(ソロ②)世界遺産サンギラン初期人類遺跡博物館 | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

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2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ

行った人からは「そんな見るとこないよ」と言われたけど

自分でも見てみたい。

一応、世界遺産です

Situs Manusia Purba Sangiran
サンギラン初期人類遺跡
平日はここまで車で入れるらしいですが、

休日はちょっと離れたこの駐車場に停めて
この乗り合いトラックにRp4000払って送ってもらいます。

観光地につきものの外国人価格!
KITASあったらRp8000
世界遺産って
【The World Heritage】みたいな石碑というか看板みたいなのあるんじゃないの?
見当たらないけど
ちょうど先週、世界遺産登録されて27周年の記念シンポジウムやってました。

サンギラン周辺地域に点在する遺跡群で、ピテカントロプス・エレクトゥス(ジャワ原人)の化石が数多く発見された場所です。

1936年以降の発掘調査では、更に頭蓋骨や歯などが発見され、後に50体にのぼる化石人骨が次々と見つかりました。

ジャカルタの国立博物館にありますが(ほとんど貸し出されて一回しか見たことないけど)、顔面が割りときれいに残っているサンギラン17号化石の発掘場所「歩いていけるような場所ではないな」ってのはわかった

恐竜から今の動物の形に進化する途中の古代の動物の化石もたくさん出土したようで、牛や象の祖先の牙や角などは本物もあった(と思う)

基本的にはレプリカのジオラマとパネル展示になりますが、かなり大きな博物館で雰囲気はよくわかる。
ソロ川沿岸、スラカルタ市内からは結構距離があることが今回わかったトリニールで原人の骨を最初に発掘したデュボアの紹介。
これがジャワ原人と認定されるのですが、本物はオランダにある。

こんなとこでも

Raden Saleh!

古代動物の骨を収集していたらしい。


地殻変動でインドネシアができていくまでや、インドネシアに生息する動物や原人がどのように大陸から渡ってきたか?

ダーウィンの進化論からウォーレスのインドネシアの動植物の研究の話まで、今の時代ならではのデジタル映像もありで、知らなかったらさらっと通りすぎてしまうとこだった。

肝心なものにレプリカが多いのは仕方ない。
重要なものはオランダにあるんだから...ジャカルタの国立博物館にもあるし
興味深かったのがサンギラン17号化石から原人の等身大の復元
画家、彫刻家でもあり、比較解剖学の専門家で人類学的な彫像を何百も復元してきた第一人者のElisabeth Daynėsによって復元されたジャワ原人。
サンギラン17号で頭蓋骨を完全復元し、トリニールで発掘されたジャワ原人の大腿骨(オランダにある)を含めて全身を再現。

この博物館にはインドネシアで近年発見されたフローレス原人についての紹介もありますが、
Elisabeth Daynėsの最後の作品の一つのフローレス原人の全身復元もあります。

フローレス原人の最初の研究に基づいてエリザベスが作った原人の復元は、パリの国立自然史博物院で展示されていて、
このサンギランの博物館にあるのは、2007年以降の研究結果に基づいてエリザベスが作った最終バージョンのフローレス原人

最初のバージョンとの違いは、肩がわずかに前方に引かれていること、おしりの幅が狭くなって足が長いことです。 

丘の傾斜を利用して、丸く作ってある博物館で上から上がったり下がったりしながら三つの展示室があり、結構広いです。
サンギランのお土産やさんもいっぱいあって、(売ってるものは同じで大したものはないけど)結構面白かった。
一時間ちょっとかかったかな
トラックを降りたところかろまた乗るのかと思いきや...
帰りは同じRp4000でスタンバイしてるGojekバイクに乗って駐車場に戻る。
空のトラックにものせてくれそうだけど、うちの場合は「バイクにのって」だった。
駐車場まで二分くらい

これはこれで面白いからいいけど..

★トイレは期待しない方が良いレベルです(行けなくもない)

サンギラン初期人類遺跡博物館
Situs Manusia Purba Sangiran
月曜日休み

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