・『アイデンティティ政治』による 「政敵有利」の構図

 

 

2020年6月11日(木曜日) 『産経新聞』記事より

 

昨日朝刊の記事によると、米中西部ミネソタ州ミネアポリスでの白人警官による黒人男性「暴行死」を契機に、アメリカでは「人種問題」が一色を染め、それぞれの『思惑』もあるなか、所謂『アイデンティティ・ポリティクス』を生業とする米民主党は、この問題をメインストリーム政策として、“打倒トランプ”の手筈を整えています。

 

‐『自己中たち』のデモに賛同するな(“Black Lives Matter”に冷ややかな理由)‐

 

CNNの世論調査によると、今月8日に発表したもので『大統領選挙』の争点として「人種問題」を重視する回答は68%にものぼり、経済や医療に次ぐ「第三位」のワードとなった。

 

 

『シアトル市の警察署がデモ隊に乗っ取られたという...』

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603310520.html

 

トランプ氏『法と秩序』の名目をうったのも、上述のような極左暴力集団『ANTIFA』を中心とした武装グループが、シアトル市の警察署を襲撃し、そこを占拠し「自治区」と称する事件が起きたからだ。

 

もはや「反差別運動」という立て看板は剥がれ落ち、何が何だかわからぬ状況へと事が進む中、警察側も目立った抵抗もせず、やすやすと職務放棄してトンズラするさまは、アメリカという国の特殊性を示す片鱗かもしれないが、英語ブロガーMichikoさんがご指摘する「交番のない」米国において、『警察署』が消えることは、その一帯で暮らす一般市民が犯罪に巻き込まれても、それを助けてくれる組織がいなくなるという、恐ろしい状況を示唆するわけです。

 

個人的に、警察署にある「武器庫」だとか、デモ隊にパクられる危険性だとか、素人ながら色々と推察してしまうわけですが、国内がアノミー(無秩序)と暴力で埋め尽くされる『野蛮な国』が、一方で国外に向ってルールを押し付けるギャップが、日に日に増し続けているだろう。

 

 

・「前科者」が一夜に “BlackLivesMatter”のスターへ

 

米下院司法委員会の公聴会に出席したフィロニス・フロイドさん=10日、ワシントン(ロイター=共同)

 

【ワシントン共同】米ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件の犠牲者ジョージ・フロイドさんの弟フィロニス・フロイドさんが10日、下院司法委員会の公聴会で証言「黒人の命は20ドル(約2100円)なのかと問いたい」と訴えた。
 

ジョージさんは偽造20ドル紙幣使用の疑いで通報され、駆け付けた警官に拘束された際、首を地面に押し付けられて死亡しており、フィロニスさん「ジョージは誰も傷つけていない。20ドルで死ぬ理由はない」と憤った。
 

フィロニスさんは「黒人が理由もなく殺されるたびに痛みを感じてきた。この痛みを止めてほしい」と強調、警察改革を迫った。

 

共同通信 『「黒人の命は20ドルなのか」 フロイドさんの弟、米議会で証言』記事より

 

https://this.kiji.is/643537819655767137

 

昨日の『Googleクローム』第一面で、堂々と紹介されてたこのニュース。

 

なーんか素直に受け取れないんだよなぁ。


 

冒頭の産経新聞でも、亡くなったフロイド氏兄弟の一人弔辞「世界中の人々が彼を忘れないだろう。彼は世界を変える」などと、壮大な謳い文句をあげる一方で、西側MSMメディア以外の報道によると、彼が5回も服役歴のある麻薬中毒者で、かねてから警察のお世話になっていたそうです(ここに「因縁」が成り立った?)

 

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603242330.html

 

これは一体どういうことで?

 

 

#blacklivesmatter も参加の渋谷署前抗議!「正義のために来た!」「子孫に明るい未来を残したい!」「沈黙は無視と同等!」当事者が差別社会への思いを語る!#0606渋谷署前抗議

 

Movie Iwj

 

https://www.youtube.com/watch?v=L5k2uta9J50

 

ただでさえ、胡散くさい米国発『アイデンティティ政治』の論理で、日本の外国人差別問題を語ること非常に危険である。

 

物事を深く考えたくない人たちは、わかりやすい説明口調「アメリカで起きた反差別運動→日本の反差別運動」に持ち込もうと躍起になるが、現実彼らが思い描く“物語”ではないわけです。

 

‐【追記】アイデンティティ・ポリティクスとミネアポリス事件(白人至上主義の正体に迫る)‐

 

ポール・クレイグ・ロバーツ氏が述べるように、本家アメリカ社会における『警察暴力』の被害者は、なにも“黒人だけ”には限らないし、それよりも「物言わぬ白人」が大勢いると、おそらく、これ以外にも、何重にもつらなる複雑性があって「一言二言」のセンテンスでは語りつくせないシロモノとなり、もはや“意識高い系”の人々では追いつけなくなる範疇でしょう。

 

自分としては、少なくとも事実に対して「誠実でありたい」立場なので、物事の両極端で捉えることなく、今まで蓄えた資料や認識をもとに、少しづつながらも己の考えを綴るだけです。

 

 

<参考資料>

 

・2020年6月11日 『産経新聞』記事

 

・Cluttered talk blab blab blab 『シアトル市の警察署がデモ隊に乗っ取られたという...』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603310520.html

 

・同 『聖人化される前科者~ジョージ・フロイド殺害事件~』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603242330.html

 

・共同通信 『「黒人の命は20ドルなのか」 フロイドさんの弟、米議会で証言』記事

 

https://this.kiji.is/643537819655767137

 

・Youtube動画 『#blacklivesmatter も参加の渋谷署前抗議!「正義のために来た!」「子孫に明るい未来を残したい!」「沈黙は無視と同等!」当事者が差別社会への思いを語る!#0606渋谷署前抗議

 

https://www.youtube.com/watch?v=L5k2uta9J50

 

 

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