・「異物」を とことん排除する社会
動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn’t Waiting. | Nike - YouTube
在日コリアン友人の尽力(LINE情報)のもと、アメブロ周辺では「最速」で本動画をご紹介させて頂くことができ、界隈大手ブロガー三矢多由子さんからリブログもあわせて、本当にありがとうございました。
結論から述べさせてもらうと、これで「日本人が目覚める」というのは、とんだ“大嘘ホラ話”に過ぎないいうことです。
一部の動画や記事がバズッたところで、どうせ騒いでいるのは、既存の一部リベラルや関心の高い方、果ては政府系工作員や野良ネトウヨくらいで、そもそも彼らの泥仕合に興味はないし、本当に・・・大多数の「政治的無関心」が当たり前の日本社会において、「到底よくなるとは思えない」のがスマートな結論でしょう。
実際「この事」を知るまで、私は本CMを雑多な「煩わしい広告」のひとつとして、普通に飛ばしておりました。あまつさえ、在日やスポーツ商品にも「興味のない」ほとんどの日本人は、まず動画なんて見ないし、差別問題に関する「認識の向上」なんてものは、その遥か先にある『彼岸』みたいなものです。
それに、この動画を当事者の友人と一緒に視聴して思ったことは、『日本の同調圧力社会そのものへの批判(アンチテーゼ)』であり、それ即ち「人種問題を提起」したのではなく、あくまでも“大切な一例”であり、本テーマ(全体)ではないということです。
何を言いたいのかと申しますと、冒頭のアイキャッチ画像にもあるように、別段「差別問題」だけでなく、個々人の趣味や趣向、考え方だったり、その先にある『表現の自由』こそが、私たちが“本当に守らなければいけない価値”だったりもする。
※在日コリアン友人提供
週刊少年マガジン 『ブルーロック』１０巻 原作・金城宗幸×漫画・ノ村優介 講談社より
分かりやすく言えば、自らのエゴを貫く“ブルーロックの精神”です。
それぞれが、“生きたいように生きて良いんだ”という「人間としての当たり前の意識」を持つ反面、私たちの目前に広がる“有様(リアル)”を見て、一体どれだけ意識できるだろう・・・。
一連のコロナ騒動で、未曽有の全体主義が罷り通り、理不尽な自粛により多くの自殺者や経済死・困窮者を生み出し、矛盾だらけのマスク強要など、あらゆる「自由民権の価値」が蔑ろにされている現実を見て、そもそも社会を構成する学校教育そのものが『自己肯定感』を奪うところ(『アニメ私塾』の室井康雄氏)であり、個の自由よりも“全体の空気に奉仕する人間”をつくり、しばし、この中で「異物」と認定された人は、イジメや差別を受けるのは必然的と言えます。
巷では「左翼教育」とディスられる戦後日本の教育制度ですが、本質を見れば『大日本帝国の延長』であり、少し前までは男女問わず体罰はガンガンOKだったのは、国家や組織に従順な兵隊(使い捨て部品)へと仕上げる「目的」があったから。
それは別に「在日」だろうが、日本人や別のマイノリティ人種だろうが関係なく、私たち人間ひとり一人の「心の中にある問題」であり、普段人権を唱えるリベラル連中が、コロナ禍で『国権発動』をこれ見よがしに叫び散らかす姿を見て、本当につよく自覚するようになった。
・求められる 「単純化(抽象化)」思考
※室井さんのお話は「絵描き」以外にも幅広く通底する
【単純にして描く】がすべての上達の秘訣！！ - YouTube
いったん物事の抽象度を上げてみると、「マスク社会＝イジメ＝人種差別」も、「みんなと同じでない人」を排除する意味で、まったく“同様の帰結”として成り立つと思います。
日本の『同調圧力社会』では、誰しも例外は存在せず、どんな差別に苦しむマイノリティ集団も、コロナ騒動で「同じ認識」を持つや、すぐさま『異端者狩り』に出ることを、私たちは忘れてはならない。
この悪習をぶっ壊さない限り、現在の社会問題を根本的に解決する道筋は、絶対に作れないばかりか、新たな「マイノリティ」を生み出し、差別や迫害を再生産し続ける結果に終わるでしょう。
<参考資料>
・かっちんブログ「堅忍不抜」 『大反響 1日アクセス２万３千超え 在日他人種差別を真っ向から描いたナイキのCMはなぜ作られたか』記事
・週刊少年マガジン 『ブルーロック』１０巻 原作・金城宗幸×漫画・ノ村優介 講談社
・Youtube動画 『動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn’t Waiting. | Nike』
・同 『【単純にして描く】がすべての上達の秘訣！！』
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