本気の英会話日記 -4ページ目

英会話はヒアリングと英文の組み立ての2本柱で

英会話は、相手の言っていることが聞き取れて、さらに自分の思っていることが英語で表現できればいいんです。あとはその質をどれだけ高められるかが問題なんです。


なので、英語がペラペラしゃべれるようになりたかったら、ヒアリングと英文の組み立ての2本柱を磨き上げればいいんですよ。


基本は、

1、英語のCDやDVDを、何度でも何十回でも繰り返し聴いて耳を慣らす
2、文の組み立ては、基本文を何度も読んで使えるようにする


初心者であればあるほど、むやみに手を広げずに、手元にある英語の本やCDを、「これでもか!」と言うくらいくり返し読んで聞くのがベストです。


英語で表現できる言葉を、ひとつひとつていねいに増やしていく感じで。


途方もない作業のように思われますが、それが積み重なっていけば、やがて加速度的に上達していきますから、最初はコツコツと地道に足元の道を固めるんです。おもしろくないかもしれないけど、それが一番ムダがない。


私たちは、日本語の新しい言葉や表現も、すぐに吸収して不自由なく使えるようになりますが、それは長年、日本語を使ってきた「土台」があるからで、英語がしゃべれるようになるには、そっちの「土台」もしっかりつくっていったほうがいいんです。


むずかしいことなんて何もない。


会話なんて「ウン、ウン」考えてひねり出すものではないし、瞬間・反射で反応するものだから、むずかしいことを考える勉強じゃないんです。


英語がしゃべれるようになりたいという気持ちを、つねに持ち続けて、英語の本の文を、声を出して読んで、たまには覚えた文を思い出して使ってみる。


同じ英語のCDもまた、何十回も聞いていれば、イヤでも耳が慣れてくるので、それでオッケーOKですよ。会話で使う言葉も、そんなに多いわけでもないし。


英会話の上達は、これらの単純作業をどれだけ苦にせずにできるかが課題になってきます。


上達している感があまりなくて嫌気がさしたり、英語の世界の表現が、海のように広くて途方にくれてしまったり、そういった「内なる自分」とのたたかいなのです。


とことん自分と向き合って、おのれの能力を洗練させたいって人には、語学の勉強って、すごくオススメですよ。いつでもどこでもできますし、たとえ中途半端だと思うレベルでも、役に立つときがいくらでもありますからね。


英語がどれだけできるようになっても、日本語ベースで育ってきた私たちにとっては、いつまでも積み上げていく気持ちで、新しい言葉を吸収していきましょうね。


用がなくても話しかける

日本では、何らかの話しかけるきっかけがないと、他人と話をする機会なんてないですよね。


街中を歩いていても、電車に乗っていても、偶然となりにいる人に、暇つぶしに話しかけるなんてことは、めったにないですし。


人に気を使う文化のせいなのか、他の人と話をするなんて、時間のムダだと思うのか、その人と人との壁の高さは、海外へ出てみると実感して高く感じることもあります。


別に話しかけても、いけないことではないんですよね。


相手がうっとおしそうにしていれば、軽く謝ってその場を立ち去ればいいだけだし。


ここで英会話を上達させたいと目的を持ったのなら、そうした他人と高い壁をつくってしまう「日本の文化」を脱ぎ捨てて、タブーにチャレンジしてみるのもおもしろそうです。


それは「外国から来た人に、用もなく英語で話しかけてみる」というもの。


日本も外国からの観光客が増えているのですから、ちょっと勇気を出してみれば、タダで英会話できるチャンスが生まれるわけですよ。


実際に私の知り合いでも、ひとりで海外へ行って、用もなく現地の人に話しかけて、英語を磨いている人もいます。


私もたまに話しかけたりしているのですが、オンライン英会話のような、「会話する場所」がととのったところとは違う、予想外の醍醐味が味わえて楽しいですよ。


英語でたくさん会話ができるというところも大事ですが、自分から話しかけて会話のキッカケをつくるというところが一番重要だったりするんです。


日本人が英会話ができないといわれる理由は、自信のなさもあるんでしょうけど、「自分から他人に積極的に話しかけない」こともその理由のひとつだと思っています。


下手でもいいんですよ。


ありったけの英語の知識を相手にぶつけてみて、初めて自分の限界がわかるんですから。


そのときにどこでつまづいたかがわかれば、あとでいくらでも対応のしようがあるので、英語ができない自分にいちいちショックを受ける必要なんてないんです。


話しかける最初の一言を、笑顔で相手に話せたら、もうそれで半分以上成功なんです。


会話の内容よりも、最初の一歩を自分で踏み出せるかどうか。


相手から話しかけられるのを待っているだけでなくて、自分から積極的に話しかける気持ちをもてるかどうか。


そうした気持ちを持てば、会話をする機会は自然と増えていくものです。


英語という道具よりも、自分の心もちしだいですよ。



英語の勉強に心が折れました

やっぱり「継続は力なり」なんですよ。


英語を勉強していて、時々波のように襲ってくる「停滞感」や「心が折れる」ときをどう乗り切れるかが一番の問題だったりするんですよ。


自分のペースをつかんで、走り続けることができればいいんですが、その途中に起きるトラブルや不安をどうかき消していくかが重要だったりするんです。


英語も聞き取れるようになって、しゃべることもある程度自信がついてきて、「鼻高々」状態のときに、ふとYouTubeで聞いた英語の動画の会話があまり聞き取れなくて、高くなっていた鼻をへし折られたりとか。


たまたま開いた英語の雑誌に、わからない言葉がズラっと並んでいて、ほとんど意味がわからなくて自信をなくしてしまったりとか。


それまであまり触れたことのなかった「英語の未知の部分」に触れてしまって、今まで築き上げてきた「自信」が崩れて、習慣にしてきた英語の勉強のペースが乱れること・・・私もよくありました。


そのまま続けられればいいですけど、途中でやめたっていいんですよ。


私もあまりに上達している感じがしなくて、イヤになって英語の勉強を中断したことが何度もあります。


でもまた何らかの刺激を受けて(たいてい英語がしゃべれる人へのライバル心とか憧れ)、炎がメラメラ燃え上がってメラメラそれまで何度も読み返してきた英語の本を、また一から読み返したりしました。


「英語がしゃべりたくて」「他の人とは違う何かがほしくて」など、どんな動機であろうと、一度火がついた英語への憧れはまたどこかで、何らかのキッカケで再び燃え上がる可能性が大きいですから。


勉強した本やCD、DVDなどは捨てずに大切にとっておきましょう。


そういう、挫折を何度か繰り返すうちに、その「挫折感」をヒラリとかわして、何もなかったかのように、今までどおりの「自信」と「勉強のペース」をたもって英語と接することができるようになれますよ。


「英語の未知の部分」に触れても、下手にやけどをせずに、“わからないところがわかっただけでもいいじゃないか”という、余裕の気持ちが出てきます。


何しろ続けることが大切ですから。


「勉強していっても、わからないところがあって当然」という態度でのぞむのがいいんじゃないかと。そのかわり、わかるところは、ほぼ完璧に使いこなせるようにしておくことがいいんです。


そういう部分をひとつでも多くしておくことが、上達の近道です。