言葉は覚えてないと出てこない
私たちが使っている日本語も、
考えるまもなく、とっさに口から出てくるってことは、
それを長年、使い慣れているからであって、
新しい言語を使いたいのなら、
「覚えること」と「想像する」ことが
必要なんじゃないかって思うんです。
まずは英語も知っていなければ話せないわけですから、
よく日常で使われる頻度の高い英文をよく覚えておくというのが
効率がいいんです。
本屋に行くと、その手の「よく使われる英語フレーズ」の本が
たくさん並んでいますが、その中でも、
- 英会話なるほど練習帳―50のフレーズで500通りの表現をモノにする/スティーブ ソレイシィ
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- 50のフレーズで500通りの表現をモノにする英会話ペラペラ練習帳/スティーブ ソレイシィ
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たくさんおぼえておくと、とっさのときもすばやく対応ができるからです。
上達のコツは、他の本に浮気をせずに、
何十回と本の内容をくり返し頭に叩き込むこと。
スポーツでも勉強でもそうですが、基本は覚えるまで何度も
頭に叩き込むことです。
この2冊は最後のほうに、日本語と英語の文の一覧が載っていますので、
まず日本語の文を見て、自分でまず英語に訳してみる。
ただ英文を暗記するだけでなくて、自分で考えてみるという作業があって、
その後の上達の速度も変わってきますよ。
さらにこの本の著者のスティーブ ソレイシィさんの
こちらの本も、

今は中古でしか手に入らないようですが、
いくら勉強してもなかなかうまくならない人は、
一度読んでみてはどうでしょうか。
英語って、いつ役に立つんですかね
1年ぐらいですが、それでも毎日、
3,40分ぐらいの時間を割いて、NHKの英会話テキストを
勉強してきたわけですが、
結局、それはモノにはならなかった。
今考えると、ただ漠然と英語がしゃべれるようになりたいと
思いながらも、なんとなく惰性でやっていたというような、
そんな感じでした。
私に限らず、日本人は勉強好きな人が多いので、
習い事をする人が多いでしょうが、
習い事をしている人のいったい何割が、
そうした勉強を自分の人生に役立てているんでしょうね。
かたっ苦しい話じゃなくて、
何かをする上での核心はそこだと思う。
役に立つんか、立たないんかっていう。
役に立たない、つまらないものを、あえて時間をかけてやるぐらいだったら、
テレビを見ていたり、寝ていたりしたほうがよっぽど有意義かもしれないですし。
「英語がしゃべれるようになれば、将来、どこかできっと役に立ちますよ」
なんて答えは、雲をつかむような考え方で好きじゃないんです。
もちろん、将来英語がしゃべれるようになりたいと思って、
毎日コツコツ勉強を積み重ねていける人は、
それはそれですばらしいと思う。
でも、「将来のどこかできっと役に立つ」って、
いつ、どこでの話だよ!!
ずっとそんなことをぼんやり望んでばかりいたら、
年取って、死んじゃいますよ、いや冗談じゃなく。
こうしている間にも、時間がたって、年取っているんだから、
ムダ弾を撃たずに、狙った的は確実にしとめないと。
英語を上達させるという的をしぼったのなら、
今ある自分の何かを犠牲にしてまで、
自分を追い込む必要もあるんですよ。
仕事で使うとか、海外へ留学に出るとか、
それこそ1年くらい時間を使って海外を渡り歩いてみるとか。
そういう価値はあるんじゃないですか。
今ある生活の延長で英語をしゃべる能力を手に入れたいのなら、
それこそ常に、毎日やる気を燃やし続けて、
ひたすらコツコツ勉強するしかないのだけれど。
逆に、思い切って英語圏の世界へ飛び込んで言って、
四苦八苦しながら、短い時間でモノにしちゃうって
考え方もあるんですよね。
なんだか1年間それなり(?)に英語の勉強してきたけど、
これといって話し相手もいなかったし、
緊張感もなかったし、そんな状況だと、上達している感があまりなく、
だったら厳しい環境に飛び込んでいったほうが
ヘンに徒労感を味あわずにすんだかもしれないなんて
今さらながら思ったりもします。
向こうの世界に何かいいものがあるわけじゃないし、
向こうに行ったからといって、上達するかどうかは本人しだいなわけで。
どうせなら「英語がうまくなりたい」といった願望に、
長い間まどわされるようなことがないように、祈っております。
もう何十年も昔からあるんだよね
2010年11月のテキストを買ってみました。

本屋に行くと、山積みでおいてあるんですよね。
もう何十年、同じような本の出版が続いているんでしょ。
この国には、英語の本や教材、英会話スクールなんかが、
あふれるほどそろっている割には、
英語をしゃべることができる人は、少なくて
むしろ、できないようになにか細工しているんじゃないか
とかんぐりたくなるほどですけど。
英語ができなければ、続けて購入してくれるわけですからね。
出版社としては願ったりでしょうから。
でもテキストの中身を見ると、けっこう充実しているんですよ。
この本の中身を全部自分のものにして、
とっさの会話のときも、その状況で違う単語を置き換えて、
本の中身の英文を使えれば、
「英語ができる」
人になれると思うのですが、
これはやっぱり
本人のやる気しだい
ってことなんでしょうか。
日本にいてそうそう使わない英語の言葉を
いったいどこで使うんだい?
っていう、英語上達の上での一番の課題を
どうやってクリアするかが問題なわけですが。
そんなことは誰も答えちゃくれない。
そこは自分でウンウン考えて答えを出すしか
ないのかもしれない。
何しろこの国じゃ、英語は基本、そんな必要ないんだから。
日本語ができれば十分暮らしていけるし、
それさえあれば、普通に生活できるんだから。
そこから飛び出すためには、
英語の世界への憧れと、その宇宙へ飛び立つための、
ロケットから「ゴー」って吹き出すような、
日本語圏の重力を振り払うすさまじいエネルギーが
最初に必要なのかもしれない(私のイメージ)。
テキストは毎月新しいものが出て、便利なんだけど、
日本語に安住している限りは、習った英語も、
霧散して消えてしまっているような、
そんなことが頭から離れませんでした。
言い訳がましいですけど。