映画とネコと、私の好きなもの。 -290ページ目

「カウボーイ&エイリアン」って。。。。(x_x;)

ここんところ、ずっと映画館に行かず、映画はもっぱらDVDとなってしまったワタクシ。

ま、ここ半年の土日はアメアイ最優先だったから、どうしてもそうなるのは仕方ない。。。

にしても、最近、感心する映画に出会えてない。

この前の土曜日なんざ、今までの人生でも五指に入るひど~い映画を借りてきちゃった。。。。。(´д`lll)

「カウボーイ&エイリアン」である。

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だって、アナタ、スピルバーグ総指揮でっせ!

ロン・ハワード&ブライアン・グレイザー、って、
「フロスト×ニクソン」という、
それこそ、私の人生の五指に入る名作を生み出した名コンビも、製作に参加してまっせ!

そして、主演は、
天下のボンドことダニエル・クレイグ様と“インディ・ジョーンズ”ハリソン・フォードときたもんだ!

おまけに、芸達者サム・ロックウェルに、大好きなポール・ダノまで出てくるって!

こ~んな豪華で才能あふれるメンツが揃っていてよ、
こ~んな駄作、ていうか、ありえない、ばからしい映画がなんで出来る!?

どこに作った意味があるのか、聞きたい!(`Δ´)
一体、ハリウッドの才能はどこに行った!?

ま、西部劇の設定に、エイリアンて、1歩間違えばゲテものだけど、
このメンツだから、意外にすごい映画かもって、期待しちゃったアタシがばかだった。。。。

でもね、荒唐無稽だけど、成功する例って今までにもいっぱいあったしね。
(かなり昔だけど、ジョン・ウーの「フェイス・オフ」なんざ、1歩どころか半歩間違えただけで、絶対に大失敗作に成り得たはずだが、脚本の上手さと演出の冴えで、映画史に輝く傑作となった、わけです!)

しかし、ここでは奇跡は起こらなかったのね。

多分、撮影中、ハリソンもダニエルも、
「あ、これ、失敗するな」
って思ったんじゃないかな。

出演、後悔しただろうなあ。。。
大体、ハリソンなんぞ、何の旨味もない悪役だったし、
今後、フィルモグラフィーからは除外したいだろうな。

そんなこんなで、全く期待できないハリウッド映画だけど、

レオ+クリストフ・ヴァルツ+ジェイミー・フォクス共演のタランティーノ最新作は、ちょっと期待できるかな?

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新橋演舞場6月公演

かねてより楽しみにしていた澤瀉屋の襲名披露公演に行ってきました!

香川照之が中車を襲名するって聞いたときから、これは何としても外せない、とずっと待ってたこの公演。(カコ記事こちら→

今回は会社の同僚F本さん、R子さんと3人女子で(おばちゃん3人軍団?(^▽^;))。

ということで、のっけから、ハイテンション!

三越の地下でお弁当を買って、演舞場まで。

今日も満員御礼のようですね。
とにかく、人がいっぱい。
大きな看板が目につきます。
皆さん、写真を撮るのに忙しい。

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こっちは、福山雅治が撮影した新猿之助の写真です!

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亀ちゃん(亀治郎こと現猿之助のことを私たちはこう呼んでます!)のことも好きだけど、
今日のいちばんのお目当ては、やっぱり香川照之こと市川中車!

46歳にして歌舞伎俳優デビュー、
歌舞伎界初の東大卒の役者、
いろいろ言われてますけど、
とにかく、どんなものか、この目で拝見させていただかないと!という勢いで、
見る方も自然に肩に力が入る。

でも、今回演じていたのは世話物の「小栗栖の長兵衛」なので、比較的、入りやすかったのでは。
ま、歌舞伎役者入門編としては、まずまずの演目。
面白いし、楽しいし。
彼は主人公の長兵衛を演じてます。

私、これ見るの初めてなんで、他の役者と比べられないのだけど、
元気がよくて、とってもいいのだけど、ちょっと力が入りすぎてる感じがしたかも。。。。
もう少し、緩急をつけられたら、っていうかね。
やっぱりもう全身全霊で走ってます!って感じがありましたね。
でも、他のベテラン役者たちの中にいて、遜色ないのはもちろんで、私は彼の門出を心から祝ってあげたい気持ちでいっぱいです!

休憩のお弁当タイム。
これがね、楽しみの半分てなぐらい、観劇に欠かせない存在ですね。
私のは豆腐ハンバーグ湯葉ソースがけというヘルシーランチ。
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これはF本さん。お野菜たっぷり!
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R子さんのは、京都の有名老舗のお弁当です!
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次は「口上」というわけで、この幕に。
なんと福山雅治が贈ったお祝い幕よ。彼が描いたらしいですね!

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そして、始まった「口上」。
2月の勘九郎のときも涙、涙だったけど、今日も感極まりました!

これから中車として生涯をかけて精進していくという並々ならぬ覚悟、
果たして、どんな苦難が待ち受けるのか、心配でもあるし、
今後、10年、20年、私も年とっていくけど、できるだけ見届けていきたい、
と私も感じた、感動の口上。
最後に旧猿之助、現猿翁が登場して口上を述べたとき、客席の人たち、いっぱい泣いてましたね。。。

父と息子の確執、さまざまな困難、悲しみと憎しみのときを乗り越えて、
今、こうして血の繋がった親子、祖父と孫が舞台の上でひとつになった。。。
ほんとに感慨無量ですね。。。


最後は「義経千本桜」。
亀ちゃんはとにかく身軽な演技、踊りが上手いので、この狐忠信はホントッ、ハマり役ですね!
今まで色々な役者さんで見てきたけど、
今日の忠信がいちばん、可愛くて、キツネぽかったような気がするわ。

母狐の鼓をもらって全身で喜ぶ様子が、もう、けなげで可愛くてね!
ラストの宙乗りも、サイコーだった!


そんなこんなで今日の演舞場は、生涯忘れられない想い出になりそうです!


観劇の後は、女子会の2部。(*^.^*)
文明堂でお茶とケーキを頂きながら、さらなる女子トーク炸裂でした!

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まだね、アメアイから日常に戻れてない。。。。。(>_<)

今週も仕事、何とか、無事に終えて、ほっと一息の花金!

ところでーーー

アメアイシーズン11の優勝者フィリップ・フィリップス、シーズン中、
ずっと体調悪そうだったけど、何と、あのフィナーレの後、入院して、
6時間半にも及ぶ腎臓結石の手術を受けてたのね。。。

今は完全回復して、7月からの全米ツアーに向けて準備中らしいっす!

しかし、私はこの「HOME」、すっかり気に入ってしまいました。。。。

いつまでも耳の中でこのメロディがリフレインして、困ってる。。。





それと、全米ヒットチャート1位に輝いたアダムのセカンドアルバム「トレスパッシング」も気になってる。

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今夜は、大事にしまってあったシーズン8のDVDを早送りでところどころ、見たりして。。。
(主にクリスとアダムのパフォーマンスね)


と、まあ、こんな感じでまだアメアイの残滓に浸ってる、今週のワタクシ。。。。





秦早穂子さんの「影の部分」を読む。

かつて、「映画の友」「スクリーン」をむさぼるように読んでいた幼少時代~青春時代ーー

あの雑誌に登場する映画評論家の方々はまさに「先生」といった立派なお人ばかりで、
映画に詳しいだけでなく、知性も教養もすぐれた、実に“大人”な方々だった。

(以下敬称略で)
淀川長治、荻昌弘、双葉十三郎、植草甚一、津村秀夫、南部圭之助、
古波蔵保好、登川直樹、飯島正、清水千代太、品田雄吉、佐藤忠男、山田宏一、
山本恭子、南俊子、林冬子、小森和子、秦早穂子。。。。。。

なんか、もう、キラ星のごとき、私の中では憧れの方々ばっかり!
(ここに書ききれない方々、今ちょっとど忘れしちゃった方々もいますが。。。(・・;))

後年、えてして自分だけの世界で自己陶酔しているような映画評論家、
あるいは映画ライターが出没するようになって、嘆かわしいけど、

あの60年代、70年代を中心とした、映画雑誌全盛の頃って、
この先生がこう語っているのだから、と、こっちも素直に賛同できちゃうような、
映画をしっかり捉えた、奥の深い評論が多かったのよ。。。
多くの先生方が戦前に育ち、高等教育をきちんと受けていたことも、映画の見方に大いに影響してたんだろうと思う。

そんな中、秦早穂子さんは、妥協しない審美眼をお持ちの方で、彼女の映画批評、
それと、とりわけ、カンヌ映画祭レポートとか、俳優インタビューなどが、
私はとても好きで、いつも必ず読んでいた記憶がある。

その秦さんが小説を出した、と読売新聞で初めて知って、即、アマゾンに注文。

それが、この「影の部分」よ。

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秦さんの著作は、映画雑誌以外でも、岸恵子さんとの往復書簡集「パリ・東京井戸端会議」も読んでいる。

でも、ここ十年以上、秦さんが書いたものを意識して読む、ということがなくなっていたので、
新聞で小説を出したことを知ったときは、かなりビックリだった。
だって、もうかなりのお年じゃないか、というのが、まずすぐ頭に浮かんだわけで。。。

でも、実際に届いた本は、もう、ほんとに面白くて、一気に読んでしまいました!

いやあ、今までご自分のことはあまり書かないけど、それでも見え隠れしてた部分から察するに、いい家のお生まれなんじゃないかしら?って思っていた。
それが、やっぱり、そうだったのね。

かなりな深窓のご令嬢。
父が懇意にしていた佐藤春夫の家に出入りしていた頃の想い出ーーそこには檀一雄や吉行淳之介、安岡章太郎などなど、文壇の錚々たる人々もやってきていたーーは、特に印象深い。

谷崎潤一郎夫人が佐藤春夫の妻となった、スキャンダルな文壇事件が、ヒロイン舟子の目を通して語られる。

いつも大人たちを冷静に観察し、貿易商の2代目ながら戦後ほとんど働けなかった父や、お嬢様ながらそんな父に代わって仕事をし、父より早くに逝った母の想い出。

舟子をとりまく、人生のさまざまな断片が、彼女がパリで仕事をするようになってからの日々と交互に書かれて、ほんとに興味深い。

いつも大人に反抗し、大人になっても、内に怒りを秘めて生きているヒロイン、舟子。

なんか、良家のご令嬢で、そこに取り巻いている空気感というかね、世界観は、
犬養道子さんの「花々と星々と」を彷彿させるの。

というか、あの犬養さんの本に出てくる“道ちゃんの世界”が
より明るく、透明感にあふれているとしたら、
秦さんが綴る“舟子の世界”は、
より暗くて、それこそ人間の「影の部分」に斬り込んでいる、
そんな感じです。

まさに「花々と星々と」の裏版?って。。。。
たとえは悪いかもしれないけど、私はどちらの世界もとても好きだし、
人間の真実を描いていることでは全く変わらない。
そして、それが読み手の魂に触れてくる、っていうことでも共通してます。。。


ただ、この本がちょっと違うのは、
彼女がパリで仕事をしていた頃の話をそのまま盛り込んでいて、
それが、映画ファンには見逃せない部分になっているのね。

秦さんは、実際にゴダールの「勝手にしやがれ」や、まだ日本で無名だったアラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」を買い付けた張本人!
何と、このタイトルを編み出したのも、秦さんなのよ!すごいセンス!

まさに、戦後のフランス映画、特にヌーベルバーグ期からの日本での業績は、
彼女の存在抜きには語れない、そんなすごいお人なのよ!

そんな彼女が生きたヨーロッパ映画の時代史が、そのまま書かれていて、もう、興味がつきない。

ゴダールの人となりや、妻だったアンナ・カリーナのこと、
彼らが住んでいた一軒家に訪ねていったときのこととかね。
ドロンとの会見記を、三島由紀夫が褒めていたことも、ちょっとだけ紹介されてます。
もう、ね、面白いったらないの!

彼女は今年81歳になられるが、2003年まで毎年、カンヌ映画祭に通っていたとか。
確かな映画を視る目で、日本に素晴らしい名作を輸入し続けた方ーー

そういえば、若い頃のジャック・ペランを秦さんがインタビューした記事、私、まだ覚えてる!

映画の友に掲載されてたの、何と、当時、コピー機などなかったから、
私、大学ノートに手書きで書き取って、ペランの写真を切り抜き、
自分なりにレイアウトして、とってましたよ!
多分、押入の奥とかに締まってある筈だけど。。。。

ペランが身につけていたシャツの襟が少し皺がよっているのに気づいて、彼が自分でアイロンをかけたのであろう、と推測している文章、妙に印象に残ってる。
ペランの真摯なたたずまいや、映画に懸ける真面目な情熱を、実に鮮やかに切りとった、深い洞察にもとづくルポルタージュだった。
(ペランに会ったことも、この本に少し紹介されてる、まさに私が読んだあの記事のときのこと)


そんなわけで、夢中で読んだ「影の部分」。
本の最後に(第一部 了)となっているので、まだ続きがあるんじゃないかな。
次が待ちきれない!

でも、あまりに早足で読んでしまったので、もう1度、ゆっくりと味わいたいと思います。
















フィリップ&ジェシカ!

素晴らしかった2人に敬意を表して、アンコール!