生活に密着した言葉はむずかしい
どんなに英語を勉強していても、わからない単語って、ぞろぞろと出てきたりするんですよね。
たぶん、現地の人たちも、知っていてもあまり使わない言葉だったり、そんなのがわんさか出てくると、こっちもお手上げ状態になったりしますが。
「はたしてそんな細かいところまでおぼえる必要があるものなんだろうか?」と、半分めんどくさい気持ちで隣の人に聞いてみて、いつもたずさえているメモ帳にスペルを書いてもらったりして、
それをあとで調べたり調べなかったり・・・・と、いっぱいあるから
英英辞典を見て、のっていなければネットで調べたりして、憶測でこういう意味の単語かと、見当をつけたりもするのですが、たぶん自分で使うことなんてないんでしょう。
こうやって調べた単語ひとつに、何の意味があるんだよって、その非効率の悪さに、
「英単語の本を買ってきて覚えればいいじゃん」とは思うのですが、それはそれ、これはこれ、な感じで。
単語帳を買ってきて、それをかたっぱしから覚えるっていうのは、今後の使う語彙を増やすという意味だろうけど、
今後お目にかかれるかどうかわからない単語もまた、私たちの英語の力を下支えしてくれているんだろうと考えて、覚えなくても調べるぐらいはしたほうがいいでしょう。
私たちの日本語も、普段は簡単な言葉しか使わなくても、その下には膨大な語彙によって支えられているんでしょうし、言葉を調べるのに、手間ひまを惜しまないようにしたいですね。
英語を話すときは何も考えていない
私ももう、めんどくさがりなので、小難しいことを覚えたりするのがイヤだったりするんです。
よく学校で覚えた現在完了・過去完了・未来完了とか、会話ではほとんど使いませんし。
ほとんど、現在・過去・未来文だけで通していますね。もちろん例文で覚えた時制の英語は使うことはありますが、もっとシンプルな受け答えでいいんじゃないかと思ったりもします。
小難しいことを長くしゃべれるようになるよりも、平坦な言い回しを使うほうが、実用的だったりするんです。
相手に何か質問するときも、受け答えするときも、その答えに見合った英語の例文を思い出して、必要な単語を付け加えて、サッと返事を返すとか。
ほとんど何も考えていません(もちろん会話の内容はいろいろ考えていますよ)。
条件反射のように、瞬時に文を組み立てて、相手に返すことが理想的です。
会話のテンポが悪いと、こっちの返事を待っている相手にも悪いですからね。
例文が思いつかなかったら、単語だけ先に発して、時間稼ぎをして思い出すなんてこともします。
会話はスピード感が大切ですよ。考える時間は最小限におさえるのがコツだったりするんです。
会話は実戦形式で
会話はやはり、実戦で上達させるのを、メインにすえたほうがいいです。
相手と言葉のラリーを交わして、はじめて自分の足りない部分に気づくからです。
本を読んだり、CDを聞いたりすることは、あくまで基礎的な力を身につけるためで、本当は実戦的な場所で、腕を磨いて経験をつむことを平行してやったほうが、格段に力がつきます。
そのときに恥ずかしい思いをしたり、言葉が出てこなくて悩んだりすることもあるでしょうけど、自分のわからない部分がわかることに比べれば、たいした悩みじゃありませんよ。
「わからないところが見えてくる」って、それだけ価値があるんです。
後はその問題を解決すればいいだけなんですから。
しかも、わからなくて悩んだ末に得た回答は、記憶に定着しますし。
多くの単語や言い回しを、頭に詰め込むだけだと、なかなか情報が整理されなくて、「タンスのどこに靴下をいれたっけ?」みたいな感じで、いろんな引き出しを探し回るようになって、瞬時に適切な言葉が出てこなかったりするんですよ。
頭の中に入れた英語の知識を、すばやく正確に引き出して、その場に応じて単語を組みかえてという訓練は、やはり人と向き合って話をすることで磨かれていきます。
相手と話をする実戦経験が豊富になると、数少ない英単語や言い回しで、上手に会話をこなせる能力なんかも向上してきたりして、
ただの知識だけがたくさんある頭でっかちにならずに、短時間で英会話に自信がもてるようになりますよ。
英語は、ただ知識をため込むだけでなく、「使う」ことも、いろんな機会を使ってためしましょう。