンスクリット語の karma(カルマ)は、「行為」と言う意味で、
仏教聖典では、「業」と訳しますが、
行いによって、次の結果を生じるということを説きます。
この行為の連鎖は、人の一生涯ばかりでなく、
来世にも受け継がれていくというもの。

マイケルが、「カルマ」を否定しているのは、
―生まれてくる子供は前世のカルマに支配されている―というような
カルマの法則を無体だと言っているのではないでしょうか?

さて、カルマとは、意外にも主要宗教に存在するもののようです。
ヒンズーのカースト制のカルマ、
旧約創世期のアダム&イブの罪が末裔に及ぶカルマ、
そして、さらにユダヤのカルマは、シオニズムに結びつくのではないでしょうか。

このようなカルマ思想を、マイケルは、
「世界の上層部の邪悪な人々」が作った「ゴミの束のようなもの」で、
人々を縛り騙して操る邪悪なものであり、
大人たちが作り上げ、spirited(=急いで密かに運ぶ、誘拐する≒幻惑する)する
魔の手から、子供たちは自由でいなければならない!と。
子供は、無垢な存在だというのが、彼の信念なのですから。


世界で最も悲惨なホロコースト(全焼のいけにえの意)は、
確かに、それは最悪の虐殺でした。
ユダヤ人の迫害の歴史の悲惨さには言葉を失います。
しかし、イスラエルロビーらは、マスメディアを牛耳りホロコーストの悲劇を
声高くあげる手立てを持っていますが、
世界には、罪のない声無き戦争犠牲者が数多といるのも事実です。
ところが、彼らは、他民族の無力な犠牲者に関しては全く冷淡であり、
そればかりか同胞のユダヤ人犠牲を利用し、世論の同情を買うことで、
戦争暴力を正当化してはいないでしょうか?
それは、矛盾した犯罪的行為であるにもかかわらず。

およそ、マンハッタン計画の成果を試す人体実験の犠牲となった
広島、長崎の原爆投下は「ホロコーストの始まり」そのものです。
けれども、プレスコード(報道遵則)は、
出版・報道への検閲を強め、原爆報道については規制を加えられたのです。

原子力のホロコーストは、現在も続いています。
平和と安全を望む国民の思いを無視し蹂躙する我が国の総理は、
イスラエルロビーの金を拝むアメリカの手先となって原発セールスマンと成り果て、
今、オリンピックという平和の祭典を利用し、
世界に向かって、悪事を隠し、嘘をついています。








マイケルジャクソンは、
『Palestine (unknown date, unreleased)』という詩を書きました。


アメリカのオークションに93年と記して出されてい手書きのメモで、
ブリティッシュエアウェイズのコンコルドの便箋に書かれた詩です。
90年初頭の原案のようなもので日付も記されていません。
リリースもされませんでした。

マイケルは、オスロ合意に導いたクリントン元大統領(民主党)と接近し、
政治的な平和活動に尽力していました。

私は、『Will you be there(録音1991年・リリース1993年)』という曲は、
この『Palestine 』という詩と関係していると思っています。
つまり、この『Palestine 』という詩が発展して出来上がったのが、
『Will you be there』なのではないかと。

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このメモの、全文はコチラ↓に訳しています。
【関連過去記事】
*2011年05月22日(日)Palestine don’t cry
*2011年05月20日(金)Palestine&Will You Be There
*2012年09月03日(月)Will You Be There①~異教徒達の和平・ヨルダン川、パレスチナの地に祈る
*2012年09月05日(水)Will You Be There②~ヨブ記
*2012年09月05日(水)Will You Be There③~ヨルダン川~中東の歴史


今、私には『Will You Be There』は、
パレスチナの子供たち、女たち、老人、傷ついた兵士・・
声無き戦争犠牲者の叫びを代弁し、癒す歌に聞こえてきます。



Will You Be There
written by Michael Jackson
 (和訳・byてん)

Hold me
Like the River Jordan
And I will then say to thee
You are my friend

わたしを抱きしめてください
ヨルダン川のように
ならば、我、汝に言う
あなたはわたしの友人だと


Carry me
Like you are my brother
Love me like a mother
Will you be there?

わたしを支えてください
あなたはわたしの兄弟のように
わたしの母のように愛して
わたしと共にいてくれますか?


Weary
Tell me will you hold me
When wrong, will you scold me
When lost will you find me?

疲れきってしまった時
言ってください わたしをを抱きしめてくれますか?
まちがったら わたしをを叱ってくれますか
わたしが道に迷ったら、探し出してくれますか?


But they told me
A man should be faithful
And walk when not able
And fight till the end
But I'm only human

でも、彼らは言うのです
男は信念を持たねばならないと
そして 無理にでも歩くのだと
そして 最後まで戦い続けるのだと
でも わたしはただの人間なのです


Everyone's taking control of me
Seems that the world's got a role for me
I'm so confused will you show to me
You'll be there for me
And care enough to bear me

みんながわたしを操ろうとするのです
どうやら世界は、わたしに役割をおしつけたようです
わたしは混乱しているのです 示してくれませんか?
あなたはわたしのために そこにいてくれますか?
そしてわたしを大事に守り 受け入れてくれますか?


(Hold me)
(Lay your head lowly)
(Softly then boldly)
(Carry me there)

(わたしを抱きしめて)
(頭を低く垂れて)
(そっと、そして大胆に)
(そこへわたしを運んで)

(Hold me)
(Love me and feed me)
(Kiss me and free me)
(I will feel blessed)

(わたしを抱きしめて)
(わたしを愛して、育んで)
(わたしにキスして、わたしを自由にして)
(わたしは恵みを感じるでしょう)


(Carry)
(Carry me boldly)
(Lift me up slowly)
(Carry me there)

(運んで)
(わたしを大胆に運んで)
(ゆっくりとわたしを抱き上げて)
(わたしをそこへ運んで)


(Save me)
(Heal me and bathe me)
(Softly you say to me)
(I will be there)

(わたしを救って)
(わたしを癒し、わたしを清めて)
(わたしにやさしく言って)
(共にいてくれると)


(Lift me)
(Lift me up slowly)
(Carry me boldly)
(Show me you care)

(わたしを引き上げ)
(やさしくわたしを抱き上げて)
(大胆にわたしをを運んで)
(わたしにあなたの慈しみを示して)


(Hold me)
(Lay your head lowly)
(Softly then boldly)
(Carry me there)

(わたしを抱きしめて)
(ゆっくりと頭を垂れて)
(やさしく そして大胆に)
(わたしをそこへ運んで)


(Need me)
(Love me and feed me)
(Kiss me and free me)
(I will feel blessed)

(わたしを必要として)
(わたしを愛して、育んで)
(わたしにキスして、わたしを自由にして)
(わたしは恵みを感じるでしょう)


In our darkest hour
In my deepest despair
Will you still care?
Will you be there?
In my trials and my tribulations
Through our doubts and frustrations
In my violence
In my turbulence
Through my fear and my confessions
In my anguish and my pain
Through my joy and my sorrow
In the promise of another tomorrow
I'll never let you part
For you're always in my heart

わたしたちの一番暗い時、
わたしが絶望の底にいる時、
あなたはそれでもわたしを気遣ってくれますか?
共にいてくれますか?
わたしの試練や苦難の中でも、
疑いや不満を超えて
自暴自棄になり、
混乱しても、
わたしの恐れや懺悔を通り抜けて
わたしが苦悩と痛みの中にあっても、
わたしの喜びと悲しみを超えて
あたらしい明日の約束の中で

わたしは決してあなたを離しません
あなたはいつも、わたしの心の中にいるのですから



クリーヴランドオーケストラ演奏
ベートーベン交響曲第九番の「歓喜の歌」合唱部・引用
「第九」の歌詞(独語・邦訳)
 
O Freunde, nicht diese Töne!
おお友よ、この調べではない!
Sondern lesst uns angenenehmere
これでなく、もっと快い、
Anstimmen, und freudenvollere.
喜びに満ちた調べに共に声をあわせよう。

Freude, Schöner Götterfunken,
歓喜よ、美しい(神々の)火花よ、
Tochter aus Elysium,
天上の楽園の乙女よ!
Wir betreten feuertrunken,
私たちは情熱の中に酔いしれて、
Himmlische, dein Heiligtum.
崇高なあなたの聖所に足を踏み入れる、何と神々しい!
Deine Zauber binden wieder,
この世の習わしが厳しく分け隔てたものを、
Was der Mode Schwert geteilt;
あなたの聖なる偉力が再び結び合わせる…(そして)
All Menschen werden Brüder
あなたの穏やかにたゆたう翼のもと、
Wo dein sanfter Flügel weilt
すべての人々は兄弟となる。

Wem der große Wurf gelungen,
ひとりの友の友となり、
Eines Freundes Freund zu sein,
ひとりの気高い女性を得られるなど、
Wer ein holdes Weib errungen,
大いなる幸福に恵まれた人は、
Mische seinen Jubel ein!
歓喜の声をあわせよう!
Ja, wer auch nur eine Seele
そう、この地上でただ一つの人の心でも
Sein nennt auf dem Erdenrund!
自分に大切なものと信じ得る人も!
Und wer's nie gekonnt, der stehle
だが、それが出来なかった人は 涙ながらに
Weinend sich aus diesem Bund!
ひそかに この集いより離れるがいい!

Freude trinken alle Wesen
この世のあらゆるものは歓喜を
An den Brüsten der Natur,
自然の乳房より飲む…(そして)
Alle Guten, alle Bösen
善人も悪人もすべての人が
Folgen ihrer Rosenspur.
薔薇色の小径を辿る。
Küsse gab sie uns und Reben,
自然は私たちにくちづけとぶどうと、
Einen Freund, geprüft im Tod;
死をも分かち得る一人の友をもたらし
Wollust ward dem Wurm gegeben,
虫けらには快楽が与えられ…(そして)
Und der Cherub steht vor Gott.
天使ケルビムは嬉々として神の御前に立つ。

Froh, froh wie seine Sonnen fliegen
喜べ喜べ 自らが陽光に満ちた大空を駆けるように、
Durch des Himmels prächit'gen Plan,
天空の壮麗な広野を飛び交い、
Laufet, Brüder, eure Bahn,
走れ兄弟よ、君たちの道を、
Freudig wie ein Held zum siegen!
晴々と勝利に進む勇者のように。

Seid umschlungen Millionen!
抱き合うがいい、数百万の人々よ!
Diesen Kuß der ganzen Welt!
このくちづけを全世界に!
Brüder - überm Sternenzelt
兄弟よ! 星々くらめく世界に
Muß ein lieber Vater wohnen.
いとしい父が必ずいらっしゃるはず。
Ihr stürzt nieder, Millionen?
あなたがたはひざまずいているか、数百万の人々よ?
Ahndest du den Schöpfer, Welt?
創造主の存在を予感するか、世界よ?
Such' ihn überm Sternenzelt!
星々のかなたにその人をたずねよ!
Über Sternen muß er wohnen.
星々のきらめく天蓋のうえに必ずやその人はいらっしゃる。

※最後に舞い降りてくる天使は、
 元になったシラーの詩の中の「天使ケルビム」を表しているのでしょう。
 ケルビムとは、「智慧」を象徴する女神であり、仏教でいえば、「般若(悟り)」、
 グノーシスでいえば、「人間の魂」、
 キリスト教では「聖母マリア」「イエスキリスト」に形を変えた。
 ソピアー、ソフィア、アイオーンとも呼ばれる。 
 人間の救済における元型象徴とされる。
 シラーは、「ケルビムは牛であり、「力」を表す」と言っています。