お舞台振り返り~看護師・村上さん(妄想を体現する天然娘) | 闇を愛するアラフィフニート主婦の日常

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旦那と2010年生まれの息子と暮らしてます。
2013年にパート勤めを辞めて以来
「さして働かず、さして家事せず、さして子育てせず」をモットーに
不謹慎でネガティブな日々を送っています。

ぜひ「てんねんむすめ」と読んでいただきたい。

(何のこだわりw)

 

お舞台メンバーをお一人ずつご紹介するコーナーです。

今回は、看護師役の村上さん。

 

本当は「村上さん」と呼ぶより、「りさちゃん」「りちゃちゃん」と呼んだ方が、しっくりは来るのですが

ご本人が一人称に「村上」を使う硬派なので、それにのっとりましたw

 

(てゆーか、正味何て呼んでたか覚えてないw)

(1回も呼んでないかもしれないw)

 

そして「硬派」としたものの

何だろう、この村上さんは

千の仮面を持つ少女!じゃないけど

 

すごく人当たりいいのに、実は人見知りなんじゃないか?みたいなにおいがしたり

めっちゃ気ぃ使いやけど、実は割と図太いのでは?と思わされたり

本人が見せようとしてる自分と、本来の自分の間に、めちゃくちゃ距離があるようにも感じたり

こちらの想像をあれこれかき立てるような素材に、俺には見えてしまう。

 

しかし俺の感じてる色んな勝手なギャップに反して

ご本人はただただマイペースなだけなのかもしれません。

その辺のつかみ切れなさを、乱暴に「天然娘」という言葉でまとめたキャッチコピーw

 

前説だけでずいぶん長いですが

こっからさらに5倍くらい、彼女の魅力を延々と語ろうと思いますw

 

今回のメンバーの中では最年少なのかな?

普段は声優なんかをやってはるお方です。

なので、声のハリとか声色の多様さが、尋常じゃないw

 

彼女の役の看護師は、お舞台の中では、最後の最後にちょろっと出てくるだけなのですが

ガッツリ爪痕を残してくれるw

 

それは、もともとの脚本の成り立ち的に、そういうもんではあるのですが

そこに、彼女自身の努力や魅力が上乗せされて

俺が想像してたのの、30倍くらい味わい深い看護師になりましたw

 

時間にして、そうねぇ

90分ある舞台の、5分くらいじゃないのかな? 登場するのは。

それまでのトーンと打って変わる、ちょっと別の世界観のパートなので

おいしいっちゃおいしい役柄です。

 

でもそれをあそこまでおいしく料理したのは

演出さんと村上さんのおかげさまだろう。

 

演出さんとか役者さんって、誰でもそうなのかもしれんが

 

「ちょっとしたことに、そこまでのバックグラウンドを考えて、こんなに色々試して取捨選択して、動きまで事細かく決めてるのかー!!」

 

ていうのが、村上さんのパートにはふんだんに溢れてる。

お稽古の時から、その辺のバチバチ感はすごかった。

 

色んなバージョンを村上さんに指示する演出さん

細かい部分がどんどん変わる

要望に応じてどんどん表現する村上さん

 

俺レベルでは、演出さんが一体、何の指示を出してるのかも意味不明だったりするのに

それに応えて、さらには前に言われたことを忘れず吸収して

神業すぎて白目になりますw

 

だから、彼女のパートを思い出すと、いつも感慨深い。

あのわずか5分のシーンに

一体どれだけの熱量が込められてきたか

俺は知ってるぞ!! これぞ裏舞台を見てきた者の醍醐味!!

 

で、で、で、で。

 

村上さんは、言われたことをただやるだけの役者さんではない。

この業界で、そんな動作はもしかしたら当たり前なのかもしれないけど

自分の中で役柄を育てて、妄想して、その妄想をきっちり形にしてくる。

そーゆー「形にしていく」という実行力は、お若いのに群を抜いていたのではなかろうか。

 

たとえば

横たわった人間が居るテーで、しゃがみ込む村上さん。

 

 

お顔に手を添えて、本当にそこに人が居るように振る舞う。

 

たとえば

「チャラい看護師」という俺の希望を踏まえて

最終日は派手なカラコンをつけてくれた村上さん。

 

 

薄暗いステージで、お客さん気付いてくれたかな?♡

 

そして究極がだな

「チャラくてアホな看護師」というのを、彼女は自分の中で突き詰めてだな

誰に言われずとも、小道具のカルテの裏に

こんなものまで仕込んでいたwww

 

 

爆笑すぎるやろwwwww

石田さんとか竹内さんとか水谷さんって誰やねんwwww(←そんな人物は出てこないww)

「人の話を聞きましょう」って2回書いてるゲラゲラwwww

1回だけじゃ聞いてないから2回書いてんじゃんダメじゃんwwwww

 

しかしコレも、努力っていうか

村上さん、楽しくてついやってんだろうなぁ・・・ww

わずか5分の役柄に、この全力投球はひれ伏すわ(;´Д`)

 

そしてだな

村上さんは、最終日の公演が終わった後

なんと、メンバー全員一人ずつに、手紙を書いてきたのだ!!!!(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)

 

「もうおばちゃんちの子におなり!!!!」

 

と、思わず抱き寄せたが

彼女は今、何と異国に旅立っておるww まぁまぁ長期ww

 

手紙には、お稽古中に

村上さんが演出さんの希望で入れた鼻歌を

「やっぱ辞めよう」って演出さんに言われたのを

 

俺が「えー、せっかく●●の曲だったのにー!」と残念がって

曲名まで気付いてなかったらしき演出さんが、結局採用してくれたくだりを

とても嬉しかった、という感じのことが書いてあった。

 

俺は、特に村上さんをかばうとか、そーゆーつもりもなく

単に、村上さんの選曲に、とってもなセンスを感じてしまって

それに気付いてなかった演出さんに、素直にそのまま言ってしまった、心の声であったに過ぎない。

 

こちらの方こそ、ありがとうだったのだ。

あの場面に、あの曲ぶっ込んでくる村上さん

それを「鼻歌入れてみよ」の要望の直後に、思い付いてしまえる村上さん

 

色んな意味で不謹慎で、ギリギリセーフ、いやアウトかもしれない看護師には

たぶん、村上さん自身が持ってる、複雑な多面体も、存分に反映されてると思う。

 

あのまま、このまま、そのまま

素直に大きく成長していって欲しいなぁ!

 

と願ってしまう、将来有望で見てるだけで楽しい村上さんなのです。

 

異国を楽しんだ後、どんな風になってるだろう

きっと、色んな意味で「あぁ、やっぱ村上さんだわ」と思わされることは間違いない。