お舞台振り返り~医者・矢田さん(変幻自在のどっしり安定感) | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

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旦那と2010年生まれの息子と暮らしてます。
2013年にパート勤めを辞めて以来
「さして働かず、さして家事せず、さして子育てせず」をモットーに
不謹慎でネガティブな日々を送っています。

お舞台振り返り、今回は医者さまを演じてくれた矢田さんです。

 

観に来てくれた友人の間では「ドン小西」「越前屋俵太」と名高かった矢田さんw

 

ガタイも大きいし、一歩間違えればコワモテのお方なんですが・・・

 

 

やだこわーいw

 

だがしかし、駄菓子菓子

このお洋服の上に、ちょろっと白衣を羽織れば・・・

 

 

ホラ!!! 医者に見える!!!

めっちゃロン毛やけどwww

 

かと思えば、こんな表情も持ってはる。

 

 

コレ、チラシに使われた写真の原本ですね。

 

 

矢田さんは、昨年わしが観に行ったこちらのお舞台で・・・

 

小6息子にも見せたかった舞台 | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常 (ameblo.jp)

 

文中に出てくる、ヘタレ男子を演じておられました。

優柔不断で、とある罪悪感にとらわれて、場をかき回してた。

 

その時の片鱗なんて、今回ほとんど出てこなかったもんなぁ!

しっかり者だけど、若い看護師に時折振り回される先生だった。

 

看護師さんについてはこちら。

 

お舞台振り返り~看護師・村上さん(妄想を体現する天然娘) | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常 (ameblo.jp)

 

この看護師・村上さんが、自由気ままでギリギリアウトな役柄を極めれたのも

たぶん、医者の矢田さんが持ってる、包容力のおかげかと思われる。

 

矢田さんは、上記に書いたように

役柄によって変幻自在なのだが

 

全然かぶらないキャラ同士でも、どの役にも「矢田さんっぽさ」が

キレイなバランスで溶け合ってる気がする。

 

単体で見ると濃いルックスなのだが

お舞台の上ではそれが、妙に周囲とええ案配で調和する。

 

1つ前に書いた、照明の金村さんも

組織やグループに1人居ると、調和が取れるキャラなのだが

金村さんがマスコットキャラなら、矢田さんはサブリーダー的な感じだろうか。

 

矢田さんご自身は、ガツガツ前に出るタイプじゃないし

役柄のことを周りとめっちゃ打ち合わせするというよりは、まずじっくり自分で煮詰めて取り組む感じなので

なんつーか、お稽古中とかに、そんなに存在感を発揮しはる感じじゃないんですよ。こんな濃い顔してるのにww

 

でも、何かちょっと不安なことがあったり、確認したいことや、リーダーに相談するってほどでもないけど背中を押して欲しい・・・みたいなことがあったとき

このメンバーだと俺は、矢田さんに聞いてみたくなる気がする。「これどう思う?」「大丈夫かな?」って。

 

で、矢田さんが「いいんじゃない?」って、フワッと一言くれるだけで

「そっか!」ってスッキリ次に進める感じがあるのだ。

 

皆と調和を保ちつつ、でしゃばらない人なのに

お舞台では、役柄に応じて、その場に最適な存在感を発揮する。

 

今回のお舞台なんて特にそうだ。

医者の矢田さんと看護師の村上さんが登場する場面は

お舞台のほんとーーーーーに、ケツの方の一瞬。

 

しかし、それまでの世界観と全然違うくだりが始まる。

その第一声は、矢田さんのセリフだ。

 

それまで、全然違うお話に浸りきって、そっちでクライマックスのピークを迎えてるお客さんたちを前に

広くない会場だから、最前列のお客さんとの距離、わずか何センチ、みたいなシチュで

 

ガラッとバサッと切り替える第一声を放ってくれるのにふさわしいのは、矢田さんしかいない。

その後は、ギリアウトな看護師の村上さんが、グイグイ持っていくのだが

そこにつなげて、村上さんを下から支えてるのは

包容力と安定感、それと相反する変幻自在を持ってる矢田さんなのだ。

 

たぶん、今回の医者と、前回のヘタレ男子のみならず

すっげー悪役とか、ひょうきんなキャラとか、何でも矢田さんらしく演じてくれるんだろう。

お父さんでもお兄ちゃんでも弟でもおじいちゃんでも

矢田さんが色んな人物を演じてるところが、俺は容易に想像できる。

 

余談だが、看護師と医者のシーンは

それまでのリーディング劇とは違って、お二人は台本も持ってないし、ちゃんと動きもある普通の劇のようになるので

とても短いシーンではあるが、ほんの些細な動作まで、すごく細かく設定されてるのだ。

 

俺は本番で一度、矢田さんが客席に対して、体を横に向ける場面にて

ちょうど矢田さんが、俺の真正面を向く位置で観ていたのだが

 

そこの場面は、矢田さんに取り立ててセリフはなく

カルテを持って立ってはる状態なのだが

 

真正面に居る俺とは、一度も目が合わずに

お客さんから表情が全部見えるわけではないのに

カルテに目をやり、役に入ったまま、あれこれ思案してる様子を演じてた。

 

ものっすごい目の前に、俺居るのにwww

俺だったら、ちょっと目を合わせたりして、ふざけてしまいそうwww

 

でも、狭めの会場だからこそ

ものすごく近くで、他のお客さんにも見られてるわけで

そりゃ、一瞬足りとて気は抜けないよなぁ・・・と思わされた。

 

会場のお客さんも、程よい距離感でずっと続いてたリーディング劇が

いきなりパラレルワールドのように場面変わって

いきなり新キャラ出てきて、しかもすんげー近いから、さぞ驚かれたことでしょうwww

 

俺も最初、お稽古でこのシーンを観たとき

あまりの距離感の近さに、こっちが照れてドキドキしたものです!

 

でも役者さんの集中力はすごい。

俺なんて、お客なんて、まるで居ないかのように

お舞台の世界観に入り込み、そこへ我々を連れてってくれる。

 

普通、1回くらい、目ぇ合わない?!w

って思うけど、違うんだよな~~~www

 

ちなみに矢田さんは、今回のお舞台の

唯一の男性役者さんでした。

 

ってこともつい忘れてしまうくらい、調和が取れてたのは

矢田さんのキャラなのか、それともこれから紹介する、影の主役・ギターの彼の存在があったからなのか。

 

いやー、それにしても

振り返れば振り返るほど、関わってくださった方々の、バランスの良いお舞台だったと思う!!

 

うーん、やっとコレで、半分くらい紹介できたかな?

まだまだ終わりませんwww