Kerisの製作が見られるMuseum Keris Brojobuwono(ソロ③) | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

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2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ

これもどっち行くか迷ったけど、

もし二回目のソロがあっても、もうこちら方面には来ないだろうと思ったのでこちらへ

Museum Keris Brojobuwono
Kerisはユネスコ無形文化遺産の一つです。
市内にもKeris 博物館あって、そっちの方が多分立派、ジョコウィのクリスコレクションがあるらしいのですが、市内は時間あったら行けるけど、こっちは山の方で改めて来るのは時間的に難しい
だーれもいないから、右のおうちの方から聞こえる声を頼りにグイグイ入っていって声かける。

私設と思って侮るなかれ
すごいKerisのコレクション
かなり広い部屋がいくつかあります。



ジャワの家宝のクリスKyai Pungguh
カルタスラ王国17世紀
 どこがどうなんだかはわかりませんが、カルタスラスタイルなんだそう。(写真がアレで見えないけど)
 カルタスラ時代は、中部ジャワ州スラカルタのマタラム王朝の直面した最も困難な時代でした。 オランダの植民地主義の圧力と、中国人の支援を受けた貿易商からの圧力により、カルタスラ王国の経済状態は悪化し、王国は芸術品や充分な武器を生産できなくなりましたが、多くの反乱が起こり、王国は武器、特にクリスを生産し続けなければなりませんでした。

限られた財政と鉄原料の高価格、産業危機により、宮殿は良質のケリス材料を入手できなくなり、カルタスラ時代のケリスは衰退しました。


Yogyakarta ハメンクブォノ時代
鞘がシルバー製のジョグジャカルタスタイルで孔雀のモチーフ
このケリスはかつてジョグジャカルタ第7代スルタン・ハメンクブウォノによって使用されていました。

展示室の中央におかれている特別?なクリス
ムラピ山の砂を使って作ったんだそうです。
つい最近ジョグジャカルタの王宮を中心に、ムラピ山と南の海をつなぐまちづくり哲学と宇宙観が無形文化遺産に登録されましたが、ソロでももともとその考え方で、西のムラピ山と東のラウ山と南の海をつなぐ場所が王宮となってます。
説明ではムラピ山を神聖視しているような感じがしました。


この博物館ではKerisの製作も行っていて、平日だけのようですが、何日か毎に火をおこして伝統的な儀式や作り方でKerisを作っています。
やってるときは見学することができます。

行ったのが土曜日だったのですが、その週は木曜日に火をおこして鉄を打ってたらしい、残念
この方が展示室のクリスについて説明してくれたのですが、昔からのこの衣装(制服)でクリス作りをやるそうです。
これは波形のクリスをどうやって作るか説明しているところです。
刃を磨いて模様をいれていくところ。
昔はこれも機械じゃなく石で磨いていたそうです

工房兼私設博物館なので、入場は無料ですが案内してくれたかたにチップは渡しました。

注文してここで作ってもらえますが、値段とかは聞かなかった。
お土産とかインテリア用の出来上がってるのを買うのも結構高いのに、オーダーってどれほどか...

製作現場を見られたから面白かった。
時間があれば市内のMuseum Keris Nusantaraの方も行きたいけど、おそらく時間ない

Museum Keris Brojobuwono
月曜日休み

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