会話は実戦形式で
会話はやはり、実戦で上達させるのを、メインにすえたほうがいいです。
相手と言葉のラリーを交わして、はじめて自分の足りない部分に気づくからです。
本を読んだり、CDを聞いたりすることは、あくまで基礎的な力を身につけるためで、本当は実戦的な場所で、腕を磨いて経験をつむことを平行してやったほうが、格段に力がつきます。
そのときに恥ずかしい思いをしたり、言葉が出てこなくて悩んだりすることもあるでしょうけど、自分のわからない部分がわかることに比べれば、たいした悩みじゃありませんよ。
「わからないところが見えてくる」って、それだけ価値があるんです。
後はその問題を解決すればいいだけなんですから。
しかも、わからなくて悩んだ末に得た回答は、記憶に定着しますし。
多くの単語や言い回しを、頭に詰め込むだけだと、なかなか情報が整理されなくて、「タンスのどこに靴下をいれたっけ?」みたいな感じで、いろんな引き出しを探し回るようになって、瞬時に適切な言葉が出てこなかったりするんですよ。
頭の中に入れた英語の知識を、すばやく正確に引き出して、その場に応じて単語を組みかえてという訓練は、やはり人と向き合って話をすることで磨かれていきます。
相手と話をする実戦経験が豊富になると、数少ない英単語や言い回しで、上手に会話をこなせる能力なんかも向上してきたりして、
ただの知識だけがたくさんある頭でっかちにならずに、短時間で英会話に自信がもてるようになりますよ。
英語は、ただ知識をため込むだけでなく、「使う」ことも、いろんな機会を使ってためしましょう。