乳癌の手術をして、5カ月が経過しました。
まだ記憶があるうちに…
（↑なんだか、随分と前のような気がして、
この５カ月が忙しかったせいか、歳のせいか、
あの時の記憶が薄れている現象…笑）
乳がん日記、ゆっくりペースですが、綴っています
……乳がんサバイバーの徒然日記……
1-乳がんと共に生きる
～乳がん日記に綴る乳がんになって伝えたいこと～：★
2-入院を前に心温まったこと：★
3-父の癌と私の癌と：★
4-放射線治療が始まりました：★
5-早期発見の理由～人間ドックから告知までのこと：★
6-術前検査のこと、検査結果が出るまでの想い：★
部分切除術か、全摘術か、、、
術前検査で転移していないことも分かり、
手術の選択肢は２つ。
・乳房温存（部分切除）術＋放射線治療 入院期間は３泊４日
又は
・乳房切除（全摘）術 入院期間は１０日間位
温存術の場合は、放射線治療を約６週間、平日の毎日通うことが条件。
通うことが出来ない場合は、全摘術になるとの説明がありました。
放射線治療は、
放射線を当てている時間は5分程度、着替え等も含めても３０分位。
仕事と両立しながら治療を受けられる旨の説明もありました
仕事との両立が心配でしたが、
せっかく早期で発見していただいたのだから、
放射線治療も仕事だと思って通おう！と、
温存術を選択しようと決意したその時、
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群？！
先生から、
「篠原さん、お父さんがすい臓がんでしたよね。
他に親族でガンにかかった方がいらっしゃるか分かりますか？」
と。
私「叔父も若くしてガンで亡くなっています。
祖父も父が７歳くらいの時に亡くなったと聞いていますが、
何故、亡くなったのかは、分かりません…」
先生「篠原さんの場合、遺伝性の乳がんの可能性も高くて。
遺伝であれば、再発のリスクを考えると、全摘術が良いのですよ。」
胸に未練はないので全摘術してください！！
と思ったものの、全摘術は体への負担も大きく、
早期発見していただいたのだから、
やっぱり部分切除にしたい気持ちも。悩む私。。。
私「遺伝子の検査をして、陽性なら全摘、陰性なら部分切除、
という選択肢もありますか」
先生「遺伝子の検査、保険適応で１０万円くらいなのだけど、
それでも良いようでしたら、そうしましょうか。
もし、陽性の場合は、卵巣がんになる可能性もかなり高いので、
卵管・卵巣も摘出することも考えましょう。」
胸も卵巣も、４８年頑張ってくれたことに心から感謝して、取ってしまおう！
と決意した瞬間でした。
20代、３０代なら、迷い悩むと思うのですが、もう閉経期ですから。
命あるだけ、ありがたい
全摘術を視野に入れて…
遺伝子の検査結果が、入院する日に分かるとのことで、
全摘することを視野に入れて、
仕事のスケジュール等、入院の準備を始めました
そして、
全摘の場合は、再建するか、再建しないか、
という選択肢も出てきてしまい…。
いや～
選択の連続でした
※再建とは、乳房再建術のこと。
乳がんの切除により変形あるいは失われた乳房を
できる限り取り戻すための手術のことです。
再建するか、しないか、手術の前日に決めても良いとおっしゃっていただき、
再建するときのために、形成外科の診察も予定していただきました。
人生初の遺伝子検査
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の検査は、
以前、アンジェリーナ・ジョリーさんがされ、
陽性の結果を受け、
予防的に切除をされたことで知られていますね。
そのニュースを聞いた頃は、
予防的に摘出されたことに、驚いたものですが、
いざ自分事となると、
胸も卵巣・卵管も摘出しようと決意した私。
アンジーの気持ち、今となっては分かるな～。
遺伝子検査は、自分だけの問題ではなく、
家族、親族にまで影響を及ぼすこと。
陽性だった場合は、親族の誰にまで知らせるべきなのか、、、
気軽にできる検査ではなく、迷いもあり、
遺伝子検査をする、ということも、大きな決断の一つでもありました
選択の連続で見えてくるもの
大きな選択を、この短期間でいくつもしていると、
人生において何が大切なのか、
大切にしたいことは何か、
いろんなことが見えてきたり、
決断するに至るための二律背反のポイントが、
今の自分においてですが、見えてきたようにも感じています
胸は、頑張ってギュッと寄せて、ようやく形が出来るほど小さいから、
取っても良いかな～
卵巣も、もう閉経期に入っているのだから、無くていいな～
男前な自分の性格に感謝です
命あるだけで、ありがたい
人生１００年時代、まだまだやりたいことが沢山あるので
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