本気の英会話日記 -20ページ目

飼い犬よりも野犬志向

世の中、先に言ったものがちな場面ってあるんですよ。

特に人と人とが会ったときなんか、


そんなときに遠くご先祖様からちょうだいした、
「空気を読む」能力を発揮して遠慮している場合じゃありません。


人と会ったとき、自分から先に、何を与えられるか?

朝の挨拶だってそうじゃないですか?


自分からおはようございますって、
先に声をかけたほうが、

相手に挨拶されてから、
自分があわてて挨拶するよりも、
断然相手からの印象がいいはず。


こっちから挨拶して、相手からプイっと無視されたからって、
いちいち萎縮する必要なんてないんですよ。


そんな積極性をもって英会話にのぞめたら、
面白い結果だってついてくるってもんですよ。


高い金払って、スクールに通って、
ネイティブ先生に指名されるまで黙ってニコニコしている、
そんな餌をもらうのをジッと待っている子犬のような態度で
いいんですかい?


カネかかっているんだよ?


アンタチャブルのザキヤマ先生みたいに、
まわりの芸人からウザイと思われながらも、


前へ前へ出てくる


そういうものがあって、

何かがつかめるんじゃないんですかい?


英語の内容がかんたん、むずかしいじゃなくて、
自分から言うか、言わないかの違い


そこが上達するかしないかの分かれ目
のような気がしてならないんです。


もうわかんなかったら、英単語並べる感じで、

それもわかんなかったら、日本語で話しちゃうっていう、

「そっちが日本語の意味を察してくれよ!」

っていう強気な態度も必要ですね。


「恥の文化」を持つ人種は、こういうときに損をしちゃうのかな。

でもそれを投げ出すことができるのは、本人しだいで、

むしろ海外の言葉を学ぶんだったら、


「恥の文化」を自分で突き放す訓練もしたほうがいいと思うんですよ。

海外じゃ、そういうのはよくわかってくれないから、

間違えても、笑われてもいいから、どんどん話す!

そういう態度が何かを変えてくれるんじゃないですか。




はやり病は自分でなおせ

私がNHKのテキストに手を出したのも、
言ってみれば、”英語しゃべれたらなあ病
にかかっていたせいだと思うのですよね。


これって日本人がよく感染するはやり病のような
ものなんじゃないでしょうか。


英語しゃべっている人を見かけるとなぜか
かっこよく見えてくるんですよね。
そして自分もああなりたいとか思っちゃう。


で、学校ではモノにならなかった英語を
社会人になってから学ぼうとするのです。


テキストや教材、英会話スクールと、
時間とお金をかけて英会話を勉強してみたりするんですよ。


でもそれって、何のための投資なのか、
よくよく考えてみる必要もあると思うんです。


はやり病におかされて、熱っぽい感じで、ただズルズルと
英会話の勉強にいそしむようになっちゃって、しかも

幸か不幸かこの国には、
そういった"英語を勉強する環境”が
過剰なほど整っていて、なんだかそれに引きずられてしまうんです。


学校の授業の延長みたいに、英会話スクールに通えば、
あちら側で一通りのメニューを、あなたのために用意してくれていて、
それにのっかっていれば、何とか目的が達成できるような
錯覚を見てしまう。





いや、それはどうなのかと・・・




時間やお金を無駄に使ってしまった人間(私)は、
せんえつながら人様に、

忠告することが出来る立場にあると思うのです。


英会話に恋をしてしまった人に、今さら、
「英会話のどこがいいの?」
なんて聞いても、よけいに熱が上がってしまい、

英会話ができなきゃだめなの!!


と、それしか見えなくなってしまうような、
事態におちいることもあるのです。
ちまたでよく聞くようなお話ですね、ええ。


熱が冷めなくて、情熱がほとばしっているのなら、
いけるところまで行ってみましょうよ。


熱におかされていても、自分で考えることを忘れちゃいけません。
「どうやったら、英語がうまくなるのか」
ってことを。


他人のレールに乗っかって、自分の行き先もあいまいですと、
多くの時間と高いお金をふんだくられますからね。


受験英語やTOEICのように、数値で自分の能力は把握できないですし、
わかりやすいものさしというものはないですが、



自分が一度手にした英語の本は、永久にしゃぶりつくせ

ってことです。



一度勉強したからと、捨ててしまったり、古本に出してしまうのは、
すごくもったいない。


1カ月後、3カ月後、半年後、1年後と、
もちろん毎日見直してもいいですけど、
そうやって、何度も上塗りをして、知識が定着していくんです。


あきらめずにがんばりましょうね。

必殺!日本語返し

英会話を上達させる上で、よく使うフレーズを覚えておくのも
大切ですが、実際のところそんなに

その状況にぴったりはまって、使える機会はありません(経験上)。


やっぱり本の中の話であって、
現実の会話となると、雲泥の差があります。


それでもやっぱりよく使われるものは、覚えておいたほうがいいです。
なぜならそれが土台になってくるからなんですね。


もう一歩、「自分のためだけの英会話」の上達を進める上で大切なのは、
会話で英語にできず、つまってしまった言葉を日本語でメモしておいて、
あとでそれを英語に訳してみる

という作業です。


そこが私の経験上、一番「上達している感があった」ところです。
実際に会話しているときに出てくる言葉が、
誰のものでもない、自分の言葉であって、


一度は詰まってしまったとはいえ、それを自分のものにして、

次に機会にそれを生かすことができたら、
なんだか自分の英会話の力の枝葉が伸びていくような
そんな自信があふれてきます。


「つまづく」ことがあっても、それを次に生かせることができればいいんです。
最初の英語での第一声がなかなか出てこなくて、

日本語で答えてしまったとしても、
それをメモしておいて、英語に訳して、

その日の日記にでも書いておきましょうよ。
英語上達のいい宝物です。


その相手に発した言葉は、自分の「生きた言葉」なんですね。
日本語だと、考える間もなく口から出てくるんで、普段は気づきませんが、
他の人とは違う、自分が使う言葉なんです。


それを英語に置き換えていけたら、上達は早くなりますよ。