・「人権擁護」を叫び 人権侵害を生み出す国


英語ブロガーのMichikoさんより、日本語ウェブには存在しなかった『人民日報』(英語版)の記事をご紹介していこうと思います。

 

‐このままだと、確実に多くの人々が死ぬ(営業自粛めぐる「金銭補償」について)‐

 

まさに「自家撞着」「自己矛盾」と言いたいところだが、今回のコロナ騒動でアメリカは「400兆超えの財政支出」をして、日本とは異なる対応をしているが、もともと『激烈な貧富の差』があることを忘れてはならない。

 

『【追記あり】知れば震えるほど深刻な、アメリカの貧困』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12585041542.html

 

今回は、リブログ記事をもとにお話しを進めていくと、概ね米国の軍事主義2019年6月におけるジミー・カーター元大統領のスピーチによ、アメリカ合衆国は、200年以上の歴史の中で、平和な期間はたったの「16年」しかないことを指摘し、「世界の歴史の中で、最も戦争好きな国である」と述べている。

 

アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争

 

『マスコミに載らない海外記事』さまの記事では、その詳細が綴られており、本当にびっくりするほどアメリカは戦争を行なっており、それが「間接」「秘密」も含めて、戦争で経済を回す国であることがハッキリした。

 

‐戦争国家・アメリカの「政治改革」は前途多難‐

 

‐「トランプの死」は、バノン氏解任によってもたらされた‐

 

その中で、『政界のイレギュラー』だったトランプ氏が掲げる「本来の公約」も潰され、彼は世界中に散らばる米軍基地や駐留制度を撤廃しようと試みたが、『軍産複合体』をバックにした主要政党マスコミから、あらゆるデマ(差別主義者/ロシアゲート)バッシング(ネガキャン)の弾劾に叩き込まれ、腹心のバノン氏を失い単なるマリオネットと化し、かつて民主党の大統領候補であったダルシ・カバード(トゥルシー・ギャバード)氏も、同様のアメリカ政治の「システム」により、トランプ氏と同様の末路を辿りました。

 

『ガバードの転向と世界の暗雲』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12584249089.html

 

 

・コロナ・パンデミック下でも『制裁』をぶち込む 「鬼畜」っぷり

 

 

新型コロナウイルス感染者数で、アメリカが世界最大になるにつれ、多数のアメリカ政府チャーター便が、中国からアメリカに肝要な医療機器と物資を空輸し始めた。アメリカで流行がピークに達するのは数週間以上先で、厳しい死者数が予測されている。

 

この人道的危機ゆえに、大規模な医療物資輸送を組織化する上で、中国は当然、アメリカに協力している。普通、それに対して、ワシントンから多少返礼があってしかるべきだと思うだろう。結局、中国は、アメリカが人権侵害だとするもののかどで制裁を課した国の一つなのだ。アメリカには、中国に対する制裁を中止して、いささかの団結と感謝を示す義務はないのだろうか?

 

中国だけではない。主に、ワシントンによる人権侵害非難ゆえに、約30の国と地域が、現在アメリカ制裁リスト上にある。キューバや北朝鮮やイランなどの標的に定められた国の中には、数十年間も制裁下にある。ロシアやイエメンやベネズエラなどの他の国々が、最近、このうさんくさいクラブに入れられた。

 

確かに、国籍にかかわらず、何百万人もの人々を脅かしている未曾有の世界的大流行の中、他者との本当の団結や深い思いやりを示す時期だ。他の国々に制裁を課すという考え自体、時代錯誤であるのみならず、全く野蛮だ。

 

いずれにせよ、国連安全保障理事会の負託なしで、一方的に課すアメリカ制裁は、まず確実に違法だ。コロナウイルス発生や、それに付随する病気Covid-19以前でさえ、他の国々の通商貿易を混乱させるためのアメリカ禁輸は非難されるべきものと見なせる。このような措置は、国際法や国連憲章違反の、一般人に対する集団的懲罰だと正確に判断される。

 

だが今、各国がウイルスによる実存的脅威と戦う中、現在のアメリカ制裁は忌まわしいものと見なせる。

 

イランは特に痛ましい例だ。何週間かで何千人という死者で、イランは世界で最も感染率が高い国の一つだ。それでもトランプ政権は、テヘランに対する厳しい制裁を維持するだけでなく、流行が起きて以来、実際、イランに対して更に三つの制裁を加えた。イランの死者は、アメリカ政策ゆえに増大しているのだ。

 

トランプ政権は身勝手にも、アメリカ制裁は、イランへの人道的援助を妨げないと主張している。この主張は軽蔑にも値しない。トランプの「最大の圧力」政策によって課された壊滅的制裁は、事実上、イランが、医薬品を含め国際金融取り引きするのを妨げているのだ。さらに、多くの国が、「第二次制裁」によるアメリカの報復への不安で、イランと事業取り引きをしないよう恫喝されているのだ。

 

あらゆる国のCovid-19に対する戦いを、どんな形であれ一層困難にする上で、ワシントンの手は血にまみれている。違法な制裁で、ワシントンの手は、既に血にまみれている。だが今我々が目にしているのは、世界中が苦しむ中、恥知らずに、その醜い顔を見せる、おぞましく、加虐的なアメリカ政府の奇怪な姿だ。

 

先週、コロナウイルス感染蔓延を避けるため電子会議で行われたG20サミットで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、この重大な時点において、制裁を中止するよう世界に呼びかけた。彼は全ての国が金融的な制約なしで、医薬品や装置を入手できるようにするのが喫緊の課題だと言った。「人々が生きるか死ぬかの問題だ」と彼は付け加えた。

 

制裁を止めるようにというプーチン大統領の呼びかけは、アントニオ・グテーレス国連事務総長や習近平中国国家主席を含め、他の世界の首脳に支持された。

 

だが結局、G20最終共同声明には、制裁に関する、いかなる満場一致の言及もなかった。世界最大の連続的な制裁乱用国アメリカが、このような金融弾圧措置を阻止する、いかなる動きも排除すべく、舞台裏で手を回していたのではあるまいか。驚くほどのことではないが、金融による強要策(はっきり言えば「テロ行為」)は、他国に対する軍事的恫喝と同様、アメリカ外交政策にとって有用な武器なのだ。

 

代わりに、G20会議が発表したのは、気の抜けた不誠実な語り口の共同声明だった。

 

それは、こう述べている。「この世界的大流行に対処するため、これまで以上に、世界的行動や団結や国際協力が必要だ。我々は、しっかり協力して、これを克服できると確信している。我々は人命を守り、世界的な経済的安定を復活させ、強い、持続可能な、バランスがとれた包括的な成長のためのしっかりした基礎を据えるのだ。」

 

最貧最弱な国々が命を救う必需品を入手するのをワシントンが拒否し続ける中「世界の団結」や「人命を守るため、しっかり協力する」というのは、一体どのような現実的な是正措置を意味するのだろう?

 

ワシントンに何らかの思いやりや道義があれば、共通の人間性を認めて、即座に、他の国々に対する全ての制裁を取り消しているはずだ。だがワシントンの無情さは、危機や死においてさえ揺るがないのだ。それは、思い上がりと偽善が恐るべき規模の、アメリカの独善に基づいている。

 

アメリカ支配階級に固有の、この犯罪的精神構造には、ある種自然の「懲らしめ」が加えられるはずだ。同胞の人類への組織的悪業に対する懲らしめは軽いものでは済むまい。

 

Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。

 

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

 

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/04/01/sick-and-sadistic-world-fights-covid-19-amid-us-sanctions/

 

マスコミに載らない海外記事

Finian Cunningham 2020年4月1日 

『病める残虐さ。アメリカ制裁の中、Covid-19と戦う世界』記事より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-9b491a.html

 

冒頭のアメリカ政治の「現状」を鑑みて、この傲慢極まりない外交姿勢は、どの政党や候補でも「変わらない」と思うし、『世界の支配者』を気取る、この幼稚な“中二病国家”を相手にするのは、彼ら以外の国々が、ウイルス問題を機に団結しなければならぬが、現実は厳しい・・・。

 

 

<参考資料>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『和訳:U.S. is the creator of human right disasters①』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12587689804.html

 

・同 『【追記あり】知れば震えるほど深刻な、アメリカの貧困』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12585041542.html

 

・同 『ガバードの転向と世界の暗雲』記事 

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12584249089.html

 

・マスコミに載らない海外記事 『アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/93---1776239222.html

 

・同 『病める残虐さ。アメリカ制裁の中、Covid-19と戦う世界』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-9b491a.html

 

 

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